◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第232号■
2023年5月16日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第232号■
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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。
ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
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https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8
〇フェア
「新曜社ブックフェア」
東京大学生協駒場店さまにて、5月10日より開催中です。
10年前に開催して以来のフェアとなります。6月23日まで。
「最良・最強の心理学書フェア」@三省堂書店名古屋本店 人文書コーナー
心理学書販売研究会12社の厳選心理学書を用意いたしました。
5月11日より開催中です。会期は1か月を予定。
http://shinpanken.blogspot.com/2023/05/blog-post.html
人文書フェア「知の森を歩く 2023」@三省堂書店札幌店
2019年以来じつに4年ぶりとなる今回は、人文会・心理学書販売研究会・大学出版部協会・仏教書販売研究会の4団体合同フェアです。
参加社は45社、約400点が並びます。
リストは三省堂書店様HPよりDLいただけます。
https://books-sanseido.co.jp/items/2275352
5月11日より開催中。6月24日まで。
ぜひ、足をお運びくださいますようお願いいたします。
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
D.ノーマン著『誰のためのデザイン?』の書評が、「患者安全推進ジャーナル」2023_no71に掲載されました。
安全管理者が医療安全に関するお勧めの一冊を紹介するコーナーで、本の内容とともに、その本をどのように読み、得られた知識や考え方が、日常の活動にどのようにつながったかなどについて紹介されております。
評者は小林健一先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-c8b7e7.html
林 英一著『残留兵士の群像』の書評が「図書新聞」2023年4月15日付にて掲載されました。評者は伊藤雅俊先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-908567.html
麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』の紹介記事が「日本経済新聞」 2023年4月8日付 に掲載されました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-65bcea.html
麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』の紹介記事が「週刊文春」2023年4月13日付「文春図書館推薦」に掲載されました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-65bcea.html
麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』が、「サンデー毎日」2023年4月23日号、武田砂鉄氏「遠回りの読書」にてご紹介いただきました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-711620.html
麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』の書評が、毎日新聞2023年4月22日付にて掲載されました。評者は渡邊十絲子先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-f86234.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/
◇近刊情報
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5月下旬発売
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自閉症を語りなおす
─当事者・支援者・研究者の対話
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大内雅登・山本登志哉・渡辺忠温 編著
四六判並製320頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1815-5 C1011
分野=障がい者支援・発達障害
なぜ自閉症者と周囲の人々は「通じ合う」のが難しいのか? 障がいの当事者が障がい児を支援すると、何が生まれるか?
当事者だからこその体験と問題提起に多様な視点から研究者が応答。
当事者の見方を踏まえた支援を支援するための逆SSTの提唱。
編著者
大内雅登:こどもサポート教室児童指導員
山本登志哉:発達支援研究所所長
渡辺忠温:発達支援研究所主席研究員
5月下旬発売
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続・心理学で文学を読む
─親・大人のあり方をめぐって
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山岸明子 著
四六判並製208頁・本体2200円+税
ISBN 978-4-7885-1814-8 C1011
分野=心理学・文学評論
人の生涯に「親・大人のあり方」はどう影響するか。島尾敏雄『死の棘』、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯の伝記、宮沢賢治を描いた小説や評論、中村文則『私の消滅』、村上春樹の小説における「大人」の描かれ方を題材に、発達心理学の視点から考察。
著者
山岸明子:元・順天堂大学教授
著者関連書
『心理学で文学を読む』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455569.html
『つらさを乗り越えて生きる 伝記・文学作品から人生を読む』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455479.html
5月下旬発売
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若者と軍隊生活
─生還学徒兵のライフストーリー研究
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渡辺祐介 著
四六判並製384頁・本体3700円+税
ISBN 978-4-7885-1816-2 C1021
分野=現代史・ライフストーリー
なぜ学徒兵の多くは、戦争で死ぬことに抵抗しながらも、軍紀の乱れた末期の軍隊生活においてさえ〈やる気〉に満ちて軍務に勤しんだのか。軍隊生活での生き方に注目し、三名の生還学徒兵のライフストーリーから、その心理的・社会的メカニズムを考察。
著者
渡辺祐介:立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員
5月下旬発売予定
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新自由主義教育からの脱出
─子ども・若者の発達をみんなでつくる
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ミカリス・コントポディス 著
北本遼太・広瀬拓海・仲嶺真 訳
A5判並製164頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1810-0 C1037
分野=教育・発達心理
成功と消費へと駆り立てる新自由主義の時代は、子ども・若者の将来展望や職業選択をいかに方向づけ、どのような困難をもたらしているか。世界各地での教育実践を通して、新自由主義的教育の隘路と、それに対抗する集合的な営みの可能性を描き出す。
著者
ミカリス・コントポディス:イギリス・リーズ大学 グローバル時代の子ども
若者研究センター教授
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編集後記
ゴールデンウィークの帰省の道中、京都・大阪の書店さんを訪問させていただいた。半日で駆け足の営業となったが、事前にお時間をとっていただいた京都大学生協書籍部さまでは棚を丁寧に案内していただき、じつに貴重なお話をうかがうことができた。
『「させていただく」大研究』(椎名美智・滝浦真人/編、くろしお出版)
本書は「新曜社フェア」開催のご挨拶の際に東大生協駒場店さまで買わせていただいた1冊。
「やる・あげる・さしあげる」「もらう・いただく」「くれる・くださる」といった授受動詞は3系列7動詞あるのだが、その一つ「させて
いただく」という語に焦点を当てて、さまざまな分野の言語学者が各自の専門の視点から分析している。
「させていただく」という語、ここ数年で使われるようになったイメージがあったが、本書によると遅くとも昭和初期には現れ、当時から批判的な意見があったというから驚いた。それでも残っているのはなぜか?
敬意低減、地域差という地理的視点、敬意漸減、漫才談話との関連などいろいろな視点から考察されるが、自分を落として相手をあげるという謙譲語にできないことばを使う際にじつに便利な語として、「させていく」という語はじつに便利で、「一人勝ち」していったという。
本文の冒頭部分、「訪問した」「訪問いたしました」というより、「訪問させていただいた」とすると、ゴールデンウィーク中にも関わらず、ご対応くださった担当者さんへの感謝をよく表せていると思う。自分を落として、相手をあげるというこの態度は、見ず知らずの人間と匿名の関係のなかでうまくやっていくための、じつに「都市的な」な振る舞いなのかもしれないと感じ入った。
本書にあった面白いエピソードをひとつひいて終わりにさせていただきたい。
講演会に入り口で「受験票を確認させていただきます」と言われたことを憤慨しながら講師に質し、ついには席を蹴って帰ってしまった男性の話だ。この機序も本書で考察しているが、私には彼の怒りは分からない。「させていただく」を多用したこの編集後記が、読まれた方を憤慨させてなければと思いつつ、筆をおかせていただきます。(N&H
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◇奥付
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