◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第224号■
2022年8月25日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第224号■
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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
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〇受賞
山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著
『観光のレッスンーーツーリズム・リテラシー入門』が
2022年度観光学術学会学会賞(教育・啓蒙著作賞)を受賞いたしました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d7271c.html
観光学術学会
https://jsts.sc/info
清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞、
東京大学BiblioPlazaにて著者・清水亮氏による著作物紹介のページが公開されました。(2022/7/22)
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-824a54.html
〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』の書評が、「大原社会問題研究所雑誌」766(2022.8)に掲載されました。
評者は中村勝己氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-787b9f.html
I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、
「図書新聞」2022年8月13日付に掲載されました。評者は三浦麻子先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-f6e6d3.html
日本記号学会編『アニメ的人間 』の書評が、
「週刊読書人」2022年8月19日付にて掲載されました。評者は伊集院敬行先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-e2773e.html
清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が「日刊ゲンダイ」の8月16日付「週刊読書案内」にて、
一ノ瀬俊也先生にお取りあげいただきました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-e36449.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/
◇近刊情報
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9月上旬発売予定
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戦後日本映画史
―企業経営史からたどる
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井上 雅雄 著
A5判上製512頁・本体5200円+税
ISBN 978-4-7885-1781-3 C1074
分野=映画史・社会経済史
映画は製作会社、特に制作者・監督・俳優などが作るものと考えられがちだが、配給会社、映画館、観客など多くの人々が関わっている。
戦後映画の「黄金期」を、産業として企業経営史の観点からたどり、従来の作品論とは全く異なった新しい風景を拓く。
*『文化と闘争――東宝争議1946-1948』で、戦車まで出動した東宝の大労働争議を実証的に跡づけた。
*製作・配給・興行の各部門から構成される映画という産業の戦後黄金期の実態に、社会経済史的な側面から迫る。
著者
井上雅雄:立教大学名誉教授(2019年逝去)
9月下旬発売予定
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シンボル化の政治学
ー政治コミュニケーション研究の構成主義的展開
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烏谷昌幸 著
A5判上製336頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1784-4 C3031
分野=政治学
共通の認識や感情はいかにして集団の中から創出され、政治的な効力を発揮するのか。
シンボル論という哲学的遺産を応用し、政治コミュニケーション研究の中核的な問いを追究する。
この分野を根本から基礎付け直し、新たな展開へと牽引する意欲作。
*本書前半では、政治コミュニケーション研究やシンボル論の足跡を振り返る。
*後半では、高速増殖炉もんじゅ、水俣病事件、戦後日本の原子力政策を題材に、シンボルが「結晶化」「浸透」「転換」する具体的事例を観察する。
*本書から得られる知見は、米議会襲撃事件やQアノン現象など、幅広いテーマに適用出来るだろう。
著者
烏谷昌幸(慶應義塾大学法学部政治学科教授)
9月中旬発売予定
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社会人大学院教育のすすめ(仮)
ートリプルループ学習理論
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豊田 香 著
四六判並製280頁・予価2900円+税
ISBN 978-4-7885-1786-8 C1037
分野=キャリア形成・大学院教育
技術革新に伴い、社会人の大学院リカレント(回帰)教育の重要性が指摘されている。しかし日本では普及するに至っていない。
日本の社会人の知識レベルの現状と社会人大学院教育の実態を調査し、「トリプルループ学習」という学び直しのモデルを提示。
*調査に基づく大学院教育と社会の間の知識循環の実態と有効性
著者
豊田 香(拓殖大学別科・特別非常勤講師)
9月下旬発売予定
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ワードマップ 心理検査マッピング
ー全体像をつかみ、臨床に活かす
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鈴木朋子・サトウタツヤ 編
四六判並製296頁(予定)・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1785-1 C1011
分野=臨床心理学
実践の場でよく使用される41の心理検査について、開発者や使用経験豊かな研究者が解説し、
文化×個人、文化×集団、自然×集団、自然×個人の4つのマトリクス上にマッピングしてその特徴を検査の全体像の中で捉えた、これまで
にない入門書。
*心理検査をとらえる新しい枠組みとは?
著者
鈴木朋子:横浜国立大学教育学部教授(臨床心理学・心理検査)
サトウタツヤ:立命館大学総合心理学部教授(応用社会心理学・文化心理学・心理学史)
「ワードマップ」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13241.html
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編集後記
以前『ケーキの切れない非行少年たち』という本が話題になった。
非行少年と言われる方々がケーキを切ってと言われたときにまず考えるのは、A先輩はコワいから一番多め、オレはその半分、Cの野郎は少しでいいだろうというように実際の人物とその関係を想定して切ることではないか。
3等分、4等分という「等」の意味、また等という関係性を彼らは生まれてから家庭でも社会でももったことがないのではないか、そこを問題にすべきなのではなかろうかと思ったりする――
『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史著、光文社新書
夏の課題図書としていただいたのが本書。最近倍速で映画やドラマを視聴するという若者の行動をとりあげている。
無料で手に入る無数のコンテンツ。人づきあいのために、情報共有として作品をざっとでも知っておくために倍速視聴、また従来のシナリオについていくのがしんどいがゆえの倍速視聴。
今後はこうした内容を味わったり、深く考えたりししない視聴がスタンダードになるので
はないか、というのが本書の要旨。
倍速で失われるニュアンスや細部について危惧する声にたいして、「どうせ自分には気づけないので、そういうのはプロに任せればいい」。
これは倍速視聴のプロフェッショナル、ゆめめさんの言葉だ。この割り切り方は清々しい。
こうした軽い情報とその共有への切実さの背景として、普段の生活の場面でも誰もがテレビのバラエティ番組の出演者のように共通の話題を「広く、浅く」そつなくふるまうことを求められるようになったことがあるのではなかろうか――
以上、現象の背後にある関係にこそ問題があると指摘する、読んでない本をそれらしく語る方法をつかって書いてみた。
読書感想文に困って編み出した技のひとつだ。いい子はマネしないで、ちゃんと読んでね。 (N
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◇奥付
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次回発行は2022年9月下旬を予定しております。
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