2026年3月16日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第263号■
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◇トピックス
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〇イベント情報
ブックフェアのお知らせ
丸善丸の内本店さま3階にて、心理学書販売研究会ブックフェア、
「キャリアカウンセリング キャリアコンサルティング」好評開催中です。
https://shinpanken.blogspot.com/2026/03/3.html
ぜひお立ち寄りください。
〇書評情報
有賀 ゆうアニース 著『「混血児問題」の歴史社会学 戦後日本の人種的境
界』の書評が、2026年2月28日付毎日新聞に掲載されました。評者はジョエ
ル・ヨース氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2026/03/post-d05af8.html
また同日、日本経済新聞でも『「混血児問題」の歴史社会学 戦後日本の人種
的境界』の書評が掲載されました。評者は安田菜津紀氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2026/03/post-4e3ebf.html
評者の先生方にはこころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。
◇近刊情報
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2026年3月24日発売
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司法面接でひらく事実確認
─「聴き方」の心理学
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b673832.html
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武田悠衣 著
A5判並製170頁・本体3900円+税
ISBN 978-4-7885-1920-6 C1011
ジャンル=心理学
虐待・いじめ・ハラスメントといった被害/加害にまつわる事実を私たちはど
う「聴く」べきなのか。聴き手は語り手にどのような影響を及ぼしえるのか。
事実確認の技法である司法面接の考え方を、教育や産業など他領域へと応用す
る可能性を検討する。
司法面接は司法・福祉領域といった特定の場面で用いられる技法だが「事実を
確認する際に聴き手はいかなる影響を及ぼしえるのか」という普遍的な問いを
含む。
著者=立命館大学OIC総合研究機構専門研究員
2026年3月27日発売
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つながりの「曲がり角」
─データで読むモバイル・コミュニケーションの変遷
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b673833.html
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松田美佐、土橋臣吾、辻泉 編
四六判並製212頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1919-0 C1036
ジャンル=社会学
モバイルメディアが浸透して30年。このインフラとともに私たちの「つなが
り」はどう変化したか?友人や家族・パートナー形成からジェンダーや趣味・
仕事との関わりと格差まで、現代人が直面する「曲がり角」を20年間の全国調
査データから展望する。
執筆者陣(モバイル・コミュニケーション研究会)が2001年、2011年、2021年
の3回に渡って実施した全国調査データから紐解くモバイル社会の変遷。
編者:
松田美佐(中央大学文学部教授)
土橋臣吾(法政大学社会学部教授)
辻泉(中央大学文学部教授)
2026年3月26日発売予定
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質的心理学研究 第25号
特集 「変化」をとらえる質的研究
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b674533.html
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日本質的心理学会『質的心理学研究』編集委員会 編
B5判224頁・本体3000円+税
ISBN 978-4-7885-1915-2 C1011
ジャンル=質的研究・心理学
岐路に立たされる人はなにを選択しどのように変わるのか。また、変わらない
ものは何なのか。特集「『変化』をとらえる質的研究」では、変化の激しい時
代や社会の趨勢に応じ、個人や集団が影響しあい変容する過程を8本の論考で
描き出す。一般論文4本収載。
2026年4月3日発売予定
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流転する伝統
─修学旅行と文化財鑑賞の歴史社会学
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b674807.html
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菅沼明正 著
A5判360頁・本体4500円+税
ISBN 978-4-7885-1921-3 C1030
ジャンル=社会学
いかにして京都・奈良は「日本人の心のふるさと」になり、「国宝」は伝統文
化となったのか。修学旅行の定番化、「文化財鑑賞という制度」の成立の経緯
などをたどることで、伝統は創られるだけでなく、変容し流転することを具体
的に説いた、気鋭の意欲作。
・新「日本巡礼」ともいえる、日本(人)のアイデンティティの形成を探る試み
でもある。
著者=九州産業大学地域共創学部観光学科准教授
2026年4月3日発売予定
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現象学入門
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b674797.html
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ダン・ザハヴィ 著 中村拓也 訳
四六判並製288頁・本体2900円+税
ISBN 978-4-7885-1922-0 C1010
ジャンル=哲学
心、身体と生世界、自己と他者といった核心的主題を主要な現象学者の議論に
そって解説。心理学・精神医学・社会学への応用や質的研究・認知科学との接
点、批判的現象学まで、現象学の多様な可能性を示し、現在地を見定める。定
評ある現象学入門書の最新の改訂版、2025年刊行の第2版の完訳。
著者=ダン・ザハヴィ コペンハーゲン大学教授
訳者=中村拓也 同志社大学教授
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編集後記
個人的な話で恐縮ですが2月の初めに緑内障の手術を受けて、1週間ほど入
院した。
出版健保で緑内障を指摘されてから、漫然と目薬治療を続けていた。専門病
院で診てもらおうかと思ったこともあったが、そこで冷徹な診断を受けるのも
怖い。結果、先延ばし。日替わり勤務の情熱のない医師による、おそらく効果
のない点眼治療というぬるま湯に数年浸かってきたツケがまわってきたのだ。
事態が急展開したのは昨年の暮れ、2年ほど前から細かい数字を合わせる仕
事が加わり、パソコンモニターにへばりつき、その無理がたたったのだと思う。
急に右目の視力が落ち、緑内障の定期検診の時に当番の眼科医に相談した。
この先生はかなりの「あたり」であった。すぐに紹介状を書いてくれて、大
学病院に行くことを勧めてくれた。これが年末の最後の診察日。通常なら無視
して先延ばしする私だが、今回は肚を決め、ちゃんと年始の予約をとり、そし
て診察に行ったとたんに、トントントーンと一気に手術をする流れとなった。
これも運命、もはや受け入れるしかあるまい。
手術後。入院患者は外来の患者さんが来る前に朝早く診察する。しかし時間
がズレて朝8時を過ぎると外来さんでごった返してしまい、そうした特権性は
失われる。執刀医の診察をずっとうなだれて待ちながら、手術をした右目のこ
とを考えていると、ああ、そういえば村上春樹の小説に、目になんか刺して普
通の視力は失うけれど、別のものが読めるようになる話がなかったっけ? サ
クッとメスを入れる感じが心地よかったような。実際の手術を経たあと、どん
な感じに読めるんだろうか。そんなことを考えていると、
「ムラカミさーん、ムラカミハルキさーん、17番視力検査室にお入りくださー
い」という検査士さんの大きな声が聞こえた。
あまりのタイミングの良さにギョッとしてしまい、頼りない左目で検査室を
見ると、もちろん違う男性だった。彼は今までも診察室で見ず知らずの人間か
ら目を向けられる人生だったに違いない。
私にとって今回の手術は世界の終わりだった。手術直後は目をあけてもくら
やみだった。しかも、
「右下向いて、違う、右下! 目をキョロキョロすんな!」。
手術中、患者が怒鳴られる世界。じつにハードボイルドであった。(N
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◇奥付
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