◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第244号■
2024年5月20日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第244号■
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◇トピックス
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●お知らせ
「新曜社総合図書目録2024 ver.2」ができました。
冊子版をご希望の方は、弊社問い合わせフォームよりご連絡ください。
PDF版は下記弊社サイトよりダウンロードしていただけます。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n57271.html
下記ネット書店様にて、販売中の書籍が数点「販売休止中」となっておりましたが、修正いたしました。
タワーレコードオンライン
https://tower.jp
ヨドバシ.com
https://www.yodobashi.com/
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/book/?l-id=header-navi-book
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
角田 燎 著『陸軍将校たちの戦後史』の紹介が、日本経済新聞 2024年4月20日付に掲載されました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-4eb450.html
角田 燎 著『陸軍将校たちの戦後史』の紹介が、週刊読書人 2024年5月3日付に掲載されました。評者は好井裕明先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-b15f35.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
『社会学者のための 論文投稿と査読のアクションリサーチ』刊行記念イベントを開催します。詳細は下記リンク先より。ぜひお申し込みください。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/8041
連載 『自己の科学は可能か』出版記念シンポジウムの現場から
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/categories/1074
◇近刊情報
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2024年6月上旬発売
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わたしたちは見ている
──原発事故の落とし前のつけ方を
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市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会 著
柳原敏夫・小川晃弘 編
A5判並製88頁・本体636円+税
ISBN 978-4-7885-1850-6 C0036
分野=市民運動・原発事故
原発推進・反対に関係なく、国家として原発を維持する以上、事故被災者の人権を守る法律が欠かせない。それはどのような法律か。制定によって何がもたらされるか。どう実現させるか。「市民が育てる『チェルノブイリ法日本版』の会」の提言と条例案。
*緊急出版
「チェルノブイリ法日本版」を制定し、原発事故被災者に人権を!
著者
市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会
https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/
編集
柳原敏夫:法律家
小川晃弘:メルボルン大学アジアインスティチュート教授
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2024年6月上旬発売
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誰が場所をつくるのか
─ポストヒューマニズム的試論
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森 正人 著
四六判並製352頁・本体3400円+税
ISBN 978-4-7885-1848-3 C1025
分野=哲学・思想・地理学
場所を問うことは、社会を、世界を、人間を問うことである。人や人あらざるものが出会い、いかなる相生と相克の末に場所は生成するのか。人文地理学の最新の議論も踏まえ、身体から国際社会まで様々なスケールの場所を題材に我々という地層を剥ぐ。
*人文地理学において注目されてきた「場所」について、ポストヒューマニズム的な見地から論じる初の試み。
著者
森 正人:三重大学人文学部教授
森 正人先生 既刊
『文化地理学講義』好評3刷
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b591006.html
『展示される大和魂』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455488.html
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2024年6月中旬発売
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アンラーニング質的研究
─表象の危機と生成変化
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楠見友輔 著
四六判並製312頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1847-6 C1011
分野=質的心理学・質的研究法
質的研究は幅広い分野に拡大し、豊かな実践を生み出している。その一方で、方法は知らず知らずのうちに形骸化し、必要とされる変化を閉ざしてしまう可能性がある。質的研究を「アンラーニング(学びほぐし)」し、問いを創出しつづけるための本。
著者
楠見友輔:信州大学教育学部講師
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編集後記
ゴールデンウィーク明けのある日、Twitterで「保育園の洗礼」がトレンド入りしていた。
「保育園の洗礼」とは、新たに保育園に通い始めた子どもが風邪などの感染症に頻繁にかかることをさす言葉だ。
昨年の編集後記でふれたが、8月に誕生したわが子も4月から保育園に入園した。
今のところわが家は保育園の洗礼を受けていないね…と話していたのも束の間、ある週は5日間のうち4日も早退と休みを繰り返すことになってしまい、妻と交互に会社を休んだ。
洗礼からは逃げきれなかった。
できれば会社を休みたくないのだが、共働きなことをふまえると、夫婦で相談し休める方が休んで世話をすることになる。
『学校と日本社会と「休むこと」 「不登校問題」から「働き方改革」まで』(保坂享/著、東京大学出版会)
ながらく教育現場で勤務していた著者が、学校や会社、またスポーツの現場など様々な方面から「休むこと」を考える本。
第5章 高校野球と「休み」では、史上初の「延長18回引き分け再試合」の例の紹介や、「球数制限の導入」など野球ファンも楽しめる内容となっていた。
高校野球好きとしてはここの章をもっと取り上げたいのだが、グッとこらえて他の気になった章を紹介する。
第2章 日本社会の働き方 より。
まず「半ドン」という言葉。みなさんはご存知だろうか。かつて日本の学校や企業の多くは土曜日も半日働く形だった。
半分が休日(オランダ語でゾ[ド]ンタク)なので、半ドン。
上司に聞いて言葉だけは知っていたが、本書によると1988年ごろから「1日8時間、週48時間」から、「週40時間、1日8時間」への移行がはじまり、1997年に全面移行となったそうだ。
ところが皮肉なことに、週休2日に移行したにもかかわらず、時間外労働や休日出勤が増え、結果として労働時間は増えてしまったという。
「24時間戦えますか?」をキャッチフレーズとする栄養ドリンクのCMもこの頃だ。
ここから「過労死」の話題へと本書は続いていく。
学校を休むこと、仕事を休むことについて改めて考えるきっかけになれば、というのが執筆動機だと著者はあとがきで語る。
冒頭の「保育園の洗礼」の対処も、夫婦お互いの職場の理解があって休めているが、実際には休めなかったり片方が定職を諦めたり、といったことも起こっているのだろう。
誰もが生活と労働を無理なく両立させていくために、「休むこと」に対する意識改革は不可欠と思われるので、広く読まれてほしい1冊だ。(H
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◇奥付
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次回発行は2024年6月下旬を予定しております。
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