2024年6月24日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第245号■
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◇トピックス
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●お知らせ
「新曜社総合図書目録2024 ver.2」ができました。
冊子版をご希望の方は、弊社問い合わせフォームよりご連絡ください。
PDF版は下記弊社サイトよりダウンロードしていただけます。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n57271.html
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
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弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
楊 駿驍・トウ 剣(トウはのぼりへんにおおざと)・松本健太郎 編『日中韓のゲーム文化論 なぜ、いま〈東アジア・ゲーム批評〉なのか』の書評が2024年5月17日付「週刊読書人」にて掲載されました。評者は渡辺範明氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-4131e7.html
『日中韓のゲーム文化論 なぜ、いま〈東アジア・ゲーム批評〉なのか』の書評が、2024年6月12日「電ファミニコゲーマー」に掲載されました。評者は伊藤誠之介氏。
https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/240612b
2024年6月16日付 読売新聞書評欄「始まりの1冊」にて、古田徹也先生の『それは私がしたことなのか』を、おとりあげいただきました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-a26b1a.html
『日中韓のゲーム文化論 なぜ、いま〈東アジア・ゲーム批評〉なのか』の書評が2024年6月29日付「図書新聞」にて掲載されました。評者は川﨑寧生先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-cc5cc9.html
申 惠媛著『エスニック空間の社会学 新大久保の成立・展開に見る地域社会の再編』の書評が2024年6月29日付「図書新聞」にて掲載されました。評者は三浦綾希子先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-fbd9b9.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
連載 『自己の科学は可能か』出版記念シンポジウムの現場から
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/categories/1074
◇近刊情報
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2024年7月下旬発売
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原爆映画の社会学
──被爆表象の批判的エスノメソドロジー
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好井裕明 著
四六判並製416頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1851-3 C1036
分野=社会学
反戦反核という定番の語りに、新たな意味を創造するには――。これまで製作されてきた原爆映画やドキュメンタリーを解読し、私たちの形骸化したヒロシマ・ナガサキ理解を打ち破る契機を見出す。被爆者の声に応答せんとする、映画を読み解く社会学。
*敗戦直後から近年までの数多の原爆映画を渉猟してきた著者による、ライフワークの集大成。
著者
好井裕明:摂南大学現代社会学部特任教授
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編集後記
『町内会』(玉野和志/著、ちくま新書)
書店で新書の新刊棚を見ていた際に、この本が目に入った。
というのも、田舎に住む親が町内会の地区会長を担当したからだ。
孫と一緒に会いに行くから予定を確認して、と話した際に、「その日は町内会議が入るかもしれないから難しい」と言われた時は驚いた。
いや、関東から関西へはるばる孫を連れて会いに行くのに、なぜ町内会を優先するのか?そんなの休めばいいじゃないかと思ったが、どうもそう簡単に休めるものではないらしい。
その他にも驚いたこととして、
・365日、いつでも電話がかかってくる。電話の内容は「近所のゴミ捨て場が荒れている」といったものから、次回の会議のことなど様々。
・ゴミ捨て場が荒れていることを厳しく見ている人がおり、連絡が入ると掃除に行かなければならない。
・大雨の日などに、土砂が道路に流れていた際、通る車の安全のため、転がっている石を拾わなければならない(大雨警報が出ている中)
こんなことを昨年から多く耳にしたものだから気になって購入した。
既に述べた「ゴミ捨て場の整理」などは、本来行政がやるべき仕事だが、町内会が担当していることが多い。なぜこんなに行政に都合の良い仕組みが出来上がったのか、それを解明していくのが本書のねらいだと著者は述べる。
なぜ全戸加入を求めるのか、どうして行政の下請け仕事のようなことをするのか、本当にやらなければならないことは何なのか、町内会にしかできないことは何か。
町内会はいざというときに、住民どうしが助け合うことや、行政や政治に要求することが円滑にできるよう、日頃からゆるやかなつながりを維持することに、その存在意義があるという。
活動はなによりその担い手自身が楽しめることを優先し、地域の人たちがそれとなく知り合える親睦を旨とすべき、と書いていた。全国の町内会に届いてほしい1冊だ。
私自身の現在住んでいる地域では、町内会は存在するものの、年に一度会費を支払うことと、月に一度の回覧板くらいで、ほとんど活動には参加しなくてよい。
そんなだから冒頭の「町内会議だから休めない」への理解が難しかったわけだが、本書を読んでその歴史を知った今、親も色々と頑張っているんだなと考えを改めた。
担い手が少なくなる今後どうなっていくのか。父親の町内会活動には耳を傾けていきたい。
自分が老後、地元に帰りたいと思うようなことがあったとき、どうなっているだろうか。(H
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◇奥付
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