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2022年10月

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第226号■

2022年10月20日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第226号■

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◇トピックス
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●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

2022年11月12日(土)・11月13日(日)に、第95回 日本社会学会大会が追手門学院大学にて開催されます。

弊社書籍販売のブースを出展いたします。3年ぶりの対面販売となります。

ご参加の先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

 


〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


デヴィッド・パレ 著『協働するカウンセリングと心理療法』の書評が「心と社会」 No.189 2022に掲載されました。

評者は関 百合先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-6c0a6e.html

 


I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「公明新聞」2022年10月10日付に掲載されました。

評者は池田謙一先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-350761.html

 


書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。

評者は佐藤千鶴子氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-33b1ae.html

 


大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』(社会運動史研究 4)の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。
評者は久保 隆氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-0c0730.html

 


ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』の書評が2022年10月16日付日本経済新聞「半歩遅れの読書術」にて掲載されました。
評者は小熊英二氏。本書品切れ・絶版です。申し訳ございません。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
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10月下旬発売予定
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オートエスノグラフィー
―質的研究を再考し、表現するための実践ガイド
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T・E・アダムス、S・H・ジョーンズ、C・エリス 著
松澤和正、佐藤美保 訳
A5判並製228頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1792-9 C1011
分野=心理学・質的研究

オートエスノグラフィーは、自分自身を対象として、生活や経験の要素である他者との関連性、混乱、感情も含めて批判的に再考する質的研究の方法で、注目を集めている。

研究をデザインし表現するまでの勘所を簡潔にまとめた、定評あるテクストの完訳。

*初めての体系的で実践的な入門テキスト


著者
松澤和正(帝京大学医療技術学部看護学科教授)
佐藤美保(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻准教授)

 


11月上旬発売予定
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新社会学研究 2022年 第7号
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三浦耕吉郎・小川博司・樫田美雄・栗田宣義・好井裕明 編集同人
A5判並製228頁・本体1900円+税
ISBN 978-4-7885-1791-2  C3036
分野=社会学

特集では、社会の激変により従来の連字符社会学がその有効性を減ずるなか、新たな社会学を志向する6論文を掲載。

公募特集の3論考は、新型コロナが文化的存在としての我々を脅かすいま、文化社会学にどのような視座の転換が求められるかを提起する。


*研究者必見の新連載「研究費申請と審査のホントのところ」と「大学教員ポストをめぐるホントのところ」2本が今号よりスタート。

 

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編集後記


今シーズンのプロ野球も残すは日本シリーズの結果を待つのみ。
わが千葉ロッテマリーンズはすでにポストシーズン。監督の人事も発表され、なんと吉井理人(よしい まさと)氏が就任することとなった。

吉井氏といえば和歌山県有田郡吉備町(現:有田川町)出身。有田に生まれ育ち、現在千葉在住の私にとっては、じつに喜ばしいニュースだ。

 

プロ野球以上に高校野球を愛する身としては、吉井氏といえば箕島高校をすぐに想起する。

いまや古豪と称されるのみの箕島高校の全盛期を観たものは、50代以上の方たちだろう。

 

箕島高校といえば星稜高校との「延長18回」の激闘・死闘だ。この試合をこえるものはいまだないという高校野球ファンは多い。

当時を知る人、この試合の面白さをもっと知りたい人にすすめたいのがこちらの2冊。

松下茂典著『神様が創った試合』(ベースボール・マガジン社)
石堂秀夫著『最高試合』(ひまわり出版)

残念ながら、どちらも絶版です。

ガッカリした方には、つい最近、この箕島高校対星稜高校の激闘にまつわる書籍が「タイムリーに」発売されたので紹介したい。

馬場遼著『1979年 箕島高校と星稜高校 カクテル光線に照らされた「史上最高の試合」』(ベースボールマガジン社)

箕島、星稜の歴史を振り返りつつ、「史上最高の試合」を3章に分けて書く。
関係者の証言も含む。この試合を見て吉井氏は箕島高校への進学を決意したという、まさに「名勝負」にスポットを当てた一冊だ。

 

来年2023年、有田、箕島、千葉、ロッテの時代が来ることは確実。

そして名将のもとで佐々木朗希くんは最多勝利投手、沢村賞獲得。

そしてヤクルトと日本シリーズを戦う......と、想像は広がる。いや、妄想ともいうのかな。(H)

 

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◇奥付
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電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
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次回発行は2022年11月下旬を予定しております。

書評 ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』日本経済新聞・2022年10月15日付

ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』(品切れ・絶版)の書評が2022年10月15日付日本経済新聞「半歩遅れの読書術」にて掲載されました。評者は小熊英二氏。

ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまに深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

社会学者は「社会」を研究する。そして最小の社会は、個人の身体である。

個人とは、実は社会関係の総体である。例えば鉛筆や箸の持ち方には「育ち」、つまり幼少時からの社会関係の総体が現れる。「プロは話し方が違う」という形容が示すのは、個人の身体は長い訓練と社会関係が「身体化」した結果だということだ。

こういう「身体化」はどうしたら研究できるか。プロに「どんな修行をしましたか」と聞いても、あまり精緻な回答は得られないことが多い。それなら学者が自分で修行を経験し、分析した方がよい研究ができるかもしれない。ロイック・ヴァカン『ボディ&ソウル』(田中研之輔ほか訳、新曜社)は、そうした試みの一つだ。・・・・・・

>>>>>>日本経済新聞サイト 全文を読む(会員のみ)

 

 

9784788513198 ボディ&ソウル

四六判上製416頁・定価4730円
発売日 13.2.1
ISBN 978-4-7885-1319-8

品切・重版予定なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書評 大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』@「図書新聞」2022年10月22日付

大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』(社会運動史研究 4)の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。評者は久保 隆氏。ご書評くださいました先生、書評紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



三年前の一九年二月に創刊以来、毎年刊行され、四号に達した。社会運動を研究対象として継続していくことは、現在の様々な様態を考えてみれば、順調に進行していくことは至難なことだといっていい。だが、編者三人は、変わらず、意識的な考究の持続を示している。
・・・・・・
「支配のシステムは境界線をつくり出しながら、暴力と抑圧を維持している。これらと闘い、システム自体を変えていくために、人びとは境界線を揺さぶり、越えていくことが必要になる」として「境界と連帯」に込めた強い思いを伝えていく。・・・・・・


9784788517776 大野光明・小杉亮子・松井隆志 編
『越境と連帯』(社会運動史研究 4)

出版年月日 2022/07/10
ISBN 9784788517776
A5判・200頁 
定価 2,530円(本体2,300円+税)








 

書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』@図書新聞 2022年10月22日付

書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』の書評が、「図書新聞」 2022年10月22日付に掲載されました。評者は佐藤千鶴子氏。ご書評くださいました先生、掲載誌ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



・・・・・・日本人は、インド系や中華系のように労働者として導入されることはなく、南アフリカに定住者のコミュニティを形成することはなかった。一定規模の日本人コミュニティが南アフリカに出現するのは一九六〇年代に入ってからであり、その主たる構成員は日系企業の駐在員とその家族であった。しかも彼らは数年しか滞在しない一時滞在者であり、アジア系移民といっても、南アフリカ政府や社会との関わりにおいて、インド系や中華系とは異なる存在であった。

 そんな日本人の企業駐在員や帯同家族が、アパルトヘイト期の南アフリカでの生活をどのように感じていたのかについて、当事者へのインタビューや日本人会のニューズレターなどをもとに再構成した第四章は本書のなかでもっとも読み応えのある内容となっている。
 
  一九八〇年代に「名誉白人」の当事者として批判を受けた人びとへのインタビューには困難や制約が伴ったようであるが、著者はエクスパトリエイト・コミュニティ研究で使われる「泡(バブル)」の比喩を用いて、日本人コミュニティの現地社会との関わりの薄さや現地社会への関心のなさを冷静に分析している・・・・・・





9784788517653
「名誉白人」の百年
南アフリカのアジア系住民をめぐるエスノ-人種ポリティクス

山本 めゆ 著
2022/03/30
ISBN 9784788517653
4-6判・256頁
定価2,970円 在庫あり

書評 I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』@公明新聞 2022年10月10日




I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「公明新聞」2022年10月10日付に掲載されました。
評者は池田謙一先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

ロシアがウクライナに侵攻してから7カ月。わずか数日で目的を達する意図であったとされるが、それは幻に過ぎず、世界的に多大な負の衝撃は続いたままである。

こうしたプーチンの意思決定の「失敗」はしかし、強権国家ならではの特質ではない。民主国家でも重大な誤りは起こりうる。原著出版40年後の『集団浅慮』邦訳の意義の一つはここにある。

どんな「ベスト・エンド・ブライテスト」と呼ばれる知的で思慮に富んだエリート集団を擁した民主的政府でも、ときに決断の大失敗を免れないのはなぜか。集団の心理学の広範な知見を踏まえ、膨大な歴史資料を一次資料にまで遡って精査して解き明かしたのが本書である。

・・・・・・

著書のジャニスは危機下の意思決定を熟知した著作(邦訳『リーダーが決断する時』首藤信彦訳、日本実業出版社)でも知られており、本書も長きにわたって政治学、社会心理学、経営学、組織論などの研究分野で重く受け止められてきた。スペースシャトル・チャレンジャー号打ち上げ失敗やトヨタ車暴走のリコール問題の解明にまで応用され、今後も広い範囲で有益である。多大な歴史的事件を扱う翻訳の苦労はいかばかりかと想像されるが、この良訳を歓迎したい。・・・・・・



9784788517707 『集団浅慮』


アーヴィング・L・ジャニス 著
細江 達郎 訳
2022/05/20
ISBN 9784788517707
四六判600頁・定価 4,730円
在庫 在庫あり

 

 

 

 

 

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