◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第223号■
2022年7月15日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第223号■
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◇トピックス
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●お知らせ
弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
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〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
木村至聖・森久聡編
『社会学で読み解く文化遺産:新しい研究の視点とフィールド』
の書評が学術誌3誌に同時掲載されました。
「文化経済学」19巻1号、評者 澤村 明氏
「フォーラム現代社会学」21号(2022)、評者 須藤 廣氏
「年報地域社会学」34集(2022)、評者 中筋直哉氏
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-5da179.html
山本めゆ著『「名誉白人」の百年』の書評が6月26日付神奈川新聞ほかに掲載されました(南日本新聞、琉球新聞、沖縄タイムス、北日本新聞、高知新聞、宮崎日日新聞、京都新聞、岩手日報、新潟日報、上毛新聞、愛媛新聞)。
評者は堀内隆行氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-579401.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/
◇近刊情報
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8月中旬発売予定
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オノマトペの認知科学
ー「認知科学のススメ」シリーズ 第9巻
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日本認知科学会 監修
秋田 喜美 著
内村 直之 ファシリテータ
四六判並製184頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1782-0 C1011
分野=心理学・認知科学・言語学
豊かな描写力をもち、私たちの言語活動に彩りを与えるオノマトペ。
その表現のシックリ感の源や、語彙・文への溶け込み方を分析すると、言語そのものの本質が見えてくる。
「言語の起源」という謎へも示唆を与える、オノマトペの明快で刺激的な入門書。
*高校生から読める、認知科学入門シリーズの第9巻。
*豊富な事例と段階を追った丁寧な解説。要所要所でクイズも挿入する、初学者のための親切な構成。
著者
秋田喜美(名古屋大学文学部・大学院人文学研究科准教授)
「認知科学のススメ」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13271.html
8月下旬発売予定
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文化遺産と防災のレッスン
ーレジリエンスな観光のために(仮)
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山下晋司・狩野朋子 編
A5判並製216頁・本体2000円+税
ISBN 978-4-7885-1780-6 C1026
分野=観光学・建築学・現代思想
今日、地球規模での大災害が頻発し、文化遺産も災害の危機にさらされている。
本書は「レジリエンス」という概念に注目しながら、文化遺産、観光、防災の絡み合いをさぐる。
それを通して「災害の時代」に文化遺産とともに生きることの意味を考える。
*サステイナビリティ(持続可能性)からレジリエンス(復元力)へ!
*「文化遺産をいかに護るか」ではなく、「文化遺産でいかに地域を護るか」を考える。
*編者・山下晋司は、観光人類学の泰斗。
著者
山下晋司(東京大学名誉教授)
狩野朋子(帝京平成大学准教授)
弊社関連書
山下 晋司 編
『観光文化学』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455923.html
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編集後記
ソフトボールをはじめてかれこれ10年以上たつ。
試合に出られない万年ベンチ要員の私に与えられたのは、スコアをつけるという仕事だ。
ひとマスを5つに分割した独特の図に独特の書記法で、バッターの一打席を、ピッチャーの一球一球を記録して、結果ゲームのプロセスすべてを記録する。
つけられたスコアから実際の試合を想像するのが最近、地味に楽しい。
室 靖治著 『「記録の神様」山内以九士と野球の青春』(道和書院)
史上最年少の完全試合、13者連続三振、1イニング4三振、これはロッテの佐々木朗希の今年の記録であるが、
毎日の試合を淡々と「記録」するという作業、その蓄積があってはじめてこれらを「新記録」といえる。
本書は戦前・戦後の日本の職業野球・プロ野球草創期の試合の「記録化」に生涯をかけて取り組み、
没後13年を経て公式記録員として野球殿堂入りした山内以九士の物語だ。
以九士の功績としてもっとも大きいのは、打率、勝率、防御率などの数字で野球を見る楽しみを数倍にしたことだ。
過去の記録を整理することによって発掘した新記録のエピソードや、凝り性であった彼の編み物をはじめとする数々の趣味についての話も、彼の変人・奇人ぶりを伝えて面白い。
好きな道にまっしぐら進んだ以九士だが、彼は江戸中期から続く松江きっての豪商「山内佐助商店」の跡取り息子であった。
継いだはいいがそれを妻・長に任せ、自分は記録の世界へ。結果、身上は潰れてしまう。
彼の業の深さを思わせる実家のくだりだが、著者(以九士のお孫さん)によって淡々と描かれている。
家族・親戚が以九士を憎んだり、恨んだりする風もない。
以九士の家族、一族、そして友人たちの愛によって世に出た野球愛の本だ。(N
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