書評 三浦耕吉郎著『自然死(老衰)で逝くということ』@毎日新聞24年11月2日付
三浦耕吉郎著
『自然死(老衰)で逝くということ グループホーム「わたしの家」で父を看取る』
が毎日新聞2024年11月2日付、書評欄に掲載されました。
評者は星野智幸先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまに、こころよりお礼申し上げます。
……著者が父の死に際して探ったのが、「みずからの死の時期を自己決定する必要のない<死に方>」だ。それは過剰な延命治療に任せてしまうのでもなく、といって死についての意思決定は本人にあるとする尊厳死の考え方に立つのでもない、死のあり方だ。
冒頭に近いこのくだりを読んだだけで、私は衝撃を受けた。過剰な医療的管理に理不尽な気分を募らせた私は、尊厳死を認めるほうへ思いつめていたから。その根っこには、病院の求める治療の許可を、母本人ではなく私たち子どもが与えた結果、母が常々強く拒絶していた「寝たきり管だらけ」を強いているという自責の念がある。病院の求めるインフォームド・コンセントは、「生じた結果について医師を免責することこそが主目的とされてきた」。著者が目指すのは、誰が責任を負うわけでもない、生の終わりである。......
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自然死(老衰)で逝くということ
グループホーム「わたしの家」で父を看取る
三浦 耕吉郎 著
2024/08/31
ISBN 9784788518520
四六判232頁 定価 2420円
在庫 在庫あり
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