書評 木村忠正 著『ネット世論の構造』@週刊読書人 2026年8月14日付
木村忠正 著『ネット世論の構造 文化進化論・ソーシャルデータ・学習実践共同体』の書評が、「週刊読書人」2026年8月14日付に掲載されました。評者は北村智先生。ご書評いただきありがとうございます。
「ネットで激しい意見の対立が起きている」「ネットが炎上している」。こうした認識は、いまや特別なものではない。SNSに流れる投稿やトレンド、ニュースサイトのコメント欄を眺めていると、そこに社会全体の空気が映し出されているようにも感じられる。しかし、それは本当に社会全体の姿なのだろうか。あるいは、プラットフォームの仕組みによって選別され、増幅された断片にすぎないのではないか。木村忠正『ネット世論の構造 文化進化論・ソーシャルデータ・学習実践共同体』は、こうした問いに取り組む学術専門書である。
本書が明らかにしようとするのは、ネット上の分断や炎上がいかなる社会的条件のもとで生じ、なぜそれが私たちに「世論」のように見えるのか、という問題である。…………
文化進化論・ソーシャルデータ・学習実践共同体
木村忠正 著
社会学
出版年月日 2026/06/01
ISBN 9784788519237
A5判・440頁
定価5500円
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