カテゴリー「お知らせ」の記事

受賞 清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞いたしました

清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞、東京大学 BiblioPlazaにて著者・清水亮氏による著作物紹介のページが公開されました。(2022/7/22)

「予科練」戦友会の社会学(日本語)


Yokaren Senyukai no Syakaigaku(英語)

 

97847885176151 清水 亮 著
『「予科練」戦友会の社会学  戦争の記憶のかたち』

2022/03/31
ISBN 9784788517615
A5判256頁・3520円

受賞 山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』

山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』2022年度観光学術学会学会賞(教育・啓蒙著作賞)を受賞いたしました。

観光学術学会


9784788517066 観光のレッスン
ツーリズム・リテラシー入門

著者 山口 誠 著
須永 和博 著
鈴木 涼太郎 著

出版年月日 2021/02/18
ISBN 9784788517066
4-6判・194ページ
定価 1,540円



平川祐弘 編『森鷗外事典』の紹介が読売新聞 2019年1月21日付

平川祐弘 編『森鷗外事典』の紹介が読売新聞 2019年1月21日付に掲載されました。
掲載紙ご担当者様に深くお礼申し上げます。ありがとうございました

 

 

「森鴎外事典」刊行 項目300超

文豪の森鴎外に関する情報を網羅した平川祐弘編『森鴎外事典』=写真=が、新曜社から刊行された。300を超す項目を設け、日本が近代化に突き進む中で、文学者、軍人、医師と多面的に活躍した鴎外の全体像を伝える本格的な事典だ。
「舞姫」「青年」など作品に関する項目のほか、「衛生学」「下水道」「戦争観」など、様々なものがあって眺めるだけでも興味深い。鴎外が、その原因をめぐって論争に巻き込まれる「脚気」に関しては、当時の医学状況を背景にした詳細な説明を加えてある。
鴎外に関する基礎参考文献の一覧や家系図、年譜など資料類も充実している。

 

 

森鴎外事典

平川祐弘 編『森鴎外事典』
出版年月日 2020/01/10
ISBN 9784788516588
A5判・770頁  定価 本体12,000円+税

 

 

 

 

掘り出し選書終了

掘り出し選書のお知らせです。

掘り出し選書はこの10月(2019年)で終了いたします。


「掘り出し選書」は、東京都書店商業組合青年部が主催しております、書店店頭活性化策のひとつです。 「掘り出し選書」は、30年以上も前に、同青年部の中野・杉並支部の書店さんで始まりました。

当時はTS選書と呼ばれていたこの取り組みは、通常「町の書店」には並ばない類の人文書・専門書を、書店さんの90センチ棚一段(30冊から40冊)を使って陳列、いわばアクセントとすることによって店頭を活性化す るという試みでした。

棚は3ヶ月間、1出版社が占有し、次の3ヶ月は、また別の出版社の本が並ぶことで、お客さんを飽きさせないように工夫しています。今期こキビシイ販売環境のなか16書店・8出版社が参加、2018-2019年の2年でひとまわりいたします。各出版社は話題の本、自社の顔といえるロングセラーを出品しています。

長年のこの「プロジェクト」も歴史的役割を終了したということでしょう。


終了まであと1週間足らずとなりました。
下記リストに最寄りの書店がございましたら、ぜひいちどのぞいてみていただきく存じます。

書店と置いてある出版社

黒田書店  日野市豊田4-36-13 042-581-0239 亜紀書房
秀文堂   杉並区方南町2-13-7 3313-0263 新曜社
サンブックス浜田山   杉並区浜田山3-30-5 3329-6156 羽鳥書店 青土社


江戸川書房   江戸川区松江3-14-7 3651-0271 七つ森書館
椿書房   江戸川区春江町2-40-1 3676-8131 ミシマ社
木村屋書店   江東区東陽3-15-5 3644-4370 トランスビュー
吉田書籍部   江東区大島6-30-15 3681-9015 春秋社


小川書店   港区南麻布2-13-15 3451-2223 亜紀書房
ワタナベ書店   千代田区丸の内1-2-1 3214-1803 新曜社
ひまわり書店   世田谷区桜丘2-19-12 3427-8024 羽鳥書店
千歳書店   世田谷区船橋1-9-45 3425-1177 青土社


大和書店   葛飾区東金町1-42-11 3600-7778 七つ森書館
王様書房   目黒区祐天寺2-12-19 3711-4447 ミシマ社
明昭館書店   品川区戸越2-1-4 3782-3472 トランスビュー
栄文堂書店    大田区南蒲田3-13-11 3742-0970 春秋社

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』できました

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』

の見本ができました。販売会社さん(取次)には25日以後の搬入となります。書店店頭にはゴールデンウィーク明けになりそうです。

22日までにいただいた客注、書店様注文はすべて出荷いたしますが、23日以降のものにつきましては在庫切れ、5月中旬の重版分よりの出荷となります。お待たせいたしますこと、申しわけございません。こころよりお詫び申し上げます。

万葉集「愛国」利用の歴史 「庶民の歌」に異議 昭和は軍国歌謡に 左翼も礼賛

万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――
・・・・・・
品田さんがこの学説を提起したのは、『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』(新曜社、2001年)。絶版となっていたが、新装版が4月末にも、緊急復刊される。・・・・・・

>>>>>朝日新聞デジタル(有料記事)




品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2

4788507463

金菱清編『呼び覚まされる霊性の震災学』(新曜社)@NHKEテレ夜 3/7日夜11:30ろんぶ~ん

NHKEテレ夜 3/7日夜11:30「ろんぶ~ん」。テーマは「幽霊」。被災地のタクシーと幽霊の不思議な関係を調査した工藤優花さんの論文を、指導教授、金菱先生が解説しました。

『呼び覚まされる霊性の震災学』(新曜社)で論文を読めます。

見逃したかた再放送が 3月9日(土)午前1時(金曜深夜) にございます。

この番組前半の「心霊写真のでき方」論文も一見の価値大いにあります。高校生の科学研究の世界大会 #IntelISEF2018に日本代表として出場し入賞した、熊本県立宇土高校のメンバーの実像‐副像研究。先輩の疑問を後輩が引き継ぎ、公式化したそう。脱帽の研究です。


9784788514577

金菱清〔ゼミナール)編
東北学院大学震災の記録プロジェクト

呼び覚まされる霊性の震災学
――3.11 生と死のはざまで

四六判並製200頁
定価:本体2200円+税
発売日 16.1.20
ISBN 978-4-7885-1457-7

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』 朝日新聞「好書好日」平成の30冊 第9位に

◆朝日新聞「好書好日」平成の30冊 第9位に◆

小熊英二著
『〈民主〉と〈愛国〉――戦後日本のナショナリズムと公共性 』
が、朝日新聞「好書好日」が選ぶ 平成の30冊、第9位に選ばれました。

「戦後日本の代表的知識人を取り上げ、ナショナリズムと公共性の複雑なねじれを論じている。文学的なのも特徴的で、江藤淳論は特に優れている」(間宮陽介氏)

朝日新聞「平成の30冊」を発表 
⑥4-10位を紹介 「震災後」をいかに生きるか



好書好日 平成の30冊 ページへ

4788508192

小熊英二 著
〈民主〉と〈愛国〉
――戦後日本のナショナリズムと公共性

A5判968頁
定価:本体6300円+税
発売日 02.10.31
ISBN 4-7885-0819-2






本書の紹介
 次つぎと話題作を発表してきた小熊英二氏の〈日本人〉論第3弾の詳細をお知らせいたします。
 今回は、太平洋戦争に敗れた日本人が、戦後いかに振舞い思想したかを、占領期から70年代の「ベ平連」までたどったものです。戦争体験・戦死者の記憶の生ま生ましい時代から、日本人が「民主主義」「平和」「民族」「国家」などの概念をめぐってどのように思想し行動してきたか、そのねじれと変動の過程があざやかに描かれます。
 登場するのは、丸山真男、大塚久雄から吉本隆明、竹内好、三島由紀夫、大江健三郎、江藤淳、さらに鶴見俊輔、小田実まで膨大な数にのぼります。現在、憲法改正、自衛隊の海外派兵、歴史教科書などの議論がさかんですが、まず本書を読んでからにしていただきたいものです。読後、ダワー『敗北を抱きしめて』をしのぐ感銘を覚えられること間違いありません。

◆『〈民主〉と〈愛国〉』、第57回毎日出版文化賞受賞!◆

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』が、本年度日本社会学会奨励賞に続き、第57回毎日出版文化賞を受賞いたしました。「・・・・・・「高級な」言説が多々登場するが、著者のねらいはこれらの思想のなかににじみ出てくる「情」を明るみに出すことである。・・・・・・理論的な語りのなかに表出される「情のうごめき」の歴史こそ、知識人をふくむ日本人の「こころの歴史」になる。著者は吸引力のある論客を扱いながら、のみこまれないで、冷静な距離をとることができた。主題の選択といい、叙述方法の工夫といい、まことに斬新である。近年の名著といえよう」
(選考委員のことば:今村仁司氏)

◆『〈民主〉と〈愛国〉』、第3回大佛次郎論壇賞受賞!◆

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』が、本年度日本社会学会奨励賞、第57回毎日出版文化賞に続き、第3回大佛次郎論壇賞受賞を受賞いたしました。

今年度受賞作は小社『〈民主〉と〈愛国〉』の他に、篠田英朗著『平和構築と法の支配』(創文社) が受賞しました

大佛次郎論壇賞(朝日新聞社主催)とは? =
「小説、ノンフィクションなど幅広い分野で多くの作品を残した作家大佛次郎氏(1897-1973)の業績をたたえ、朝日新聞社は73年に大佛次郎賞を設け、優れた散文作品を顕彰、これに加え、わが国の論壇の活性化に寄与し、また21世紀のわが国の針路を指し示す一助になることを目指し、01年1月、新設される」。

ちなみに本年度(2003年)第30回大佛次郎賞は山本義隆著『磁力と重力の発見』(みすず書房)に決まりました

お知らせ 社会運動史研究2 原稿募集

続刊予告 社会運動史研究 2 

2019年12月刊行予定
特集: 1968-69
小特集:運動史とは何か II
論文・インタビュー・書評ほか

投稿募集
 
『社会運動史研究 2』の原稿を募集します。 
原稿の種類は,論考・手記・調査報告・インタビュー記録・史資料紹介・書評などです。 
掲載の可否は編者が判断します。 
 
最初に投稿の申込みが必要です。以下のメールアドレス宛に,件名を「社会運動史研究・投稿の件」とし, 本文にお名前とメールアドレスを明記の上,ご連絡ください。折り返し詳細を案内します。 
 
socialmovementhistory2018@gmail.com 
 

投稿申込み締切 2019年4月末日

9784788516090

大野光明・小杉亮子・松井隆志 編

運動史とは何か
――社会運動史研究1

A5判並製144頁
定価:本体1500円+税
発売日 2019年2月15日
ISBN 978-4-7885-1609-0

重版中 2月12日出来 友田明美・藤澤玲子 著 『虐待が脳を変える』

 2019年1月19日放送「世界一受けたい授業」に、友田明美先生が出演、本書も画面で紹介されました。本書は脳と虐待の関連が専門家以外のひとにもわかるように藤澤玲子さんとともに書かれた本です。
 
 こちらの放送にあわせて、6刷がちょうどできあがったところでしたが、すぐに在庫がなくなりました(テレビ、おそるべし)。再度重版をかけましたが、時間がちょっとかかるようで、2月12日出来予定です。しばらく切らすことになりますがお許しください。



9784788515451

友田明美・藤澤玲子 著

虐待が脳を変える
――脳科学者からのメッセージ

四六判並製208頁
定価:本体1800円+税
発売日 18年1月15日

ISBN 978-4-7885-1545-1

 

「美しい顔」に寄せて――罪深いということについて 東北学院大学 金菱 清

「美しい顔」に寄せて――罪深いということについて

                      
                                                         2018年7月17日   東北学院大学 金菱 清

「エッセーやルポルタージュと比べて何が小説を特別にしているんだろう?」と自問しながら、NHKのインタビューのなかで、カズオ・イシグロが、小説とは何かについて自らの問いに答えている(『カズオ・イシグロ文学白熱教室』)。



「私はあることを発見した。物語の舞台は動かせるのだと。舞台設定は物語の中で重要な部分じゃない。これに気付いた後、舞台設定を探すのが難題になった。あまりに自由になってしまったからだ。・・・物語を色々な舞台へ、世界中の様々な場所、様々な時代へ移せると分かってしまったからだ。」(イシグロ)


「小説の価値というのは表面にあるとは限らない。歴史書を時代を変えていいとしたら、おかしなことになる。歴史家がそんなことをしたら許されないだろう。でも、小説では可能だ。つまりこれは、物語の意図するものは、表面の細かい部分には結びついていないということを意味する。小説の価値はもっと深いところにある。想像したアイデアの奥深いところにある。だからアイデアをいろいろな舞台に設定して考えてみる。どの時代に設定したらストーリーが最も活きるのか。・・・小説の中は自分たちのことと似ている。歴史上の出来事とは違っていても、倫理上の繋がりは同じだ。」(イシグロ)


 本来的にいえば、フィクションであれ、ノンフィクションであれ、倫理的な繋がりが同じ地平にあることは論を
たない。しかし、『群像』6月号「美しい顔」はこの倫理上の繋がりをやはり裁ち切っていると問わざるをえない。作者の北条裕子氏からいただいた私(金菱)への手紙*1によれば、震災そのものがテーマではなく、私的で疑似的な喪失体験*2にあり、主眼はあくまで、(彼女自身の)「自己の内面を理解することにあった」とある(私信のため詳細は省く)。つまり、小説の舞台がたまたま震災であっただけであり、その意味においては、安易な流用の仕方も小説特有の「自由な」舞台設定と重なる。そして主人公の口を衝いて出る言葉を通して「雄弁」に震災を物語ろうとする。受賞の言葉にも、私信にも、執筆動機として震災の非当事者としての私的な自己理解の欲求が述べられ、おそらく次の小説の舞台装置があるとすれば、震災ではないだろうことは容易に想像がつく。つまりその程度の位置づけでしかない。


 「美しい顔」に参照された文献は、そのほとんどが、発災1年以内に公刊されたものだ。しかし、震災における現実の舞台はとうに次の課題に直面しているのである(『3.11慟哭の記録』は6年前の2012年発刊)。沈黙の中にある表現しえないものとは何かである。震災の「未だ」そのなかにいる私たち(被災者もそれを語る人々も)にとっては、場所と時間を自由に移動できるようなものではない、そのような世界と日々向き合わざるをえない。これは逃れえない主題である。簡単に離脱できるものではないのである。もしそれが可能ならば、小説においても示していただけたらと願うばかりである。


 

講談社の「その類似は作品の根幹にかかわるものではなく」というコメント*3は、言い方を変えれば、類似程度は文学的価値に比べれば、些末な問題であるとも聞こえてくる。根幹ではない私たちの軽い震災記録とは一体何かを考えざるをえない。今回多くを発言している人もまた、問題が収束すれば、震災とは切り離された処で無関心を装ったまま日常に安住することになるだろう。

 

7年余りという年月はどういうものであったのだろう。震災(被災地)の外では、震災をかようにようやく語り始めたようだが、震災の真っただ中にいる当事者は、ますます語らなくなっている現実がある。この逆転現象をどのようにみるのか。本作品では7年前のとある出来事のように雄弁に語られるが、7年経って今の被災者はその多くが口を閉ざして固く沈黙してしまっている。7年経ち、逆に7年前の記憶で止まったままの多くの読者にとって、本作品が「疑似的」に新鮮にうつるのだろう。だが事実は小説よりも奇なりの側面を抱えていることを私たちは常に現場で教えてもらう。それは次の記事に詳しい。


「あの日逝った大切なペット、ひとへ「今どこにいますか?」 揺れる思いを綴る」

https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/3-11-tegami?utm_term=.bvGvjQA9Dq#.hlj8VjQP3w

金菱清編『悲愛 あの日のあなたへ手紙をつづる』*4インタビュー、石戸諭、Buzzfeed2017.3.11

つまり、当事者にインタビューをすれば震災を理解できるというものでは、すでになくなってきている。当事者もどう震災を理解してよいのか考えあぐねている場面に多々巡り会う。小説家だけが言葉を書く特権性を持ちうるのだろうか。否、市井の人々こそ言葉を書き綴ることの文学性を持ち合わせていると痛感する時がある。私は当事者が自らの意思で書き綴る手紙と、そこから読み取れる深い沈黙の意味を、ライティング・ヒストリーと呼んでいる*5。

 

さらにいえば、たとえ震災を直接的に語らなくても、そこから震災について十二分に示唆に富んだものを与えてくれる小説は少なくない。つまり、あえて小説の中で震災を仔細に描写しなくても震災を語りうると私は考えている。したがって、被災地に入るかどうかももはや関係ない。

 

ただ現実的には、7年経った今でも行方不明の方がいて、たとえ1%でも生きていることを日々願って帰りを待っている家族がいる。そしていまだ手を合わせることもできない人がいる。語れない人がいる。現場では当事者性すらが奪われているのである。その生々しさを抱えたまま、薄皮一枚でかろうじて繋がり未だ傷の癒えない人々にとって、否応なく小説の舞台設定のためにだけ震災が使われた本作品は、倫理上の繋がり(当事者/非当事者の溝)を縮めるどころか、逆に震災への『倫理的想像力』を大きく蹂躙したのだと私は述べておきたい。その意味において罪深いのである。


 

*1 『3.11慟哭の記録71人が体感した大津波・原発・巨大地震』新曜社

https://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1270-2.htm

の参考文献不掲載と類似表現の問題に関して、2018年7月7日、『群像』の発行元である講談社を介して受け取った。


*2 疑似的な喪失とは、もっとも大切なものを喪う想像上の体験。金菱清「最後に握りしめた一枚を破るとき
疑似喪失体験プログラムとアクティブ・エスノグラフィ」『3.11霊性に抱かれて魂といのちの生かされ方』2018 新曜社 https://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1572-7.htm



*
3 「群像新人文学賞「美しい顔」関連報道について及び当該作品全文無料公開のお知らせ」(2018年7月3日、講談社HP
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2018/180703_gunzo.pdf



*4 金菱清編『悲愛
あの日のあなたへ手紙をつづる』2017 新曜社

https://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1515-4.htm

*5 金菱「ライティング・ヒストリーの展開」『フォーラム現代社会学』172018: 137-147.




>>>>東北学院大学 金菱 清 「美しい顔」(群像6月号)についてのコメント(2018.7.6)
   へ



9784788512702

金菱清 編
東北学院大学 震災の記録プロジェクト 
3.11 慟哭の記録
――71人が体感した大津波・原発・巨大地震
四六版560頁・定価2940円
発売日 12.2.20
ISBN 978-4-7885-1270-2



 

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