◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第239号■
2023年12月22日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第239号■
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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
関西学院大学震災の記録プロジェクト/金菱 清(ゼミナール)編『災害の記憶を解きほぐす――阪神・淡路大震災28年の問い』書評が「小説新潮」(24年1月号)に掲載されました。評者は東えりか氏(書評家)です。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n55316.html
〇フェア
「心理学書販売研究会 ロングセラーフェア@丸善丸の内本店」
11月2日より丸善丸の内本店さま3階、心理学書棚にて
「心理学書販売研究会 ロングセラーフェア」を開催いたします。
半世紀、四半世紀を越えてまだ読み継がれる書、そしてこれからの定番書を厳選して展示しております。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
https://shinpanken.blogspot.com/2023/11/blog-post.html
「新曜社ブックフェア」
京都大学生協ショップルネ店さまにて、11月27日より開催中です。
お近くの方はぜひお立ち寄りください。1月31日まで展開予定です。
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
『新社会学研究 第9号』論文公募のお知らせ(12月31日締切)
『新社会学研究』(第9号、新曜社から2024年秋に刊行予定)では、自由論題での論文掲載に向けたエントリーシートの募集をしています。
どなたさまも奮ってご応募ください。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/7581
◇近刊情報
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2024年1月下旬発売
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エスニック空間の社会学
―新大久保の成立・展開に見る地域社会の再編
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申惠媛 著
A5判上製352頁・予価4400円+税
ISBN 978-4-7885-1832-2 C3036
分野=社会学
エスニックな観光地「新大久保」の出現は、居住空間としての大久保地域をいかに変容させたのか。定住を要件とする従来の多文化共生論や地域社会像を批判し、住民だけでない多様な人々の共在から成るプロセスとしての、新たな地域社会概念を提起する。
*日韓両言語のネイティブだからこそできた、韓国出身者へのインタビュー調査も多数掲載されており、資料的価値にも富む。
*多文化共生の現場として知られる大久保地域と「新大久保」について、観光地化以降の状況を総体的に把握するための研究成果となっている。
著者
申惠媛:宇都宮大学国際学部助教
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よりみちパン!セ シリーズ
増補・改訂版 3点同時発売予定
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2024年1月下旬発売予定
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増補新版 死ぬのは、こわい?
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徳永進 著
四六判並製136頁・本体1600円+税
ISBN 978-4-7885-1833-9 C0095
分野=社会学、福祉
中学生の夢二は死の案内人=ホスピスの先生と一緒に病室をひとつずつ回る。一人ぼっちの人、家族といっしょにいる人。いろんな生、いろんな死。成人した夢二を追った後日譚を付す。あとがきにかえて=谷川俊太郎(詩)
*あとがきにかえて=谷川俊太郎(詩)
著者
徳永進:野の花診療所 所長
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増補新版 生きのびるための犯罪(みち)
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上岡陽江+ダルク女性ハウス 著
四六判並製224頁・本体1900円+税
ISBN 978-4-7885-1834-6 C0095
分野=社会学、福祉、精神保健
「回復」とは、薬やお酒への依存が止まることではなく、地域の中で、孤立せずに安心して暮らしていけること。哲学、障害学、社会学ほか各方面に大きな影響を与え続ける彼女たちの実践。長く入手困難だった1冊に貴重で最新の増補を付す。
*帯・推薦文=國分功一郎
著者
上岡陽江:ダルク女性ハウス代表・精神保健福祉士
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増補新版 だれか、ふつうを教えてくれ!
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倉本智明 著
四六判並製176頁・本体1900円+税
ISBN 978-4-7885-1835-3 C0095
分野=障害学、社会学、福祉
「共生」「多様性」「尊重」、そんなふわふわした言葉が隠してしまうこと―「ふつう/障害」について、なかなか聞けなかったこと、本当はよくわからないことを全盲の社会学者と真正面から考える。
著者
倉本智明:関西大学非常勤講師
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編集後記
今年最後の編集後記は例年にならい、先日発表された紀伊國屋じんぶん大賞について書く。
『謝罪論』(古田徹也/著、柏書房)はすでに取り上げてるし、『消費者の誕生』(林 凌/著、以文社)は書評でみて気になったまままだ買ってなかった。2位の『タイミングの社会学』(石岡丈昇/著、青土社)、10位の『超人ナイチンゲール』(栗原康/著、医学書院)は買ったが未読。
というわけで 『超人ナイチンゲール』(栗原康/著、医学書院)を手にとってみた。
鬼才文人アナキストである著者が書く、かつてないナイチンゲールの評伝。一読、ナイチンゲールを現代日本によみがえらせる名講談の誕生と評したい。これは先日、千葉県は志津のときわ書房志津ステーションビル店で店長さんに勧めてもらった1冊で、志津で推されている本はつい買ってしまう。そしてもれなく面白い。
上流階級の身でありながら戦場での傷病兵士の看護の仕事に就くだけでも変わっているが、その現場でも彼女は普通ではない。第四章のクリミア戦争でのナイチンゲールの闘いぶりは印象深い。
病院食になる物資はあるのだが、支給されずに死んでいく兵士たち。死んだら物資がムダにならず良かったという官僚主義の地獄。この状況を異なる部局の管轄争いによる機能不全とみて、それをあらゆる手段で打破していくナイチンゲールを、ケアの現場におけるアナーキストとして著者は描く。
なんと言われようがケアするためにとにかく行動。目の前の人を助けるために何をするか。ケアの原点を見た気がした。タイトルの「超人」はニーチェのことばを借りているという。お前はそこで何をするんだとナイチンゲールにアジテイトされ、ぶっとばされる読書体験をぜひ(H
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◇奥付
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