◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第247号■
2024年8月22日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第247号■
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◇トピックス
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●お知らせ
「新曜社総合図書目録2024 ver.2」ができました。
冊子版をご希望の方は、弊社問い合わせフォームよりご連絡ください。
PDF版は下記弊社サイトよりダウンロードしていただけます。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n57271.html
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
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(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
東京新聞2024年7月27日付、書評欄「特選」にて、市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会
柳原敏夫・小川晃弘 編『わたしたちは見ている 原発事故の落とし前のつけ方を』をご紹介いただきました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-cc0a76.html
「2024年上半期 読書アンケート」@図書新聞 2024年7月27日号にて角田 燎 著『陸軍将校たちの戦後史「陸軍の反省」から「歴史修正主義」への変容』がとりあげられました。選者は石原俊先生。
石原 俊 先生の選書はほか 廣本由香 著 『パインと移民』(新泉社)大木 毅 著『戦史の余白』(作品社)です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-624319.html
『神戸新聞』オピニオン「針路21」(2024年7月27日)にて、金菱清編/東北学院大学震災の記録プロジェクト『永訣――あの日のわたしへ手紙をつづる』を編者の金菱氏寄稿により紹介頂きました。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n58116.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
書評
楠見友輔 著『アンラーニング質的研究――表象の危機と生成変化』
(評:横山草介)
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/8151
◇近刊情報
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2024年9月下旬発売
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啓発された眼
─教育的鑑識眼と教育批評
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エリオット・W・アイスナー 著
池田吏志・小松佳代子 訳
四六判並製502頁(仮)・予価5200円+税
ISBN 978-4-7885-1859-9 C1037
分野=教育・質的研究
教える、学ぶという行為や経験を捉えるためには、複雑で微妙な質をきめ細かく識別する「啓発された眼」をもたなければならない。アートに基づく研究を展開し、教育の営みの複雑さを捉えるための多元的な知の生成を提唱したアイスナーの神髄を知る本。
*美術教育、アートに基づく質的研究で知られるアイスナーの未邦訳だった待望の書
著者、訳者
アイスナー(故人):スタンフォード大学教育学教授を務めた米国を代表する学者の一人。
池田吏志:広島大学准教授
小松佳代子:長岡造形大学教授
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2024年10月上旬発売
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新装版 津軽三味線の誕生
─民俗芸能の生成と隆盛
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大條和雄 著
四六判並製232頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1857-5 C0073
分野=近代史・文化史・芸能
北国の地吹雪の中で生まれ、荒々しく哀しい音色で、激しく魂を揺さぶる津軽三味線。始祖仁太坊と〈叩き〉奏法による津軽三味線の成立をつきとめ、ヴェールにつつまれていた全貌を明かす。維新、諸文化が習合する北国で力強く花開いた民俗芸能の姿。
*津軽三味線を理解する上では、類書が少ないため貴重な本を新装復刊。
著者
大條和雄(故人):小説家、津軽三味線研究家
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2024年10月上旬発売
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新装版 感性のことば(オノマトペ)を研究する
─擬音語・擬態語に読む心のありか
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苧阪直行 編著
四六判並製234頁・本体3000円+税
ISBN 978-4-7885-1858-2 C1011
分野=心理学・認知科学・言語学
私たちのことばにはオノマトペが多く使われ、彩り豊かな表現になっています。本書はこのような感性のことばの微妙かつダイナミックな働きと、それをとおして見えてくるユニークな心の世界を、認知心理学の立場から丁寧に解きほぐします。
*オノマトペを科学的に解説し好評を博した本を新装して復刊する。
編著者
苧阪直行:京都大学名誉教授
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編集後記
夏、高校野球。
私の地元、和歌山代表の智辯和歌山高校は初戦で茨城代表の霞ヶ浦高校に4-5で敗れた。
和歌山県勢は夏の甲子園で茨城県に勝ったことがなく(0勝5敗)、組み合わせを見た時点で嫌な予感がしていたのだが、的中してしまった。
この時期になるとたくさんの野球本が書店さんに並ぶが、唯一購入した1冊を紹介する。
『甲子園ヒストリー』(朝日新聞出版)
副題「完全保存版 阪神甲子園球場 100周年特別企画」が示すとおり、甲子園の100年の歴史をギュッと凝縮した1冊となっている。
高校野球はもちろん、阪神タイガースについての情報も多く、虎ファンにはうれしいはず。
年度ごとに、以下のような情報が記載されているのも楽しめるポイントだ。
●見出し
●同年生まれの野球人、著名人
●高校野球の春夏の成績
●阪神 甲子園開幕オーダー
●どんな年代?
●物価は?
ためしに、私の地元・和歌山県有田市の箕島高校が春夏連覇を達成した1979年のページを開いてみる。
●見出し
1979年 江川事件、阪神・江川⇔巨人・小林繁のトレードで決着
●同年生まれの野球人、著名人
・井川慶(7月13日/NPB11年、MLB2年、計95勝。2003年に20勝を挙げ優勝に貢献するとともに沢村賞受賞)
・上地雄輔(4月18日/横浜高校野球部出身のタレント、歌手。99年デビュー。07年「おバカタレント」を演じブレーク)
●高校野球の春夏の成績
箕島が公立校唯一の春夏連覇。
●阪神 甲子園開幕オーダー
真弓、藤田、掛布、竹之内、ラインバック、中村勝、若菜、島野。先発投手は江本孟紀。監督はD・ブレイザー。
●どんな年代?
国公立大学受験で共通1次試験が導入。「ズームイン!!朝!」放送開始。イラン革命。インベーダーゲームが大流行。
●物価は?
豆腐(1丁)80円。
●物価は?のコーナーが特に興味深い。1979年は豆腐80円でいまひとつピンとこないが、さらに10年遡った1969年のコーナーで「山手線初乗り運賃30円」と書いていて驚いた。
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紹介したこの本の値段は本体3500円だが、9年前に刊行された同じくらいの判型・ページ数の『完全保存版 高校野球100年』(朝日新聞出版)はなんと本体1852円。安くて驚いた。
予約注文のみの『全国高校野球選手権大会100回史』(本体15000円)も買った身としては、これくらいの値上げはまったく問題ない。
いままでに購入したたくさんの高校野球本を読みながら、来年の和歌山県勢の活躍に期待するとしよう(H)
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◇奥付
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次回発行は2024年9月下旬を予定しております。
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