◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第233号■
2023年6月20日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第233号■
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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
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弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
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〇受賞
昨年(2022年)8月に弊社より刊行いたしました 秋田喜美著『オノマトペの認知科学』 が、
第一回 国立国語研究所宮地裕日本語研究基金学術奨励賞を受賞いたしました。
(菊地恵太氏『日本略字体史論考』 (武蔵野書院、2022年)も同時受賞)
秋田先生、おめでとうございます。
https://www.shin-yo-sha.co.jp/news/n52827.html
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』の書評が、朝日新聞2023年6月10日付にて掲載されました。評者は山内マリコ先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-a2cea6.html
石井大智 編著、清義明・安田峰俊・藤倉善郎 著『2ちゃん化する世界』の書評が、「世界」2023年6月号に掲載されました。評者は藤原学思氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-839175.html
関西学院大学震災の記録プロジェクト・金菱 清(ゼミナール) 編『災害の記憶を解きほぐす』の書評が、2023年6月10日付「神戸新聞」、「ひょうご選書」に掲載されました。評者は長沼隆之・論説委員。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-5e364e.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/
◇近刊情報
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6月下旬発売
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細胞はどう身体をつくったか
─発生と認識の階層進化
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実重重実 著
四六判296頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1817-9 C1045
分野=生物学・科学読み物
細胞は「主体的な認識力」を備えた1つの生物だ。細胞は遺伝子のタンパク質の設計図を読み取りながら他の細胞や外界とやりとりし、専門化して、身体という巨大な社会をつくっていく。どうやって? 驚きと知的な刺激に満ちた発生の進化の道筋を辿る旅。
*細胞はどうやって身体をつくったのか
著者
実重重実:元・農林水産省農村振興局長。階層生物学研究ラボ研究員。
著者関連書
『生物に世界はどう見えるか』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b487828.html
『感覚が生物を進化させた』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b586836.html
6月下旬発売
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アクションリサーチ入門
─社会変化のための社会調査
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D・J・グリーンウッド、M・レヴィン 著
小川晃弘 監訳
A5判264頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1818-6 C3036
分野=社会学・心理学
応用のない理論は理論ではない。科学者と現地の人々が効果的に連携して問題解決に取り組むアクションリサーチの理論、戦略、よいリサーチャーになるためのスキル、具体的な実践例までを懇切に解説し、公正で持続的な変化のための新しい知見を提供。
*科学者と地域の人々が協働する実践の科学へ
著者・監訳者
D・J・グリーンウッド:ゴールドウィンスミス人類学教授
M・レヴィン:ノルウェー科学技術大学教授(2023年逝去)
小川晃弘:メルボルン大学アジアインスティチュート教授
7月中旬発売
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コミュニティを研究する
─概念、定義、測定方法
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Mary L. Ohmer ほか著
似内遼一 ほか監訳
B5判464頁・予価8500円+税
ISBN 978-4-7885-1820-9 C3030
分野=都市論・社会学・建築
街づくりやコミュニティデザイン、プレイスメイキングなどが注目され、地域を基盤とした住環境の改善、生活の質の向上を目的とした活動が展開されている。そのときに不可欠な近隣地域やコミュニティの評価・測定法を体系的に解説した本邦初の本。
*日本で初めてのコミュニティ測定と評価の体系的解説
著者・監訳者
Mary L. Ohmer:ピッツバーグ大学ソーシャルワーク学部准教授
似内遼一:東京大学大学院工学系研究科助教
7月中旬発売予定
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生命を問いなおす 叢書セミオトポス17
─科学・芸術・記号
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日本記号学会 編
A5判260頁・本体3000円+税
ISBN 978-4-7885-1819-3 C1010
分野=現代思想・科学・芸術
生命と記号は一見相反するようだが、二重らせんの発見以来、生命は情報、記号現象と考えることができる。機械生命論、分解と発酵の記号論、オートファジー論、メッセンジャーとしてのウイルスなど、記号学会ならではの視点から生命観に転換を迫る。
*日本記号学会は3度「生命」について特集してきたが、発足40周年の記念号で決定版の総特集を組む。
*新型ウイルス禍の教訓は従来の生命観の大転換。いま注目の吉森保、藤原辰史、奥野克巳ほか各氏に聴く。
編著
日本記号学会
「叢書セミオトポス」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13276.html
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編集後記
最近購入した2冊。
『絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか』(矢野智司・佐々木美砂/著、勁草書房)
そう言われてみれば、小さい頃によく読み聞かせしてもらった『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)も一列に並んでいた。
これから絵本を手に取る機会が増えるので、少しでも勉強しておこうと思い手に取ったが、和歌山弁で言うところの「しょねいれて」読む必要があり、まだ読了していない。
『近代出版研究 2023 第2号』(近代出版研究所)
上記に掲載されている、「版元営業はどのような仕事か」が面白かった、と会社の同僚から教えてもらい、さっそく買って読んだ。
ゼロ年代半ば、15年前の経験で、2年ほどしか営業をしていないと謙遜しているが、10年くらい経験されたような充実ぶりである。
本文にも記載があるが、出版社の営業の具体的なノウハウはほとんど本になっていないため、版元営業マン(特に受注ノルマがある版元)には必読の内容となっている。
前職で4年ほど営業ノルマのキビしい版元に所属した身として、今でも十分通用すると感じた。
転職後の現在 、ノルマはなくなったが「返品」に関心が向くようになった。
返品、返品、返品。1週間に1回の頻度で各取次から来る返品伝票の入力などを担当し、返品される銘柄をすべてチェックすることで、返品への意識が変わった。
以前は6~7割くらい消化すれば後は返品でも……などど考えていたが、じつに安易な考え方である。適正な配本といわれるが、売上をあげつつ返品を減らすには書店担当者さんの協力が不可欠で、お店の立地、規模などはもちろん大事だが、最終的に売れるかどうかはやはり担当者さんによるところが大きい。定期的に連絡を取っていくしかないのだ。
書店さんの閉店ほど己の仕事の無力さを感じさせるものはない。在庫の返品も心配であるが、培ってきた人間関係がなくなってしまうことがじつに残念なのだ。来月末の「ちくさ正文館書店本店」「ジュンク堂書店大分店」の閉店がすでにニュースになっているが、いずれも弊社の新刊をこまめに頼んでくださる貴重な書店さんである。
返品、閉店、人間関係。三題ばなしではないが、それでも営業部の課員として何かできることを考えると、地道に書店さんを訪問し、信頼関係を作っていくことしかない。
いつか『近代出版研究』で「返品」について取り上げられることを期待している。このテーマこそ、資料が残っていないのではないだろうか。「触れたくない」「触れられたくない」部分なので、書き手がいるかわからないけど(H)
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◇奥付
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次回発行は2023年7月下旬を予定しております。
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