« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第247号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第248号■ »

書評 好井裕明著『原爆映画の社会学』  「週刊読書人」2024年9月13日付に掲載

好井裕明著『原爆映画の社会学』 の書評が「週刊読書人」2024年9月13日付に掲載されました。評者は福間良明先生。ご書評いただきましたこと、こころよりお礼申し上げます。

……それにしても、なぜ映画なのか。映画は本質的に「娯楽」である。「原爆」を扱った映画に限っても、『二十四時間の情事』のような恋愛映画、『はだしのゲン』のような少年もの、『ゴジラ』シリーズをはじめとする特撮怪獣映画など、「愉しめる」作品はじつに多い。『ひろしま』『黒い雨』といった当事者の苦悶に焦点を当てた作品もあるが、それらとて、ある種の「感動」と無縁ではない。愉しみのある日常に、「反戦」「反核」「継承」をめぐる思考をいかに織り込み、深めていくのか。言い換えれば、「啓発の回路」をそれのみで閉ざすのではなく、日常の世界にいかに接続するのか。こうした問題意識から、「原爆映画」を読み解いたのが、本書である。……



9784788518513
 原爆映画の社会学

 被爆表象の批判的エスノメソドロジー

 著者 好井 裕明 著
 ジャンル 社会学
 出版年月日 2024/08/08
 ISBN 9784788518513
 4-6判・416ページ
 定価 3,960円(本体3,600円+税)
 在庫 在庫あり

試し読み

この本に関するお問い合わせ・感想

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第247号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第248号■ »

書評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第247号■ | トップページ | ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第248号■ »

検索


  • カスタム検索
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

ツイッター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

タイトルのみ表示


サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想