« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第251号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第252号■ »

書評 三浦耕吉郎 著『自然死(老衰)で逝くということ』@「新潮」2025年3月号

「新潮」2025年3月号にて 三浦耕吉郎 著『自然死(老衰)で逝くということ:グループホーム「わたしの家」で父を看取る』の書評が掲載されました。評者は古川真人氏。ご書評くださいました先生、掲載誌ご担当者様にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。


あくまでも生のために

......
(本書において)なによりの眼目とされているのは、あくまでも死が避けがたいものであるときに、その瞬間にいたるまでの生をいかによいものにするか、である。本書は〈終末期における「医療との距離化」〉ということばについて繰りかえし言及する。これは過剰な延命治療を「しない」(医療的介入から距離をとりつつ)で、いましも息を引き取ろうとしている、しかし、現に生きている者のために望ましいこと、くつろげることを(ばあいによっては適切なかたちで施療もしつつ)「する」という、まさに専門的な集団によって達成し得る、曲芸的な末期の介添えである。そしてその粋を集めた技巧の一切は生者にこそ向けられる。そもそも、われわれは死者に対してはなにも「する」ことはできないのだ。

 では、「わたしの家」の中において、ひとびとはなにを「する」のか、また「しない」のか。著者の父の容態が、安静に返ることもありつつ、しかしやはり刻々と最後の局面に向かいつつあるとき、スタッフは〈私〉にこう申し出た。

……

9784788518520  自然死(老衰)で逝くということ
 グループホーム「わたしの家」で父を看取る

 三浦 耕吉郎 著
 
2024/08/31
 ISBN 9784788518520 
 四六判232頁 定価 2420円
 在庫 在庫あり

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第251号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第252号■ »

書評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第251号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第252号■ »

検索


  • カスタム検索
2026年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

ツイッター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

タイトルのみ表示


サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想