カテゴリー「新刊案内」の記事

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第220号■

2022年4月20日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第220号■

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◇トピックス
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●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

〇フェアのお知らせ
「心理学書販売研究会 おすすめの心理学書フェア」
丸善丸の内本店3階心理学コーナーにて開催中です。
会員社12社の売行き良好書を展示中です。
2022年4月13日-
http://shinpanken.blogspot.com/


〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳『廃墟からの歌声』
中国新聞 2022年2月21日付にて紹介されました。評者は桑島美帆氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-ca8066.html


BOOK交差点 山梨日日新聞 2022年3月6日付(共同通信配信)にて
『JJとその時代』鈴木涼美著(光文社新書・1232円)の紹介記事中、
『暴走族のエスノグラフィー』佐藤郁哉著が言及されていました。
評者は川村敦記者。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-3d68f2.html


元村有希子氏「窓をあけて」2022年3月13日付にて新刊『逢える日まで』
著者・金菱清先生のこれまでの仕事(金菱清ゼミ・東北学院大学震災の記録プロジェクト)について紹介されています。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-8d5a65.html


ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳『廃墟からの歌声』
朝日新聞 2022年3月19日付にて紹介されました。評者は保阪正康氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-daa212.html


山 愛美著『村上春樹、方法としての小説』の書評が
「臨床心理身体運動学研究」vol24 no.1 2022に掲載されました。
評者は廣瀬幸市氏(鹿児島大学大学院)。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-8669f2.html


山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン ツーリズム・リテラシー入門』書評が

『観光ホスピタリティ教育』第15号(日本観光ホスピタリティ教育学会、2022年1月発行)に掲載されました。
評者は鮫島卓氏(駒沢女子大学准教授)です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-930f9d.html

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
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5月上旬発売予定
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価値を生む心理学
──人と製品・サービスを結ぶ科学
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小俣貴宣 編著/原田悦子 編集協力
四六判並製240頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1772-1 C1011
分野=心理学/キャリア形成

グローバル化、多様化する時代、モノづくりとサービスに心理学は欠かせない方法論とスキルを提供する。

しかしそのことは、企業・大学・学生に十分認識されていない。                                             

心理学を活用した実践事例を紹介しつつ、心理学人材を活かすための具体的方策を提言。

*心理学は役に立たない? いや、役に立てられていないのだ!


編著
小俣貴宣(ソニーグループ株式会社シニアコグニティブサイエンティスト)

編集協力
原田悦子(筑波大学教授)

 

5月上旬発売予定
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集団浅慮
──政策決定と大失敗の心理学的研究
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アーヴィング・L・ジャニス 著/細江達郎 訳
四六判上製600頁・本体4300円+税
ISBN 978-4-7885-1770-7  C1011
分野=社会心理学

なぜ、聡明な人々が議論を重ねたのに重大な失敗となってしまったのか。

歴史的に重要なアメリカの政策決定の事例を取り上げて、集団にはたらく心理学的過程を明らかにし、

どうしたら避けることができるかに答えた、社会心理学の重要文献の待望の完訳。

*組織のリーダーが学ぶべき、大失敗を避けるための条件とは


著者
アーヴィング・L・ジャニス(カリフォルニア大学名誉教授、1990年没)

訳者
細江達郎(岩手大学名誉教授)

 

5月上旬発売予定
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ジェンダーの発達科学
──発達科学ハンドブック11巻
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日本発達心理学会 編/高橋惠子・大野祥子・渡邊寛 責任編集
A5判上製316頁・本体3700円+税
ISBN 978-4-7885-1773-8 C1011
分野=発達心理学・ジェンダー・フェミニズム

人は生物学的に男女に二分できないことが科学的に明らかになってきている。

性別とは何か。なぜ性別で差別や不利益が生じるのか。解決のための理論・方法とは。

生涯にわたる発達を解明する「発達科学」の視点からジェンダーをめぐる多様な課題に迫る。

 

*心理学から教育学、社会学、経済学、政治学まで、第一線の研究者が学際的・分野融合的にアプローチ。           
*ジェンダー研究、教育実践、心理的支援、社会政策に携わる人に。


編者
高橋惠子(聖心女子大学名誉教授) 
大野祥子(白百合女子大学等非常勤講師) 
渡邊寛(昭和女子大学助教)


「発達科学ハンドブック」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13264.html

 

5月下旬発売予定
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マスキュリニティーズ
──男性性の社会科学
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レイウィン・コンネル 著/伊藤公雄 訳
A5判上製460頁・本体7800円+税
ISBN 978-4-7885-1771-4 C3030
分野=社会学・ジェンダー

男性性は、時代や文化によって多様なだけでなく、ひとりの人間の内ですら矛盾した様相を見せる複雑な概念である。           

男らしさの複数性や相互の権力関係、男性性と社会構造との密接な関連性など、男性学の基本的視座を確立した古典的文献、待望の完訳。

*男性学の大家、レイウィン・コンネルの代表作。
*男性性を理論的・実証的に分析し、それが変容可能な概念であることを示す。
男性性とジェンダー関係、さらにはそれが埋め込まれている社会構造の変革可能性を、私たちに気づかせてくれる一冊。


著者
レイウィン・コンネル(オーストラリアの社会学者、シドニー大学名誉教授)

訳者
伊藤公雄(京都産業大学現代社会学研究科教授、ダイバーシティ推進室長)

 


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編集後記

近くの調布市立図書館には地元のスーパースター、水木しげる先生の著作を展示しているスペースがある。

ぬりかべが案内板になっているこの場所がけっこう好きなのだが、先日、設置されている展示ケースのなかに、              

つげ義春氏の雑誌記事と芸術院会員選出の新聞記事、そして有名なメメクラゲ(××クラゲ)の原稿コピーが置かれていた。

 

「つげは怠け者ですよ。いっこうに仕事をしない。それなのに、同じ作品が何度も何度も使われてお金が入ってくる。

自分は、あくせく新しい作品を描かなければやっていけないのに。けしからんですよ」(1)と言っていた水木さんが、

またけしからんと出てきそうな展示だ。

「望星」2022年3月号は旅特集だった。所収の川本三郎さんのエッセイ「つげ義春の秘湯、湯治場、隠里」は、

短いながらつげ義春にある「奥の思想」、放浪、世捨人願望を語るすぐれたつげ義春論だ。                       

温泉はひとときの世捨て人になるための儀式。現実には世を捨てたり、放浪の身になることは難しい。                  

そこで温泉であり、秘湯めぐりなのである。

 

つげ義春では「山井も井月を馬鹿者だ」とする『無能の人・日の戯れ』が好きで、水木さんのは『昭和史』がいちばん好きな作品だ。    

つげ義春はどこまでも現実のなかにユートピアをもとめて、水木先生は妖怪を描きながらどこまでも現実を描いた。

つげ作品の展示場所が図書館にできる日が来て、いつでも二人の作品が手にとれる場所となるのを心待ちにしている。            

さすがにつげさんは「名誉市民」は断ると思うけれど。  (N)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第218号■

2022年2月14日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第218号■

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◇トピックス
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〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

東京大学文化資源学研究室編『文化資源学』の書評が2022年1月28日付
「週刊読書人」に掲載されました。評者は宮崎刀史紀氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-2ce786.html


中山 元 著『わたしたちはなぜ笑うのか』の書評が2022年2月5日付
「図書新聞」に掲載されました。評者は木村覚氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-df96a7.html



○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/


赤地葉子さんの連載『赤地葉子のつれづれロック』更新です。
ぜひお読みください。

第7回 弾圧に刃向かう
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5492

第8回 アンチ・フェミニストとその他一般人
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5493

第9回 男子の涙とホットピンク
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5494



◇近刊情報
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3月上旬発売予定
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社会の解読力〈歴史編〉(仮)
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赤川学・祐成保志 編
A5判並製248頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1757-8 C3036
分野=社会学

今ここに存在しない「歴史」を現前にたぐり寄せ、その多面性を描き出す想像力こそが、実証と向かいあう歴史社会学を前にすすめる動力である──この方法論を共有する著者たちが多様な歴史テーマに挑んだ、オリジナルな研究のフォーラム。

*過去の史資料を集めるだけでは、歴史の社会学として許されない。それらをもとに、「歴史」をひとつの物語として立ち上がらせることが、社会学として意識されねばならない。


編者
赤川学(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
祐成保志(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)



3月上旬発売予定
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社会の解読力〈文化編〉(仮)
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出口剛司・武田俊輔 編
A5判並製256頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1758-5 C3036
分野=社会学

文化的事象を細部にわたり分析しながら、それがいかなる社会的背景・文脈のもとにどのような実践として生成しているのかを

描き出す文化社会学。そのコンセプトのもと、多様なテーマに取り組んだ著者たちの成果を一冊に凝縮。

*狭義の文化に限らず、身体技法や学問分野にいたるまで、広義の「文化」を通して、その当時の社会的文脈を逆照射する。


編者
出口剛司(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
武田俊輔(法政大学社会学部教授)




3月下旬発売予定
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「予科練」戦友会の社会学
──戦争の記憶のかたち
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清水亮 著
A5判上製256頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1761-5 C1030
分野=社会学

特攻など悲壮なイメージただよう少年航空兵「予科練」。戦後、学歴やレッテルに悩みつつ中年となった彼らは、ユニークな慰霊碑・記念館をつくりだす。その陰には、孤立していたはずの戦友会をとりまく婦人会・政財界・自衛隊のネットワークがあった。

*戦争体験者集団を、エリート、メディア、地域、集合的記憶、アソシエーションの切り口から捉え直す戦争社会学のチャレンジ。



著者
清水亮(日本学術振興会特別研究員)



3月下旬発売予定
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「名誉白人」の百年
──
南アフリカのアジア系住民をめぐるエスノ-人種ポリティクス

人種概念としての「名誉白人」(仮題として紹介)

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山本めゆ 著
四六判並製240頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1765-3 C3036
分野=社会学・エスニシティ

アパルトヘイト期の南アフリカで、企業駐在員を中心とする日本人は通称「名誉白人」と呼ばれていた。

彼らはいかに人種隔離を経験し、対処したのか。

人種的カテゴリーが生成される言説的実践と社会関係の配置を、インタビューと文献調査から捉える。

*「名誉白人」の創出とアフリカ人との「出会いそこね」


著者
山本めゆ(日本大学文理学部助手)



3月下旬発売予定
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デザインマネジメント論のビジョン
──デザインマネジメント論をより深く学びたい人のために
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佐藤典司・八重樫文 監修・著
四六判並製264頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1766-0 C1034
分野=デザイン・経営

ものごとに新たな意味を与え、組織や社会を新たな方向に導くためのプロセスとして、

新入社員から経営者まで必須の知識となったデザインマネジメント。その多様な考え方と手法、

最新理論を簡明に説明し、今後の新たな方向を示した活用のための必携書。


*デザイナーもデザインの門外漢も知っておくべき基本


監修・著者
佐藤典司(立命館大学教授)
八重樫文(立命館大学教授)

著者
後藤 智(立命館大学准教授)
安藤 拓生(立命館大学経営学部専任講師)




弊社関連書
八重樫文・安藤拓生 著
『デザインマネジメント論 ビジネスにおけるデザインの意義と役割』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b481435.html

 




3月下旬発売予定
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物語生成のポストナラトロジー
──人工知能の時代のナラトロジーに向けて 2
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小方孝 編
A5判並製336頁・予価3800円+税
ISBN 978-4-7885-1767-7 C1030
分野=認知科学・情報科学

大きな物語生成が欠落した時代、それでも意志的な物語の生成が行われなければならない。

認知科学と人工知能による文学と物語への構成的方法を示し、

ナラトロジー自体を次の段階に移行させる新しいナラトロジーの生成をめざす反/非・研究的な言説の集成。

*『ポストナラトロジーの諸相』続編


著者
小方孝(岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教授)


弊社関連書
小方孝 編
『ポストナラトロジーの諸相 人工知能の時代のナラトロジーに向けて 1』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b561391.html





3月下旬発売予定
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論証の教室(入門編)
──インフォーマル・ロジックへの誘い
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倉田剛 著
A5判並製330頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1759-2 C3010
分野=論理学・哲学

論理学は見慣れない記号や式だらけで難しそう、というイメージを一新。いざというときに論理的になることができる能力を、

インフォーマル・ロジック(非形式論理学)を通して身につける、新しい教科書が誕生! 

学生からビジネスマンまで必携の書。

*ありそうでなかったインフォーマル・ロジック(非形式論理学)の教科書
*好評『現代存在論講義』の著者による論理学入門書
*続刊『論証の教室(基礎編)』も予定。


著者
倉田剛(九州大学人文科学研究院教授)

弊社関連書
倉田剛 著
『現代存在論講義 I ファンダメンタルズ』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455486.html

『現代存在論講義 II 物質的対象・種・虚構』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455462.html



3月下旬発売予定
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ワードマップ アイデンティティ
──時間と関係を生きる
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白井利明・杉村和美 著
四六判並製310頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1764-6 C1011
分野=心理学

私は何者なのか? 生涯この問いに挑んだエリクソンの理論からその後の実証的な研究、

アイデンティティ発達のメカニズムに切り込んだダイナミックシステム・アプローチ、自己連続性の問題まで、

アイデンティティ研究の新展開を一望する見取り図。

*アイデンティティ研究の最前線への誘い!
*古くて新しい「アイデンティティ」概念への手引き

著者
白井利明(大阪教育大学教育学部 教授) 杉村和美(広島大学大学院人間社会科学研究科教授)

ワードマップシリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/?search_series=13241



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編集後記

この欄、本の紹介をすることが多くなったのだが昨年末、自分の心胆寒からしめる事件が起きた。

「書評家が本紹介TikTokerけんごをくさし、けんごが活動休止を決めた件は出版業界にとって大損害」
https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20211211-00272115


 この件、ほかのジャンルで考えてみましょう。例えば映画。
「映画「エール!」、アマプラで観ました。すごいよかったです。」
「お前に批評書けるのか!」
「......」

コワいですねー、おそろしいですね(1)。自分の好きなものを伝えて怖い思いをするなんてイヤになります。

SNSの無茶苦茶な一面です。さいわいけんごさんは本を紹介し続けているようです。すばらしいです。

批評とはそんなに特別なものなのだろうか。ただ耳にすること、目にすること、
手にすること。そして伝えること、伝わること。そこにも批評はあるのではないだろうか。


小松原織香著『当事者は嘘をつく』(筑摩書房)

 出版前から気になっていた一冊、とにかくスゴイ書名だ。

本書は著者が性被害の当事者として修復的司法を専門にするにいたった話から、水俣のはなしへと続く。

当事者が研究するときに直面する「私は嘘をついているのではないか」という迷い、疑念。

しかしこの疑念に研究倫理があるのかもしれない。
「信じてほしい、聞いてほしい」という当事者としての声と研究者の疑念それはまたとても厳しい、苦しい往還の道だ。

 
 当事者学、当事者問題は非当事者を沈黙させる。この沈黙とはなんなのか。
ここであえて「非当事者」としたが、「非当事者」などありうるのか。読み進めるうちにそんな考えが浮かぶ。

著者が「非当事者」として水俣の地を踏む第七章「私は当事者ではない」、

第八章「再び研究者と当事者の間で」と続く章の構成がじつに絶妙である。

「当事者の傲慢さ」にふれる部分など、ヒ─っとなる。なかなか書かれないし、読めないところだ。

 著者はじめてのエッセイ、研究倫理の活きたテキストとしておすすめしたい一冊だ。(中山)

註(1) かつて日曜映画劇場ではどんな映画でもいいところ、見どころを伝え、

お茶の間映画ファンをとにかく広げた偉人、淀川長治さん風に再現してください。

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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第217号■

2022年1月24日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第217号■

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◇トピックス
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〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

 

毎日新聞連載「あした元気になあれ:コロナとユーチューバー=小国綾子」に
て、重野純著『本心は顔より声に出る』をお取りあげいただきました。

 

心理学者の重野純さんは著書「本心は顔より声に出る」でこんな実験を紹介し
ている。顔は笑っているが声では嫌がっているような場合、米国人は相手の顔
を見て「喜んでいる」と認知するが、日本人は声を聞いて「嫌がっている」と
認知する割合が米国人よりも高かった」
https://mainichi.jp/articles/20211228/dde/012/070/012000c

 

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

赤地葉子さんの連載『赤地葉子のつれづれロック』更新です。
ぜひお読みください。

 

第5回 自分を守るために逃げる
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5471

 

第6回 受けた傷を完全に変形させる
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5472

 

 

◇近刊情報
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2月上旬発売予定
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独身者の思想史 増補版
──ロック・ヒューム・ベンサム
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土屋恵一郎 著
四六判上製264頁・本体3000円+税
ISBN 978-4-7885-1753-0 C1010
分野=思想史・現代思想
ロック、ヒューム、ベンサムは「近代」を準備したが、彼らの社会契約論、功
利主義などの社会理論の背後にはホモ・ソーシャルの感情がうごめいていた。
これら独身者の系譜のなかでベンサムの同性愛擁護論などを掘り起こし、思想
史に新しい風景を拓く。

 

*西欧近代の偉大な社会思想家たちを「独身者」という文脈で捉えなおし、思想
史という学問の面白さを知らしめた「問題作」の大幅増補版
──「おひとりさま」の思想史。

 

著者
土屋恵一郎(明治大学名誉教授)

 

 

 

2月下旬発売予定
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思考力を育む「知識操作」の心理学 ──活用力・問題解決力を高める「知識変形」の方法
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工藤与志文・進藤聡彦・麻柄啓一 著
四六判並製224頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1754-7 C1011
分野=教育心理学・認知心理学

 

チューリップには種ができるか──理科の授業で習ったはずなのに正答できる子
は5割に満たない。なぜ学んだ知識が使えないのか? 教育心理学の視点からそ
の原因を探り、知識を活用するための「知識操作=知識の変形」の方法を具体例
に即して提案する。
*エピソードや授業記録、教材例など豊富な事例          
*心理学の専門家から学生、現職の教師、教育に関心をもつ一般読者まで

 

 

著者
工藤与志文(東北大学大学院教育学研究科教授)
進藤聡彦(放送大学教養学部教授)
麻柄啓一(前早稲田大学教育学部教授)

 

 

 

 

2月下旬発売予定
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ポストコロナの社会学へ ──コロナ危機・地球環境・グローバル化・新生活様式
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庄司興吉 編著
A5判並製216頁・予価2500円+税
ISBN 978-4-7885-1755-4 C3036
分野=社会学
コロナ禍が引き起こした危機は、私たちが強く身体に拘束されており、地球[環境]
の影響を受けていることを改めて如実に示した。地球環境問題を生産パラダイム
から総体的にとらえ直し、身体、地球、歴史、社会を接続して考える今日の社会
学のための挑戦。

 

*人類が生き残る展望とそれに見合った生き方のための、手がかり

 

編著
庄司興吉(東京大学名誉教授)

 

 

弊社関連書
庄司 興吉 編著

『主権者と歴史認識の社会学へ 21世紀社会学の視野を深める』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b505616.html

 

『21世紀社会変動の社会学へ 主権者が社会をとらえるために』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b505618.html

 

 

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編集後記
2022年最初の新刊案内です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
J・ソール著『帳簿の世界史』(文春文庫)
M.ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を再読したく本
箱を探すが見つからない。買えばいいのだが引っ越しのたびに買ってる気がする
のでまた買うのもなー、と思いつつ探す。

なぜ『プロ倫』が読みたくなったかと言うと、サンデルの『実力も運のうち』に
現代のエリートとその倫理の話のなかでふれられていたからだ。ノブレスオブリ
ージュなきエリートの「傲慢さ」については、C.ラッシュの『エリートの反逆』
という名著があるのでなにを今更という感じがするのだが、品切にしている発行
元の人間が大きい口をたたくのはよしておきます。
『プロ倫』のなかでウェーバーはベンジャミン・フランクリンをプロテスタント
的資本主義の体現者として評価しているのですが、『帳簿の世界史』に、このフ
ランクリンがアメリカの駐仏大使としてパリにいたときの「豪勢な」生活にふれ
られておりじつに興味深かった。

独立記念日には盛大なパーティーを開き旬の食材を気前よく使い、ワインを100
本以上開けるという生活。「帳簿を見る限り、フランクリンがプロテスタント的
道徳観念を発揮しているとは思えない」。フランクリンが慎み深く楽しみを先延
ばしする気がなかったことはあきらかである、という著者のことばがふるってい
る。ウェーバーの慎みとゾンバルトの奢侈。そんなフランクリン像をみるとます
ます彼が資本主義の精神を体現した人物に思えてならなくなり、その生涯を知り
たくなった。自伝ではなく。
帳簿、会計と世界史の有名人物と事件との「意外な」かかわりを描いた本書、ぜ
ひご一読ください。(中山)
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第216号■

2021年12月27日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第216号■

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◇トピックス
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〇フェア

「心理学書、2021年 この1冊」
毎年恒例の紀伊國屋書店新宿本店さまでの催し、
心理学書販売研究会各社の新刊、ロングセラー書、話題書をあつめてのフェアを開催中です。ぜひ、足をお運びください。


■紀伊國屋書店新宿本店様3階心理学書エンド棚
■2022年1月31日(月)まで
http://shinpanken.blogspot.com/2021/12/2021.html



〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


渡辺恒夫著『明日からネットで始める現象学』の書評が、
「こころと文化」2021年9月に掲載されました。評者は大塚公一郎氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-bab6c5.html




森正人著『文化地理学講義』の書評が、
朝日新聞11月27日付の書評欄に掲載されました。評者は生井英考氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-caa640.html




図書新聞 2021年12月8日付「21年下半期 アンケート」、
奥ゆたか先生に、内藤千珠子著『「アイドルの国」の性暴力』をお取りあげい
ただきました。
「アイドルと慰安婦。とてもセンシティブな話題に思えて身構えたが、
 提起するのは女性たちの分断だ・・・・・・ 」

また野上暁先生に、北本正章著『子ども観と教育の歴史図像学』お取りあげいただきました。
「......多くのカラー図像を口絵に配し、本文でも欧米の子ども絵画を多数解読しながら、子ども観の変遷や新しい子ども学の展望を説く、アリエスの『〈子供〉の誕生』に比肩すべき画期的な大著である」
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-03fb5e.html



ジョルダン・サンド著『東京ヴァナキュラー』(池田真歩訳)の書評が、
長崎新聞、熊本日日新聞、静岡新聞ほか共同通信配信にて 2021年12月12日付に掲載されました。評者は安藤礼二氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-58cfbc.html




○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/


末田清子著『コミュニケーション・スタディーズ――アイデンティティとフェイスから見た景色』(ワードマップシリーズ)の書評
を頂きました。
評者は新崎隆子氏(会議通訳者・NHK放送通訳者)です。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5447





◇近刊情報
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1月上旬発売予定
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ソーシャル・コンストラクショニズムと対人支援の心理学
――理論・研究・実践のために
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能智正博・大橋靖史 編
A5判並製328頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1750-9 C1011
分野=心理学

〈現実〉は人びとのあいだで構築される――
ソーシャル・コンストラクショニズムの考え方は、
対人支援の理論と研究、実践を問い直し、それらを結ぶツールとなりうる。
その有効性を読み解き、対人支援の新たな可能性をひらく試み。

*人が主体的に生きるための支援へ。


編者
能智正博(東京大学大学院教育学研究科教授)
大橋靖史(淑徳大学総合福祉学部教授)




1月中旬発売予定
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廃墟からの歌声
――原爆投下後の傷害調査にたずさわった遺伝学者の回想
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ウィリアム・J・シャル 著/利島保 訳
四六判上製416頁+写真16頁・本体4300円+税
ISBN 978-4-7885-1751-6 C1030
分野=社会科学

アメリカ原爆傷害調査委員会(ABCC)遺伝学部長として戦後来日し、
被曝児童の研究に携わった著者がみた戦後初期の日本と庶民生活。
日本の変貌と時代を超越した特性を鋭い観察眼で捉えた回想録。

著者
ウィリアム・J・シャル(元アメリカ人類遺伝学会会長)

訳者
利島保(広島大学名誉教授)

*関連記事 「中国新聞」記事
原爆調査 シャル氏の回想録 広島大名誉教授 利島さん翻訳

「米研究者の葛藤 伝わる」
「米国が原爆投下後に設立した原爆傷害調査委員会(ABCC、
現放射線影響研究所)の遺伝学者として1949年に広島へ赴任した
ウィリアム・シャル氏(2017年に95歳で死去)の回想録を、
広島大名誉教授(発達神経心理学)の利島保さん(76)=東広島市=が
翻訳した。7月に出版する。調査の様子や、米占領期の広島の姿を克明に
記している・・・・・・」(桑島美帆)

中國新聞広島メディアセンター
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=95670




1月下旬発売予定
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逢える日まで
――3.11遺族・行方不明者家族 10年の思い
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河北新報社編集局・金菱清 著
四六判並製224頁予定・予価1800円+税
ISBN 978-4-7885-1752-3 C1036
分野=震災・災害・ノンフィクション

東日本大震災から10年、地元紙・河北新報報道部が総力を挙げて取り組んだ渾身の連載を書籍化。大切な人はどこに?あの日の行動を知りたい。復興の陰に隠された悲しみと悔恨、あふれ出る追慕と感謝…。遺族、行方不明者家族の思いと10年の歩みとは。

*2021年度新聞協会賞を受賞した河北新報「東日本大震災10年」報道の出版。

*同社編集局と金菱教授(小社「東北学院大学 震災の記録プロジェクト」編者)が実施したアンケートと聞き取りの記録。
遺族・不明者家族158人に対面で聞き取った回答と121人の語りを収録。


*大切な人を失った一人一人の心情を地元記者が受け止め、ひそかな心の声を
伝える。同紙で連載中のシリーズ「あなたに伝えたい」記事から20数編も再録。


著者
河北新報社編集局(宮城を中心に東北6県を発行区域とする新聞)

金菱清(関西学院大学社会学部教授・災害社会学)



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編集後記

岡村昭彦の会「シャッター以前 vol.7」特集 岡村昭彦と自主ゼミの時代
川島書店発売
 
 2021年、この一冊。岡村昭彦といえばベトナム戦争の報道写真家として有名
だが、公害問題や看護、ホスピス、そして患者主体の医療をめざしてバイオエ
シックスの問題に取り組んでいったことはあまり知られていない。本書は岡村
が熱心に取り組んでいた「自主ゼミ」に焦点をあてて、実際の参加者の声をま
じえて岡村昭彦という人間に迫っている。

 自主ゼミに集うのは地域の母親たち、そして看護学校の学生、看護師や鍼灸
師たちであった。ホスピスや終末期医療において自分らしい死を迎えることは
患者自身の権利である、そういう患者に向き合う看護師は一般教養を身につけ
た豊かな人間性を備えた人物であるべきと岡村は考えて、それは21世紀を生
きる子どもたちを育てる母親にとっても必要な資質であると考えていたという
(「母親と看護師の「一般教養」とは」戸田昌子)

 「ゼミは月一回日曜九時から一七時までの八時間、前日には予備ゼミを一八
時から二一時まで行った。テキスト参考書は毎回一〇冊ほど、一年間に一三〇
~一五〇冊を各人購入した」。これは諏訪赤十字病院の岡村ゼミの例である。
私たちは現在どういう場所にいるのか?  世界史レベルで知っておかなければ
ならない「一般教養」を、ゼミの学生たちに手加減なく叩き込み、知るように要求するのだ。

 では豊かな人間性とはどういったものだろうか。「世界どこへ行っても、相手が拒否できない笑顔を自分が持っているかどうかで、生き伸びるかどうか決まるんだよ」。このあと土門拳の笑顔に触れる素敵なエピソードなのだが、私はこの笑顔こそが「豊かな人間性」だと思う。

一般教養と豊かな人間性という、論語と算盤からは見えないものの重要性を教
えてくれた本書。しかし読みながら終始、岡村に怒られている気がしてならなかった。敬して遠ざけ、また手にとる一冊。 (中山)

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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第215号■

2021年11月19日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第215号■

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◇トピックス
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〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


大野 光明・小杉 亮子・松井 隆志 編
『メディアがひらく運動史』の書評が図書新聞 2021年10月23日付に
掲載されました。評者は久保田隆氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-34bda7.html


J.サンド著 『東京ヴァナキュラー』(池田真歩訳)の書評が
日本経済新聞 2021年10月23日付に掲載されました。
評者は五十嵐太郎氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-453658.html


内藤千珠子著『「アイドルの国の性暴力』の書評が、
島根日日新聞9月28日付、十勝毎日新聞9月24日付に掲載されました。
評者は永江朗氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-b438f4.html


猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』の書評が、
図書新聞 2021年11月6日付に掲載されました。評者は小杉亮子氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3ea2a3.html


J.サンド著『東京ヴァナキュラー』(池田真歩訳)の書評が、
朝日新聞 2021年11月6日付に掲載されました。評者は戸邉秀明氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-07da20.html


中山元 著『わたしたちはなぜ笑うのか』の書評が、
北國新聞 2021年10月30日付 に掲載されました。
同記事は琉球新報、沖縄タイムズ紙、下野新聞ほかに掲載されました。評者は清水義範氏。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-b50aa4.html


対談 小平麻衣子 内藤千珠子 「文学的想像力の可能性」が、
「図書新聞」2021年11月13日付に掲載されました。内藤千珠子著『「アイドルの国」の性暴力』をめぐっての対談です。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-864aa1.html

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/


齋藤直子先生の連載『ツバメのかえるところ----はじめて出会う「部落問題」』更新です。
第5回は、「私と部落問題・その1 〈家制度・家柄・結婚のこと〉です。ぜひお読みください。

第5回・私と部落問題・その1<家制度・家柄・結婚のこと>
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5344


【新連載】
国際開発、パブリックヘルス専門家の赤地葉子さんによるエッセイの連載がはじまりました。
初回はThe Clash「Stay Free」と筆者の女子高時代の教育の話です。
ぜひご覧ください。

第1回 あの頃女子高で読みたかった古典
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5354


第2回 冷笑主義と教育の目的
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5355


第3回 妊娠中絶のタブーと偽善、それを打ち破ったパンクの歌
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5356


第4回 福祉事務所の列から始まる革命
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5357

 

 


◇近刊情報
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12月中旬発売予定
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協働するカウンセリングと心理療法
――文化とナラティヴをめぐる臨床実践テキスト
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デヴィッド・パレ 著 能智正博・綾城初穂 監訳
A5判上製640頁・本体6200円+税
ISBN 978-4-7885-1744-8 C1011
分野=心理学

機能不全を矯正する営みからクライエントがもつ知識と能力を最大限活用する異文化間の協働作業へ。変化を生み出せるよう、積極的にクライエントにかかわっていくカウンセリングや心理療法に必要な態度と技法を、援助過程に即して懇切に述べた入門書。

*従来のカウンセリング/心理療法のとらえ方を一新する書


著者

デヴィッド・パレ(オタワ大学教授)

訳者

能智正博(東京大学教授)
綾城初穂(駒沢女子大学准教授)

 


12月中旬発売予定
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キーワード心理学11 パーソナリティ・知能
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重野純・高橋晃・安藤清志 監修/杉山憲司・小塩真司 著
A5判並製230頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1745-5 C1011
分野=心理学


私たちの多様な人間性の基礎としてのパーソナリティ(性格)と行動にむけて情報処理を行う知能(知性)。最新の理論から測定方法、社会とのかかわり、生きることへのヒントまで、いま知っておくべき基本知識を30のキーワードでわかりやすく解説。

*パーソナリティは一貫しているのか、知能はIQで測ることができるのか、
どんなパーソナリティだと病気を発症しやすいのかなど、身近な題材を扱います。


著者

杉山憲司(東洋大学名誉教授)
小塩真司(早稲田大学文学学術院教授)

キーワード心理学 シリーズ

 


12月中旬発売予定
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新社会学研究 2021年 第6号

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好井裕明・三浦耕吉郎・小川博司・樫田美雄・栗田宣義 編
A5判並製270頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1746-2 C3036
分野=社会学・社会問題


特集「旅する人生の社会学」にはじまり、「流行と集合行動の社会学」では、SNSで繋がる女性たちの集団トレーニングやテレビまんが、
性的マイノリティのパレード、社会運動を題材に、流行と集合行動という社会学誕生以来の課題に向き合う。

*新連載「エピジェネティクス社会学」が今号より開始。遺伝子・個人・社会、この三者の相互作用を射程に収め、社会学のあらたなモデルを開拓する。

 


12月中旬発売予定
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アフターコロナの観光学

――COVID-19以後の「新しい観光様式」
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遠藤英樹 編著
四六判並製240頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1747-9 C1026
分野=観光学・社会問題


観光はモビリティの現代を象徴する産業であるが、コロナ禍で世界的に移動を禁じられてしまった。しかしそのなかで観光とは何かが露わになる。バーチャル観光、オンラインツアー、地域密着型の持続可能な旅など、コロナ後の観光の新しい可能性を展望。

*デジタルテクノロジーの進展にともなう〈社会の変容〉により、観光そのものが見たことのないものに変容しようとしていることを明らかする。

*執筆者は、須藤廣、神田孝治、橋本和也、松本健太郎、高岡文章など13氏。


著者 

遠藤英樹(立命館大学文学部教授)

 


12月中旬発売予定
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孤独と出会いの映画論
――スクリーンに映る都市の日常
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木本 伸 著
四六判並製228頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1748-6 C1074
分野=映画・現代文化


本書は「映画に問い直された著者の日常の素描集であり、映画との対話の記録」と著者が言うように、監督、役者、原作などにはほとんど言及せず、映画が問いかけてくるものだけを見つめ、映画そのもの(核心)に迫ろうとする全く新しいタイプの映画論。

著者

木本 伸(立命館大学経営学部教授)

 


12月下旬発売予定
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声の文学

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西 成彦 著
四六判並製264頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1749-3 C1090
分野=文学・歴史・哲学

小説の中で囁かれる声、あるいは「研究」のために収集されなくてはならなかった声。それらの多くは「非主流者」達の「個」としての複数の抵抗の声であり、歴史のうねりの大きさを象徴する。「声」が力強い言葉へと文脈化される道程を追う画期的な書。


*戦時性暴力、ジェノサイド、ミソジニー。あらゆる暴力下に生きた人々の「声」を我々の現在の「生」へと結びつける。


著者

西 成彦(立命館大学先端総合学術研究科名誉教授)

 

 

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編集後記

この2年間におよぶコロナ禍のもと、学術系学会の大会もウェブでの開催に完全に移行した。それにともない学会での展示販売がなくなったことは、出版社としてたいへん困っている。学会での展示は書籍を売るのも重要なのだが、こんな新刊がでましたと知ってもらう宣伝の機会としてじつに大きかった。現状バナー広告などでページへの誘導するぐらいのことしかできず、学会販売が再開される日は来ないという予想のもと、なにかいいアイデアはないかと模索している。

そんななか日本質的心理学会では、「出版社コーナー」というコマを設けていただき、新刊を紹介するたいへん貴重な機会をいただいた。
参加社は弊社のみで、他社の方も参加すればいいと思うと同時に、その場合は時間も足りず、話もあまりできないだろうと想像する。弊社にとってはとてもぜいたくな時間であった。

日本社会学会では「SpatialChat」(スペチャ)を利用して、販売展示を模した空間を再現する試みが企画されていた。今回参加することができなかったので、実際どんなものだったかわからないけれど、ウェブ上にブースを設置し、書籍を陳列したり、また来場した方とお話しできたりと実際に近いことができそうな面白そうなサービスだった。売れない店舗の来訪者もなく、ぼーっと所在なくイスに座ってる感じも再現できそうだ。

『送別の餃子』井口淳子著 灯光社
著者は民族音楽学の研究者。三〇年以上におよぶ中国農村や都市のフィールドワークのなかで、忘れがたい人々との記憶を一コマ一コマを文章でよみがえらせるように本書を書いたと著者はいう。論文や研究書は多く書いてきたが、そこではけっして書かれることのない人々が本書の主人公だ。各章に登場する人びとのなんと魅力的なことだろうか。とくに印象的な人物を二人あげたい。第一章の高老子と、第一二章の台湾人音楽学者の丁氏である。高老子は県の下級役人でありかつ作家、丁氏はパリ在住のさえないファッションのおじさん。市井のふつうの人間がじつは傑物であるというこの変身譚は、私にとって人間の計り知れなさを知る、人に畏怖することを覚えるお話であった。書名は「送行餃子、迎客麺」ということばからきている。麺ははじめて出会ったときに、餃子は送別のときにつくるという意味だ。読み終わってからもじつに味わい深い書名だ。 (中山)
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第213号■

2021年8月11日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第213号■

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◇トピックス
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〇書評

6月に刊行いたしました
やぎ ひろみ 著・横山 ふさ子 絵
『いのちに寄り添う自宅介護マニュアル これから介護と向き合うあなたに』を小黒 悠さんのブログにてご紹介いただきました。

弊社ではじめてとなる介護関連の書籍で、どう広めていけばよいか試行錯誤していたなか、たいへんうれしいご紹介でした。励みになります。

「読みたかった介護の本、やっと見つけました。」
小黒 悠 雨のちハレ 介護ダイアリー | mi-mollet(ミモレ)

https://mi-mollet.com/articles/-/30874

 

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

8月16日発売の『ワードマップ 科学技術社会学(STS)』
日比野愛子先生にいただきました関連エッセイをご紹介いたします。


第1回 感染症数理モデルのSTS研究
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/3797


第2回 「生態学」として感染症モデルを眺める
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/3816


第3回 世界の感染症STS(最終回)
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/3837

 

 


〇書店フェアのお知らせ

<フェアのご案内!> 「ここにあります!売れている心理学書2021」好評開催中!心理学書販売研究会12社のおすすめ書籍600点以上が並ぶ圧巻のフェアです!注目の新刊もどんどん並んでおります!

■三省堂書店神保町本店様5階フェア企画コーナー
■2021年8/31(火)まで開催!
皆様のご来店お待ちしております

https://mobile.twitter.com/seishinshobo/status/1420548788045840393

 

 

 

◇近刊情報
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8月16日発売予定
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ワードマップ科学技術社会学(STS)
――テクノサイエンス時代を航行するために
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日比野愛子・鈴木舞・福島真人 編
四六判並製200頁・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1732-5 C3030
分野=社会学・科学一般


現代社会はテクノサイエンスからできている。その迷路に切り込むための最先端の手法、科学技術社会学(STS)のエッセンスを自然、境界、過程、場所、秩序、未来、参加という7つのキーコンセプトで、理論と実践の両面からひも解く画期的な入門書。


* STS:Social Studies of ScienceあるいはScience and Technology Studiesの略称


* 国際的にも重要な議論を組織的にカバー。STSの現状を伝えるコラムも充実。


著者
日比野愛子(弘前大学人文社会科学部准教授)
鈴木舞(慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート所員)
福島真人(東京大学大学院情報学環教授)

 


8月下旬発売予定
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資本主義から価値主義へ
――情報化の進展による新しいイズムの誕生
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佐藤典司著
四六判上製304頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1740-0 C1030
分野=哲学・経済学


すでに多くの人たちが資本主義に別れを告げ、「価値主義」時代の人生を送っている。情報化はモノから情報へと猛スピードで価値の中心を変化させた。資本主義はいまや危機的状況を深めつつ終焉を迎え、新しい「価値主義」の時代が始まっている。GDPで計られる価値から、市場を通さずに享受される多様な価値への、大転換時代の指南書。

 

著者 立命館大学経営学部教授

 

 

9月中旬発売予定
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東京ヴァナキュラー
――モニュメントなき都市の歴史と記憶
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ジョルダン・サンド 著 池田真歩 訳
四六判上製300頁・予価4000円+税
ISBN 978-4-7885-1738-7 C3036
分野=社会学・都市社会学


日常にありふれたモノや生活空間――ヴァナキュラーなもの――が、その都市の歴史を語り出す。国家的な記念物や専門知に頼ることなく、その土地に刻まれた〈日常〉から読み解く新たな都市論、反モニュメンタリズム実践の記録集。

 

* 谷根千地域、路上観察、博物館展示を実例に、〈日常〉から都市を読み解くとはどういうことかを詳説。

 

* 単なる東京論には収まらない、新たな都市論を打ち出した書。

 

著者 

ジョルダン・サンド(ジョージタウン大学歴史学部教授)
池田真歩(北海学園大学法学部政治学科講師)

 

 


9月中旬発売予定
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文化地理学講義(仮)
――
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森 正人 著
四六判並製284頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1739-4 C1025
分野=社会学・地理学・政治


世界がコロナの大過に見舞われ、人と物の移動や国境が厳しく問い直される今。既存の政治や文化に囚われず大地と人の関係を問う方法はあるのか。空間・風景・場所・自然から地理を捉える文化地理学の歴史を跡付け、その新展開を見通す待望の入門書。

 


* 地理学の始まりからポスト人間中心主義を経た最新の思想状況まで初学者を導く丁寧なガイド


* 旧来の地理学にない移動性・物質性・身体等の最新の概念まで詳説する迫力の12章

 


著者 三重大学人文学部准教授


著者関連書籍 

『展示される大和魂 〈国民精神〉の系譜』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455488.html


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編集後記

以前弊社のあった神保町二丁目周辺、教育出版さんのビルがあったあたりになるのだが、新しいビルやマンションに建て替えるとかで、工事ラッシュである。それは、私が神保町に通いはじめた30年前のバブル時代の地上げとその後の開発の風景を思い出させる。いま新型コロナ禍にあって神保町の昼間の労働人口もかなり減り、個人経営の飲食店だけでなくチェーン店も休業、閉店、廃業が相次ぐなかで、借り手のないテナントだけが増えていくのはもはや喜劇だ。

『絶滅危惧個人商店』(井上理津子著、筑摩書房)。佃煮屋、肉屋、魚屋、自転車屋、花屋など、もはやこの先、生業としては消滅していくような個人のお店に取材した本だ。50年、60年以上長く続けてきたお店、どの店主も口々にバブル時代の華やかさと商いが大きかった話が出てくるが、それはそれ。。いまも仕事が大好きで大切にしているその語り口にはとても元気づけられる。長い歴史を一人で切り盛りしてきたオーナーの話は、とにかくウンチクにみちていて面白い。

とりわけ面白いのが木下自転車の78歳のオヤジさんの話だ。40年前に自分のお店で売った自転車はいまも無料で修理し、またタイヤの具合を見に来たお客さんには虫ゴムを100円で分ける。粗悪な部品で壊れた自転車をひきとり、自分でちゃんとして部品をとりかえて作り直す。中古車と新車が店内に混在しているのはそういう理由からで、しかもそんな中古車はあまり売りたくない、という。またかなり上等な新車もおそらくはちゃんとした人に買ってもらいたいから、5,6年店に置いてあったりで、これも売りたくなさそう。「店をやめたら博物館をつくりたい」それが木下さんの夢だ。

私の代で終わりという商店もあれば、後継者が順調に育っているお店もある。どの店も商店ながら「職人」の技術とこだわりをもってやられている。そうでなければ半世紀以上も続かないのだろう。本書の刊行は昨年11月。コロナ前に取材されたお店が多く、今どうしているだろうか、じつに心配だ。(中山
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◇奥付
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◇トピックス
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○書評・紹介

●やぎひろみ著・横山ふさ子絵
『いのちに寄り添う自宅介護マニュアル』(A5並製・本体1800円)、高齢者の食、住、排泄、睡眠などを自然にサポートする工夫を、自宅で母親を10年間介護した著者が、身近なグッズやアイデアを交えて紹介した、新しい介護マニュアルです。

 


●ミサ、ヌーヴェル著/橋本一径訳『ドーピングの哲学』(四六上製・本体4300円・2017年刊行)という本があります。ドーピング撲滅運動の問題点を指摘し、「スポーツ=健康」は幻想という点を鋭く指摘した意欲作です。コロナ禍でスポーツのありようというものが問われるなか、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

 


●松本光太郎著『老いと外出――移動をめぐる心理生態学』が2020年度人間・環境学会賞を受賞いたしました。

 

 


●才津祐美子著『世界遺産「白川郷」を生きる』(A5上製・本体2800円)が、第46回「今和次郎賞」(日本生活学会主催)を受賞しました。今和次郎賞は1975年に制定され、宮本常一や梅棹忠夫が受賞している歴史ある賞です。

 

 


○新曜社ウェブマガジン

更新しました
◎赤地葉子先生(『北欧から「生きやすい社会」を考える』著者)、寄稿
「生きる力を育む包括的性(セクシュアリティ)教育――「寝た子を起こすな」の過ち――」

 

 

◇近刊情報
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7月中旬発売予定
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感覚が生物を進化させた
――探索の階層進化でみる生物史
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実重重実 著
四六判並製272頁・本体2500円+税
ISBN 978-4-7885-1730-1 C1045
分野=生物学


ダーウィニズムの言うように、進化は遺伝子の突然変異に始まり、生物は受動的に環境から選別されるだけの存在なのだろうか。21世紀生物学の知見を踏まえ、生物の感覚や主体性も生命の階層進化に関わっていることを、様々な事例で生物の歴史からたどる。

 

*好評『生物に世界はどう見えるか』の著者、渾身の第2作!

著者 元・農林水産省農村振興局長、現全国山村振興連盟常務理事兼事務局長


著者著作(4刷)
好評 生物に世界はどう見えるか
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b487828.html

 

 

7月下旬発売予定
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「アイドルの国」の性暴力
――
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内藤千珠子著
四六判上製288頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1734-9 C1090
分野=文学評論・思想


現代日本の性暴力は、ナショナリズムとジェンダーの複合した形で現われている。具体的には、「アイドル」と「慰安婦」問題を中心に、戦時と現代に共通する「性の商品化」「身体の経済化」の問題として、文学作品や風俗のなかに鮮やかに浮き彫りにする。 117 "・現代の日本にはびこる「見えない暴力」のルーツを近代日本の歴史、文学のなかに暴く。


*現代の日本にはびこる「見えない暴力」のルーツを近代日本の歴史、文学のなかに暴く。

*「おやじ的権力」と「アイドル」「慰安婦」そして結婚制度内の女性の関係を「見える化」する。

 

著者 大妻女子大学准教授


著者著作


愛国的無関心 「見えない他者」と物語の暴力
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455553.html


帝国と暗殺 ジェンダーからみる近代日本のメディア編成
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b456011.html

 

 

7月下旬発売予定
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わたしたちはなぜ笑うのか
――笑いの哲学史
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中山 元 著
四六判並製224頁・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1735-6 C1010
分野=思想・哲学

人はなぜ笑うのか。赤子の無垢な笑いからも、人が社会的動物になるために笑いは必須であろう。ソクラテスからデカルト、スピノザ、ニーチェ、フロイトまで、ユーモア、アイロニー、ウィットなどの笑いから哲学史をたどり、笑いの多様性と意味をも探る。


*V・フランクルは、ユーモア(笑い)は強制収容所を生き延びるために不可欠であったという。

*コロナ禍というマスクで口を覆わざるをえない時期ですが、笑いを忘れないようにしましょう。


著者 哲学者・翻訳家

 


著作・訳書

思考のトポス 現代哲学のアポリアから
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455984.html

 

ドゥルーズ哲学のエッセンス 思考の逃走線を求めて
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455847.html

 

フーコー 思想の考古学
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455809.html

 

ハンナ・アレント〈世界への愛〉
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455645.html

 


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編集後記


先日訪れた書店さんで、「書物復権」というフェアをやっていた。人文書版元有志で品切れしているが特に要望の強い書籍を復刊して、店頭でお披露目するという企画だ。今年は11社で25点の書籍を復刊したようだ。

おー今年もこの季節になったのかと棚を見て、すぐ目に留まったのが『校正のこころ 積極的受け身のすすめ』(大西寿男著・創元社)である。本のカバー、本文の書体がいい。100年ぐらい前に出版されたような趣があるのだ。また副題の「積極的受け身」という言葉がジョン・キーツのネガティブケイパビリティを想起させ、その態度は私の知る校正人にじつにあてはまるというところも即買いの理由だ。創元社さんの知り合いに後日聞くと、すでに重版が決まったとのこと。じつによろこばしいことです。


さて校正について。私にいちばん欠けている技術である。このメールマガジンもずーっとつくってきたけれども、いつも送信し終えてから間違いが発覚する。メールマガジンだけでなく、サイト上の書籍の案内、書評の紹介、ツイッターでの案内、いつもなにか間違えている。ずっと申し訳ない、ごめんなさいと言い続けているのだ。

しかし校正のこころとはそんなまちがい探しとは別のとこをこえて、よりよくするために整えるという次元のことである。世の中にあふれる攻撃し、懲らしめようとすることばを前にどう向きあえばよいかこの本は教えてくれる。


「校正者が言葉に一つの自律した人格を見出すように、この世界の生きづらさにもいのちがあって、何かを叫びたがっていると考えるのはおかしなことでしょうか。あなたのところにやってきた生きづらさそのものを相手に、一対一の静かな対話を結ぶことができたなら、ほんとうはこういいたかったという、混乱のうちに世界が見失った言葉が真のあるべき姿を回復して、あなたの心の耳に聞こえてくるかもしれません。何かを能動的に「する」のは、そのときからでもでも遅くはないのではありませんか?」


誤字脱字をなくすと同時に、このSNSの時代につねに心にとめておきたい態度である。(中山)

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◇奥付
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2021年5月27日発行
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◇トピックス
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○書評・紹介

「研究者による本格的な学術書が出ないのを寂しく思っていたが、それが21年3月、ついに現れた」
猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』(A5判上製・本体5000円)が、4月8日付毎日新聞夕刊で紹介されました。六〇年安保闘争を「運動のフィールド」という観点から分析した好著です。

毎日新聞 有料記事
https://mainichi.jp/articles/20210408/dde/014/040/005000c

 


○新曜社ウェブマガジン
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 


◎服部徹也による好評連載 
「夏目漱石はどんな授業をしたのか?――受講ノートを探す旅」
第6回 金之助 対 漱石――理論と創作のデッドヒート(前編)をアップいたしました
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4382

 

 

◇近刊情報
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6月中旬発売予定
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明日からネットではじめる現象学
――夢分析からコミュ障当事者研究まで
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渡辺恒夫 著
四六判並製224頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1729-5 C1011
分野=心理学


現象学は難しそう? いえ、自分自身の体験世界を観察してその意味を明らかにする身近な学問なのです。明日の朝から夢日記を付けてウェブにアップ! ネットの「コミュ障」の相談事例に挑戦! 予備知識無しに現象学するための、画期的手引きです。


*現象学を学ぶのに、ムズカシイ本から始める必要はない。
*現象学を使ってみる手ほどき。

著者 東邦大学名誉教授

 

著者編著
〈私〉という謎  自我体験の心理学
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b456067.html

 

 


6月中旬発売予定
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グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いた研究ハンドブック
――ブレークスルーを生んだ14の研究
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戈木クレイグヒル滋子 編著
A5判並製192頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1727-1 C1036
分野=心理学・心理学研究法


グラウンデッド・セオリー・アプローチは解説書も多くありますが、学ぶことと実践の間には大きな隔たりがあります。本書はGTAの基礎を学んだ人が実際に用いる際のサポーターとなるよう、研究事例で留意点を懇切に解説した、実践的ハンドブックです。


*実際に使うためのノウハウ集。


著者 慶應義塾大学看護医療学部教授


編者著作


グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版  理論を生みだすまで
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455518.html


グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたデータ収集法
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455634.html

 

実践 グラウンデッド・セオリー・アプローチ  現象をとらえる
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455873.html

 

 


6月下旬発売予定
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いのちに寄り添う自宅介護マニュアル
――これから介護と向き合うあなたに
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やぎひろみ 著・横山ふさ子 絵
A5判並製184頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1728-8 C0036
分野=高齢者・介護・エッセイ

誰にも訪れる老いや衰えは、命をまっとうする尊い過程ともいえる。高齢者の食、住、排泄、睡眠などを無理なく自然にサポートする工夫を、自宅で母親を10年間介護した著者が紹介。身近なグッズ利用やアイディアも満載の、新しい視点の介護マニュアル。


*横山ふさ子さんによる、あたたかなイラスト多数。
*在宅介護が推進される今、必読の分野。

著者 元トリノ大学契約教授。日伊協会文化セミナー講師、文京学院大学講師なども務める
著作 八木宏美

しがらみ社会の人間力
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455747.html

違和感のイタリア
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455879.html


 


6月中旬発売予定
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ナラティブでひらく言語教育
――理論と実践
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北出慶子・嶋津百代・三代純平 編
A5判並製208頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1731-8 C1037
分野=教育・言語


異なる価値観や生き方がすぐ隣り合わせにある言語教育の現場は、現代社会が取り組むべき課題にあふれている。そこで着目したのがナラティブ・アプローチである。単なる語学学習を超えて社会課題の解決にもつながる言語教育の新たな可能性とは。


*なぜナラティブなのか、丁寧な解説とともに、アイデアあふれる活動事例を紹介。
*「語り」を通して相互理解を深める、多文化共生社会実現へのテキスト。

 

著者 北出慶子(立命館大学文学部 教授)
   嶋津百代(関西大学大学院外国語教育学研究科 教授)
   三代純平(武蔵野美術大学造形学部 准教授)

 

 


7月下旬発売予定
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運動史のメディア
――社会運動史研究3
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大野光明・小杉亮子・松井隆志 編
A5判並製232頁・予価2300円+税
ISBN 978-4-7885-1733-2 C1036
分野=社会学・メディア・戦後史

1968前後に誕生した社会運動のメディアを焦点とする特集。思想と運動を牽引した独立系の出版、映像、記録活動を掘り起こし、模索舎、富山妙子の絵画、小川プロ映画自主上映、日大闘争、リブ資料、新左翼系雑誌、第一期『情況』を読み解きます。


*好評3号をお届けします。当事者と若手双方の寄稿と証言から蘇る60-70年代メディアとは?
*草の根メディアを守り育てる「市民アーカイブ多摩」をインタビュー。
*ほかにヤン・イークスとべ平連、東大闘争のインタビュー、書評も充実。


編者 大野光明(滋賀県立大学人間文化学部)
   小杉亮子(埼玉大学教養学部)
   松井隆志(武蔵大学社会学部)


●好評既刊

社会運動史研究1 運動史とは何か
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455401.html

 

社会運動史研究2 「1968」を編みなおす
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b508457.html

 

 

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編集後記

周防大島で出版社とミカン農家、そして写真館を営んでいる知り合いがいる。彼のつくる温州ミカンはかなりおいしく、ミカンの美味しさとは甘さと酸味の絶妙なバランスにあることを教えてもらった。島のちりめんじゃこもかなりの上物ものだが、これはなかなかいいものが獲れなくなっているということで、なかなか手に入らないのが残念である。ほか玉ねぎであるとかにんにくだとか、無農薬でおいしさを売りにしたものがあるが、こうした差別化したものは地元の道の駅にだしても売れず、県外への産直販売のほうが売れるという。しかし運送費などがネックになり、いままだ試行錯誤の最中のようである。

私は彼の果物や野菜の注文はするけれど、本の注文はあまりしない。送られてくる物品に本のチラシとか入っているが、まあ買わない。これは彼のプライドをいたく傷つけているのではと思うこともあるが、本を売るのはじつに難しいのだ。そんな彼が昨年末、みずから書いたフィールドノートをまとめて、出版した。書名は『本とミカンと子育てと』(柳原一徳著・みずのわ出版)だ。

「農家件編集者の周防大島フィールドノート」という副題の本書はA5判並製700頁二段組、そして価格は税込3300円というというクレイジーなもの。先だってためしに注文した生ニンニク400gの価格と変わらない。降水量、最低/最高気温、湿度などが記された農作業日誌の体裁だが、そこにはみかん作業、編集作業の記帳にとどまらず、その背景にある島の生活文化、そこでの変わったこと、変わらないことを記述している。それはみかんとがっぷり四つに組むことでしか大島は理解できないという取り組みの記録である。

 本書は当初2017年9月から2019年12月までの日録を収録し一冊とすることを企図していたが、このコロナ禍にあたり急速に変わる島社会を伝えるべく2020年5月までの日録が追加された。それは大島もまたグローバル化とは無縁でいられらないことを後世に伝えるためである。


適当な日録を一つひいてみよう。

2018年3月20日(火) 旧2月4日 雨
水 25.0mm/均8.7℃/高13.3℃/低5.6℃/日0.0h
ここ数日、夜半から明け方にかけて叩きつけるような強風が吹く。枝が折れていないか、飛ばされたものはないか、いちいち見て回る。今日も寒い。四七日の御勤めが明日の月命日にスライドしたので、余裕をもって朝の支度が出来た。終日片付けと校正作業。夕方島さんから吉田徳子日記の校正が届く。昨夜大量に貰って帰った瀬戸貝のシゴの続きにかかる。市販の剥き身とは鮮度が違く。嬉しいがアホほど手間がかかる。岩牡蠣四個蒸して橙ポン酢かけて食う。爆裂にウマい。


ここにある橙ポン酢の「橙」は著者イチオシの果実であるが、まだ購入したことはない。ゴメン。それはともかくこの一文だけで日々の農作業、編集作業、日々の暮らしのなかのたいへんさとよろこびがみてとれる名文だ。


本書には島の暮らしを切り取った写真が多く掲載されている。そこにはお子さんが野に山に海に街に遊ぶ姿がそこここにある。本書の体裁と価格をもってクレイジーと評したが、それは間違い。著者の島との全身全霊の取り組みをありったけつめた、お子さんへのプレゼントなのかもしれないから。   (中山)

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◇奥付
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2021年3月11日発行
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◇トピックス
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○書評・紹介


國分功一郎・熊谷晋一郎『〈責任〉の生成』 の書評が、2021年3月8日付公明新聞に掲載されました。評者は河野哲也氏。ご書評くださいました先生、掲載紙のご担当者様にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-f91041.html

 

 

牧野陽子 著『ラフカディオ・ハーンと日本の近代』の書評が熊本日日新聞2021年1月31日付にて掲載されました。評者は西川盛雄氏。書評くださいました先生、掲載ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。

「本書の目的は、ハーン作品を切り口にして、日本人の認識あるいは宗教的感性が外国との接触・変容の近代化の中でどのような様相を持っていたのかを明らかにすることである。著者はハーンを研究に軸足を置く比較文学者である。・・・・・・全体として本書を通して、日本人の心には古来、文化の古層に通じる深い自然館と死生観があり、これを発見(取材)し、考察を加え、再話して西洋に紹介し続けたラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の作品には並々ならぬ現在性と予見性のあることを再認識させてくれる」

 

 

金菱清編/東北学院大学震災の記録プロジェクト『永訣』(四六判・本体2200円)の書評が北海道新聞に3月7日付にて紹介されました。評者は根井雅弘先生。被災したお一人お一人の言葉を丁寧にご紹介くださり、ありがとうございます。

北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/519044?rct=n_culture

 

『永訣』は、2021年3月8日、NHKの「ニュース9」の特集は「さよならのない別れから10年」にてとりあげられました。スタジオのコメンテーターは柳田邦男氏。

https://twitter.com/shin_yo_sha/status/1368921853545287681

 


『3.11慟哭の記録』が今朝の朝日新聞「天声人語」で引用されていました。(2021.3.11)
金菱 清 編 東北学院大学震災の記録プロジェクト 編『3.11慟哭の記録 - 71人が体感した大津波・原発・巨大地震』「綴られるのは「拾った命」の記録」

ほか震災関連では3/12 NHKEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」に金菱清先生が出演予定です。 

 


○新曜社ウェブマガジンがはじまりました。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 


◎服部徹也による好評連載 
「夏目漱石はどんな授業をしたのか?──受講ノートを探す旅」
第6回 金之助 対 漱石──理論と創作のデッドヒート(前編)をアップいたしました
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4382

 


◎新連載「『道具と結果方法論』から見た学校臨床」
1/15(金)よりスタート。全8回の連載です。現在、最終回 質疑応答(3)がアップされています

https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4295

 


◇近刊情報
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4月上旬発売予定
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メディア・オーディエンスの社会心理学 改訂版
──
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李光鎬・渋谷明子編著
鈴木万希枝・李津娥・志岐裕子著
A5判並製416頁・本体3000円+税
ISBN 978-4-7885-1721-9 C1011
分野=社会心理学・メディア論


私たちのメディア利用行動やコミュニケーション等に関する社会心理学的な研究を体系的にまとめたテキストとして好評を得た初版を、メディアの利用状況の変化を反映してアップデート。自主的に学ぶための方法論・尺度等に関するコラムや演習問題も充実。


*社会心理学・メディア論・コミュニケーション論を初めて学ぶ人から、メディアと人の関わりをより深く理解したい人まで。

 

編著者 李光鎬(慶應義塾大学文学部教授)
    渋谷明子(創価大学文学部教授)
著者 鈴木万希枝(東京工科大学教養学環准教授)
    李津娥(慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授)
    志岐裕子(慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所研究研
         究員)

 


3月下旬発売予定
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質的心理学研究 第20号 2021/No.20
──特集 プロフェッショナルの拡大,拡張,変容
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日本質的心理学会『質的心理学研究』編集委員会 編
B5判並製360頁・本体3800円+税
ISBN 978-4-7885-1714-1 C1011
分野=質的研究・心理学


複雑化する社会、想定外の事態、多様な生き方に専門職はどう応えることができるのか。特集は拡大、拡張、変容するプロフェッショナルを捉えなおす契機となりうる論考2本を掲載。一般論文は過去最多の16本。書評特集ではアジアの質的研究を概観する。


質的心理学研究バックナンバー
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/?search_series=13251

 

 


4月上旬発売予定
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はじめての造形心理学
──心理学、アートを訪ねる
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荒川 歩 編
A5判並製200頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1722-6 C1011
分野=心理学


「心理学は美術や芸術を測ったり言葉で説明して解明できると思ってるの?」率直な疑問をぶつける美大生と心理学専攻生が会話を交わしながら、知覚のしくみ、世界の認識と脳や文化のかかわり、絵やデザインの創造と鑑賞について学ぶ新感覚のテキスト。


*心理学がひらく、もうひとつの創作の見方


著者 武蔵野美術大学造形構想学部教授

 


4月上旬発売予定
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パーソナリティと個人差の心理学・再入門
──ブレークスルーを生んだ14の研究
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フィリップ・J・コー 編
中村菜々子・古谷嘉一郎 監訳
A5判並製368頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1723-3 C1011
分野=パーソナリティ心理学


遺伝学や神経生理学の知見を加え膨大で多様になっているこの領域を切り開いた革新的な14の研究を取り上げ、その背景と理論・方法の詳細、結果、影響、批判について懇切に解説。入門者のみならず、研究者も立ち止まって学び直すための必携の参考書。


訳者: 中村菜々子(中央大学文学部教授)
古谷嘉一郎(北海学園大学経営学部准教授)


既刊 「再入門シリーズ」

発達心理学・再入門 ブレークスルーを生んだ14の研究
著者 A. M. スレーター 編 P. C. クイン 編
加藤 弘通・川田 学・伊藤 崇 監訳
ISBN 9784788515215
A5・292頁・本体2,900円+税」
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455490.html

 

社会心理学・再入門 ブレークスルーを生んだ12の研究(在庫切)
J. R. スミス・S. A. ハスラム 編
樋口匡貴・藤島喜嗣 監訳
ISBN 9784788515390
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体2,900円+税
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455466.html

 

 

4月上旬発売予定
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ワードマップ 現代看護理論
──一人ひとりの看護理論のために(仮)
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西村ユミ・山川みやえ(編)
四六判並製290頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1724-0 C1047
分野=看護理論・看護研究

看護理論は取っつきにくくて難しい? 実践から理論を捉え直し、理論を実践に活かすために、現場の言葉をキーワードに看護理論のエッセンスを事例に照らしながら平易に紹介。臨床経験豊かな執筆陣による看護師「一人ひとりのための看護理論」の提案。


*理論と実践を行き来しながら、看護理論をマスターする。


編者 西村ユミ(東京都立大学健康福祉学部教授) 
山川みやえ(大阪大学医学系研究科保健学専攻准教授)

 

好評ワードマップシリーズ 新刊
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/?search_series=13241

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++
次回発行は2021年4月上旬を予定しております。

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2021年2月22日発行
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◇トピックス
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○書評・紹介


『〈責任〉の生成 中動態と当事者研究』(國分功一郎・熊谷晋一郎 著・本
体2000円)の書評が、信濃毎日新聞をはじめ共同通信にて配信されました。評
者は伊藤亜紗先生。
「現代は「孤独が危機に瀕している」と國分は言う。仲間とともにありながら
も、自分の過去や傷と丁寧に向き合い、感じ、葛藤すること。そうすることで
人は初めて、罪に応答できる人に、責任をとれる人に、変化していくのだ。迷
ったり煮詰まったりひらめいたり、濃密でぜいたくな時間をくれる書」

https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-a34e97.html

 


「フランス派比較文学の読解法が冴えわたっている」牧野陽子著『ラフカディ
オ・ハーンと日本の近代』(四六判・本体3600円)が、2月21日付読売新聞書
評欄にて紹介されました。ハーンが見た日本人の世界観や宗教的感性を、小
説・紀行などの文学作品を通して探った意欲作です。是非、ご常備ください。

牧野陽子著『ラフカディオ・ハーンと日本の近代』

 


「東日本大震災で大切な人を亡くしたり故郷を失ったりした人たちが、あの日
の自分に手紙を書いた」。金菱清編/東北学院大学震災の記録プロジェクト
『永訣』(四六判・本体2200円)が朝日新聞(デジタル版2月7日、紙面2月11
日)に紹介されました。震災から10年を振り返る想いと物語がつづられた31通
の手紙は、災害の意味と経験を伝えて胸に迫ります。話題書・震災関係の棚で
の積極展示をお願いします。

https://www.asahi.com/articles/ASP267F8XP21UNHB002.html

 

○新曜社ウェブマガジンがはじまりました。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 


◎服部徹也による好評連載 
「夏目漱石はどんな授業をしたのか?――受講ノートを探す旅」
第6回 金之助 対 漱石――理論と創作のデッドヒート(前編)をアップいた
しました
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4382

 


◎新連載「『道具と結果方法論』から見た学校臨床」
1/15(金)よりスタート。全8回の連載です。
現在、第6回「質疑応答」がアップされています

https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4293

 


◇近刊情報
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3月上旬発売予定
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北欧から「生きやすい社会」を考える
――パブリックヘルスの証拠は何を語っているのか
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赤地葉子 著
四六判並製196頁・本体2000円+税
ISBN 978-4-7885-1718-9 C1030
分野=社会問題・公衆衛生


少子高齢化が進む中、子どもを安心して育てることができる社会のために、日
本も独自の変化を起こす必要がある。パブリックヘルス(公衆衛生)の分野で
活躍する著者が、現在住む北欧の事情を含めて、より豊かな生きやすい社会の
あり方のヒントを提示。


著者:世界保健機関等を歴任後独立し現在保健システムコンサルタント

 


3月上旬発売予定
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誰もが〈助かる〉社会
――援助者と当事者の語りから考える
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渥美公秀・石塚裕子 編
A5判並製288頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1712-7 C1036
分野=地域社会・地方自治・社会福祉


災害時の「助ける-助けられる」関係は責任の所在や役割の明確化を迫り、活
動の複雑化と一部への負担増を生む。本書はまちづくりに防災・減災を織り込
むことで発想を転換。誰もが「あぁ、助かった」といえる社会をつくるための
実践ガイドと事例集。


*推薦 室崎益輝氏(兵庫県立大学 減災復興政策研究科長・教授/地区防災
計画学会 会長)
「地域コミュニティと丁寧に向き合うなかで生みだされた“まちづくりに織り
込む”という手法。心ある防災・減災の原点である“誰もが〈助かる〉社会”
への手引きである」


編者 渥美公秀(大阪大学大学院人間科学研究科教授)
石塚裕子(大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター特任講
師)


編者 渥美公秀氏関連書 ロングセラー!
『防災・減災の人間科学』

 


3月上旬発売予定
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自傷行為への学校での対応
――援助者と当事者の語りから考える
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坂口由佳 著
A5判並製280頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1711-0 C1011
分野=学校教育・臨床心理学・精神医学


中高生にとって自傷行為はすでに身近なものだが、自殺につながる危険があり、
学校では対応に苦慮することが多い。本書は援助者である教師と当事者である
生徒双方の豊かな語りの分析から、望ましい対応の在り方、期待される学校の
体制を探る。

*自傷をとりまく現状、学校側の視点、生徒側の視点、総括の4部構成。

*自傷行為という秘密を抱えた生徒、自殺の危険への対応に苦慮する学校、双
方の視点をつなぐ望ましい対応とは――


著者 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教育学研究員、臨床心理
士、公認心理師

 


3月上旬発売予定
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チャイルド・アートの発達心理学
――子どもの絵のへんてこさには意味がある
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鈴木 忠 著
A5判並製192頁・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1710-3 C1011
分野=発達心理学


子どもの絵は単純なのに有無を言わせず迫ってくる力がある。へんてこなのに
面白い。幼児の描いた絵と多くの研究書からの絵を多数掲載し、その発達的変
化と多様性を心理学からわかりやすく解説。汲めども尽きぬ不思議さをもった
アートの世界へと誘う。

*自傷をとりまく現状、学校側の視点、生徒側の視点、総括の4部構成。

*自傷行為という秘密を抱えた生徒、自殺の危険への対応に苦慮する学校、双
方の視点をつなぐ望ましい対応とは――


著者 白百合女子大学人間総合学部教授

 


3月上旬発売予定
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「子育て」のとらわれを超える
――発達行動学的「ほどほど親子」論
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根ヶ山光一 著
四六判並製288頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1713-4 C1011
分野=発達心理学・子育て論


かつては子どもが求めても、親の愛情は部分的にしか満たされなかった。だが
少子化・家事の省力化が進んだ現代、母が子の要求をすべて満たせば愛情の過
剰摂取になりかねない。動物行動学とフィールド研究が教える、ほどよいヒト
の子育てのかたちとは。

*「ほどよいへだたり」をいかにつくるか?

*重荷にならない「開かれた子育て」のために

著者:早稲田大学人間科学学術院教授



著者関連書

アロマザリングの島の子どもたち(著書)
多良間島子別れフィールドノート

 

身体から発達を問う(編著)
衣食住のなかのからだとこころ

 


3月上旬発売予定
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子どもの自由な体験と生涯発達
――子どもキャンプとその後・50年の記録
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藤崎眞知代・杉本眞理子 著
四六判並製276頁+口絵4頁・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1716-5 C1011
分野=心理学・発達心理学


キャンプで、大人からの制約を受けずにやりたいことを自分で考え、行動する。
そんな子ども時代の自由の体験は、彼らの生涯発達に、そしてスタッフ、親に
どんな影響を与えたか。幼少期から50代までの長期にわたって継続された、生
涯的縦断研究の記録。


*一人一人の子どもが「その子らしく」生きていくには、どうすれば良いのか。
日本では稀少な、50数年におよぶ追跡研究が示唆を与える。


編者 藤崎眞知代(明治学院大学名誉教授)
杉本眞理子(帝京大学教育学部教授)

※ 藤崎の崎は「たつ」のほうです

 


3月上旬発売予定
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ポストナラトロジーの諸相
――人工知能の時代のナラトロジーにむけて 1
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小方 孝 編
A5判並製296頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1715-8 C1030
分野=認知科学・ナラティヴ論


AIが物語を語る時代。再び「大きな物語」が一回り成長し世界を覆い始めた。
ポストナラトロジーはナラトロジーが本来持っていた潜在力を発揮することを
志向し、物語生成の側面を強調する。世界を物語るための可能性を集合し実践
するための試行集。


*『物語生成のポストナラトロジーの提唱 ―― 人工知能の時代のナラトロ
ジーに向けて 2』も進行中!


著者 上智大学准教授

 


3月下旬発売予定
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六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者
――社会運動の歴史社会学
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猿谷弘江 著
A5判並製392頁・本体5000円+税
ISBN 978-4-7885-1717-2 C1030
分野=近現代史・社会運動論・歴史社会学


戦後最大の社会運動といわれる六〇年安保闘争。にもかかわらずこの運動の実
態はあまり明らかになっていない。知識人・学生・労働者という三つの主体に
焦点を当てて、この運動の力学と構造を社会学的に解き明かす。気鋭の研究者
による意欲的試み。


著者 上智大学准教授


※ブルデューの「フィールド」の概念を援用して、この運動の力学を解明する。

※運動に参加した六四人の人々にインタビューして、運動主体にしかわからな
い当時の心境・状況などを聞き取る。

※「民主主義」というキーワードが、いかに運動のフレームとなり、運動主体
に理解され実践されたかを問う。

 

 

3月中旬発売予定
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感じる認知科学
――認知科学のススメ 6巻
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横澤一彦 著
四六判並製192頁・予価体1600円+税
ISBN 978-4-7885-1719-6 C1011
分野=認知科学・心理学・脳科学


普段当たり前に体験する「感じる」こと、すなわち知覚とは? 外界情報を取
捨選択、増幅、変形し表象として脳内に再構成する過程から、存在しないもの
すら感じられる能力により情動や行動が誘導されることの影響までも問う、新
視点からの知覚の教科書。

著者 東京大学大学院人文社会系研究科教授

※五感の情報処理を簡潔に網羅してみとおす説明

※心的表象が仮想的でも、外界に適応できるヒトの仕組みを示す

 


3月下旬発売予定
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ことばの育ちの認知科学
――認知科学のススメ 4巻
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針生悦子著
四六判並製106頁・予価1600円+税
ISBN 978-4-7885-1720-2 C1011
分野=認知科学・言語学・心理学


生まれて数年で語りだすヒトの能力。子どもは、話し声の中から「言語の音」
と「それ以外」をいかに区別し、言語と言語以外から得られる情報を合わせて
理解するようになるのか。言葉と音、気持ちや意味をめぐる謎を問い認知科学
の面白さを味わう入門書

著者 東京大学大学院教育学研究科教授


※様々な言語環境の子ども比較やオノマトペ実験などユニークな研究で問う入
門書

 


好評 認知科学のススメ シリーズ

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◇奥付
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次回発行は2021年3月上旬を予定しております。

 

 

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