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2025年3月

書評 キリン・ナラヤン著『文章に生きる』 2025年3月29日付「毎日新聞」掲載

キリン・ナラヤン著 『文章に生きる』の書評が2025年3月29日付「毎日新聞」に掲載されました。評者の(悠)さまありがとうございました。

……本書のスタイルは「ハウツー(どうすべきか)」ではなく「ハウアバウト(やってみようよ)」。場所、人、声、自分……。民族誌を成すさまざまな要素を描く力を、著者が提示する課題をこなしながら養う。それぞれの課題はシンプルで、さほど時間もかからない。だが、こなすうちに少しずつ自信が深まっていく。……

 小説やエッセーからも名文が引用され、物事を生き生きと正確に描写する総合的な力を学べる。ブログや論文など分野を問わず「文章」を書く全ての人に薦めたい一冊だ。

9784788518650_20250331172101 『文章に生きる』
チェーホフと、エスノグラフィーを書く

キリン・ナラヤン 著
波佐間逸博 訳・梅屋 潔 解説
2025/01/10
ISBN 9784788518650
4-6判・288頁  定価3,740円
在庫 在庫あり

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第253号■

2025年3月26日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第253号■

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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

〇新刊情報

2月刊行の新刊4点について、HPにてためし読みを公開中です。
下記よりぜひご覧ください。

『ネオリベラリズム概念の系譜 1834-2022』
目次、ためし読み
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b657848.html


『戦艦大和の歴史社会学』
目次、ためし読み
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b657847.html


『現代南インドの女性たち』
目次、ためし読み
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b658755.html


『里山と地域社会の環境史』
目次、ためし読み
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b657845.html

 

〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

E.アイスナー著、池田吏志・小松佳代子 訳『啓発された眼』の書評が、「図書新聞」2025年3月8日付に掲載されました。評者は荒川歩氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-6b00da.html

 

〇フェア
2025年3月6日より 丸善丸の内本店さま3階、心理学書棚にてブックフェア「認知のしくみを考える 認知科学のススメ」を開催しております。
認知発達、身体、脳科学、ことば、AIなどさまざま角度から選書いたしました。
「心理学を学ぼう!3」頒布中です。
https://shinpanken.blogspot.com/2025/03/blog-post.html

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」

横山草介先生より
楠見友輔 著『アンラーニング質的研究──表象の危機と生成変化』の書評をいただきました。ぜひご一読ください。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/8151

 

◇近刊情報
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2025年4月下旬発売
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エピソードで学ぶ子どもの発達心理学
─乳幼児から児童期まで
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岡本依子・菅野幸恵・塚田みちる 著
A5判並製240頁・予価2400円+税
ISBN 978-4-7885-1881-0  C1011
分野=発達心理学・保育・児童心理学

子どものエピソードと発達心理学の解説を交互に配置し、分かりやすく教えやすいと好評の『エピソードで学ぶ乳幼児の発達心理学』を増補改訂。授業動向に合わせ、乳幼児から児童期までの発達のみちすじを一貫して理解できるようにした。

*二十年にわたるロングセラー『エピソードで学ぶ乳幼児の発達心理学』をリニューアルしてアップグレード!

著者
岡本依子:立正大学社会福祉学部教授
菅野幸恵:青山学院大学 コミュニティ人間科学部教授
塚田みちる:武庫川女子大学短期大学部幼児教育学科教授


弊社関連書
岡本依子・菅野幸恵・塚田みちる 著
『エピソードで学ぶ 保育のための心理学』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b486848.html

『エピソードで学ぶ 赤ちゃんの発達と子育て』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455788.html

 

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2025年4月下旬発売
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法のエスノメソドロジー
─「生ける秩序」の法社会学
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マックス・トラヴァース、ジョン・F・マンゾウ 編
北村隆憲 監訳
岡田光弘・小宮友根・池谷のぞみ 訳
A5判並製420頁・本体5000円+税
ISBN 978-4-7885-1880-3  C1036
分野=社会学・法律

人々は「法」の多様な場面で、いかに「生きた秩序」を生みだしているのか。法廷での裁判官のワーク、弁護士の尋問、警察の捜査、陪審評議などを社会学的に考察。法社会学の新たな地平をひらくエスノメソドロジー研究の重要古典論文集、待望の完訳。

*未邦訳であったガーフィンケルやサックスらの古典的論文を多数収録
*各章ごとに訳者による丁寧な解題も掲載

編者
マックス・トラヴァース:タスマニア大学社会学部准教授
ジョン・F・マンゾウ:カルガリー大学社会学部名誉教授

監訳者
北村隆憲:東海大学法学部客員教授

 

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編集後記

 

 「新曜社」の文字を、目を皿のようにして探す季節がやってきた。

 

 『読書アンケート 2024』(みすず書房)

 

 本書は雑誌『みすず』の休刊にともない、新年号恒例の特集として掲載されていた読者アンケートを書籍として刊行した1冊。書籍として刊行開始したのが昨年で、今年は2年目。新刊・既刊を問わず、2024年に読んだ本のなかから、印象深かったものを各分野の識者に挙げてもらう人気企画だ。

 書店に足を運んで本を探す楽しみとは別の、あの人がこの本を読んでいるのかという驚きや、こんな本が出ていたのかという発見もあり、読んでいて飽きない。文章量や書籍の紹介の仕方も書き手によってそれぞれで、統一されていない様もなんだかよい。

 まずは職業柄、新曜社の文字を探すのだが見当たらなかった。探すのをやめ、パラパラと読んでいたところ、弊社刊行『知識の社会史』を見つけた。『博学者 知の巨人たちの歴史』(ピーター・バーク/著、井山弘幸/訳、左右社)の紹介の際に姉妹篇として記載されていたのだ。
 かろうじて一点掲載、社名がなくてもよしとしよう。

 

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 『読書アンケート2024』を読んでいると、気になる本が増えるばかりで困ってしまう。気になって買ったはいいが、本棚に並べたまま時間が過ぎていく。先日、友人に勧めてもらった『呪われた部分』(ジョルジュ・バタイユ/著、酒井 健/訳、ちくま学芸文庫)すらもまだ読めていない。

 読書アンケート内にも、本が読めていないと仰る専門家の方々がいらっしゃった。「今年は仕事が忙しくて読めなかった」「年をとったせいか読書欲が落ちて、あまり本を買っていない」「老人介護施設のベッドで暮らしている身の上では、やはり文庫本が読みやすい」……みな、様々な事情をかかえながら本を読んでいるのだ。

 専門家の方々も本を読めていないのだから私も読めなくて当然か、と言いたいところだが、私の場合は日々の生活で工夫すれば読書量は増やせそうだ。通勤中は将棋アプリに、子の寝かしつけ後の貴重な一人時間は疲れて何も出来ないことが多い。
 やはり通勤時間の将棋の時間を削るか。それは悪手か。(H)


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◇奥付
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次回発行は2025年4月下旬を予定しております。

書評 E.アイスナー著、池田吏志・小松佳代子 訳『啓発された眼』、図書新聞 2025年3月8日付

書評 E.アイスナー著、池田吏志・小松佳代子 訳『啓発された眼』の書評が、「図書新聞」2025年3月8日付に掲載されました。
評者は荒川 歩氏。評者の先生、掲載誌ご担当者様に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。



 

質的研究の大事なことの再発見とアートベースドリサーチのために

今でもしばしば引用を目にするアイスナーの本の翻訳である。本書の内容は、質的研究の意味や、教育を質的に分析することの意味、そしてその実際の手続きや問題点の具体例まで、幅広い。原書の出版は1991年であるが、量的研究のトレーニングしか受けていない大学院生だった私が質的研究に初めて出会った時の新鮮な発見や思考の深まりを鮮明に再体験することができた。

……本書の出版によって利益を得るのは、質的研究の理論に関心を持つ初学者だけではない。教室内談話や教育実践の観察研究に関心のある人にとっては、本書の豊富な具体例と手続きの具体的な進め方や観察の勘所、そして、その理論的背景は、すぐにでも役立つものとなるだろう(私自身、質的研究法の授業の観察の回の授業で、お手本となる事例用として来年から使おうと、幾ページにも付箋を貼っている)。観察で何を見るのか(何が見えるのか)といった抽象的なところから、フィールドエントリーの仕方や、観察の記録の仕方、観察の期間など細かいところにまでアイスナーの考えが描かれている。第5章、第6章で語られる、描写・解釈・評価・主題生成という一連の流れとその宛名の問題は、示唆深い。……

 翻訳者の小松佳代子氏による、20ページを超える「解説にかえて」は非常に詳細であり、当時の教育研究の文脈における本書の位置づけを知るうえで、また、アイスナーの著作における本書の位置づけを知るうえで、1991年の出版と現在をつなぐ役割をはたしている。いずれにせよ、訳者の苦労と奮闘に敬意を表したい。

 

9784788518599 『啓発された眼』
教育的鑑識眼と教育批評

エリオット・W・アイスナー 著
池田 吏志 訳
小松 佳代子 訳
出版年月日 2024/10/10
ISBN 9784788518599
4-6判・512頁
定価 3,740円
在庫 在庫あり

 

9784788517226 はじめての造形心理学
心理学、アートを訪ねる
荒川 歩 編
出版年月日 2021/04/10
ISBN 9784788517226
A5判・208頁
定価 1,980円
在庫 在庫あり

 

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