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書評 ポール・リクール 著 山野 弘樹 訳『イマジネーション講義』@2026年5月8日付「週刊読書人」

ポール・リクール 著 山野 弘樹 訳『イマジネーション講義 フィクションの現象学』の書評が、2026年5月8日付「週刊読書人」に掲載されました。評者は長門祐介氏。評者の先生に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 私たちは日常生活の中で「イメージ(想像)」や「イマジネーション(想像力)」という言葉を頻繁に用いている。「イメージで語らず本当のところを調べないと」「実家にいる犬が元気にしているところを想像する」「写真はイメージです。実際の商品と異なることがあります」「チェロの弓を持つときは卵を持つようなイメージで」「もっと他人に対する想像力をもつべきだ」というようにである。
 こうした用法を眺めていると「イメージ」には実にいろいろなものが担わされているのがわかる。

・・・・・・

 ポール・リクールの『イマジネーション講義 フィクションの現象学』(以下、「本書」)は、このように馴染み深くも複雑な「イメージ」と「イマジネーション」についての哲学史における位置づけを見定めたうえで、その哲学的なポテンシャルを再考するという野心的な講義の記録である。

・・・・・・

 

9784788519077
『イマジネーション講義
フィクションの現象学』


ポール・リクール 著 山野 弘樹 訳
哲学・思想
出版年月日 2026/01/11
ISBN 9784788519077
A5判・528頁
定価7150円

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