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書評  三浦耕吉郎 著『自然死(老衰)で逝くということ』@高齢者住宅新聞オンライン

「高齢者住宅新聞」2025年3月16日オンライン 配信にて 三浦耕吉郎 著『自然死(老衰)で逝くということ:グループホーム「わたしの家」で父を看取る』の書評が掲載されました。評者は浅川澄一氏。ご書評くださいました先生、掲載誌ご担当者様にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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開設以来14年経つグループホームだが、看取りは初めて。それもあり家族の思いが全面に出てくる。最期を迎える症状を目の前にして、家族は「入院という選択肢を遠ざけようとした」。この強い意志が、自然死に向かって大きく作用する。著者は「医療との距離化」という用語を再三使う。

家族の意志に加えて、グループホームのスタッフの「思い」を著者は強調する。「人の気配や台所の音や料理の匂いといった生活感があふれる雰囲気のニギヤカさ」を著者は讃える。医療より暮らしぶりを優先させ、何よりも利用者の気持ちを見極めようというケアの方針だ。最期の時を迎えて、いつもの入浴を提案する。徘徊と呼ばれる利用者の自由な外出に、後ろから付いて見守る姿勢もその表れだ。

暮らしに伴奏する介護である。このグループホームは、千葉県流山市のNPO法人、「流山ユー・アイネット」が運営する「わたしの家」。同法人は車公害反対の市民運動を契機に結成された地域ボランティアである。住民、利用者に寄り添う気持ちが強く、介護保険サービスを手掛けても、その心意気が見事に実践されているようだ。

高齢者住宅新聞サイトへ

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9784788518520  自然死(老衰)で逝くということ
 グループホーム「わたしの家」で父を看取る

 三浦 耕吉郎 著
 
2024/08/31
 ISBN 9784788518520 
 四六判232頁 定価 2420円

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