書評 大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』@「図書新聞」2022年10月22日付
大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』(社会運動史研究 4)の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。評者は久保 隆氏。ご書評くださいました先生、書評紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
三年前の一九年二月に創刊以来、毎年刊行され、四号に達した。社会運動を研究対象として継続していくことは、現在の様々な様態を考えてみれば、順調に進行していくことは至難なことだといっていい。だが、編者三人は、変わらず、意識的な考究の持続を示している。
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「支配のシステムは境界線をつくり出しながら、暴力と抑圧を維持している。これらと闘い、システム自体を変えていくために、人びとは境界線を揺さぶり、越えていくことが必要になる」として「境界と連帯」に込めた強い思いを伝えていく。・・・・・・
大野光明・小杉亮子・松井隆志 編
『越境と連帯』(社会運動史研究 4)
出版年月日 2022/07/10
ISBN 9784788517776
A5判・200頁
定価 2,530円(本体2,300円+税)
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