◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第221号■
2022年5月23日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第221号■
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◇トピックス
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●お知らせ
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〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
佐藤典司・八重樫文 監修・著 後藤 智・安藤拓生 著
『デザインマネジメント論のビジョン』 が、
讀賣新聞5月1日付書評欄にてご紹介いただきました。評者は西成活裕氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-afa053.html
栗原 彬 著『〈やさしさ〉の闘い』が、
朝日新聞 折々のことば (鷲田清一氏)にとりあげられました。
その「余計な」行為は、何と人間の密度に充ちていることでしょう。
(栗原彬『〈やさしさ〉の闘い』から)2022/05/07
間違っても、仲よしグループとか、ふれあい仲間とか、
あるいは情報網などということばは入れてほしくない。
(栗原彬『〈やさしさ〉の闘い』から)2022/05/08
西 成彦著『声の文学』の書評が「図書新聞」2022年5月28日付に掲載されました。
評者は内藤千珠子氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-9f3b00.html
○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/
赤地葉子さんの連載『赤地葉子のつれづれロック』最終回です。
ぜひお読みください。
第15回 鉄球と鎖(最終回)
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/5711
◇近刊情報
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5月下旬発売予定
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アニメ的人間 叢書セミオトポス16
――インデックスからアニメーションへ
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日本記号学会 編
A5判並製164頁・本体2500円+税
ISBN 978-4-7885-1774-5 C1010
分野=現代思想・文化・風俗
アニメとは何か。人はなぜ動いているものに感動するのか。映画とどう違うのか。
イメージの運動に感動するのは近代以降の時間意識の変化によるというが、
その謎をめぐって、ジブリアニメなどを題材に、アニメ、アニマ、アニミズムなど縦横に論じる。
*最前線で活躍するアニメーターへのインタビューも収録。
編著
日本記号学会
「叢書セミオトポス」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13276.html
6月下旬発売予定
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森鴎外 「翻訳」という生き方
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長島要一 著
四六判上製290頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1776-9 C1090
分野=文学批評・翻訳論
日本文学の近代化に奮闘した鴎外。『舞姫』などの創作、晩年の史伝で知られるが、翻訳をやめることはなかった。
彼にとって翻訳とは文化の翻訳であり、生きることそのものだった。
鴎外文学において「翻訳」の果たした役割を具体的・多面的にさぐる。
*鴎外没後百年に、単行本に未収録で入手困難なものを中心にまとめる。
*なかでも鴎外訳『即興詩人』の分析は、学会の権威をものともしない大迫力。
著者
長島要一(コペンハーゲン大学DNP特任名誉教授)
6月下旬発売予定
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保育実践へのナラティヴ・アプローチ
――保育者の専門性を見いだす4つの方法
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二宮祐子 著
A5判並製148頁予定・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1775-2 C1011
分野=質的研究、保育、心理学
連絡帳、クラスだより、生活画、創作劇を対象に、それぞれのナラティヴ特性をいかした方法で分析し、
相互作用に埋め込まれた保育者の専門性の内実に迫る。
ナラティヴ・アプローチの基礎から実践的意義までを保育の実践からわかりやすく論じた一冊。
編者
二宮祐子(和洋女子大学家政学部准教授。教育学博士、保育士、社会福祉士。)
6月下旬発売予定
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越境と連帯
――社会運動史研究4
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大野光明・小杉亮子・松井隆志 著
A5判並製200頁・予価2000円+税
ISBN 978-4-7885-1777-6 C1036
分野=社会運動・戦後史
苛烈な戦争や弾圧に抗議の声をあげ、国家・民族・人種の壁を越えて支援に奔走した人びとがいた。
既成の組織によらない個人がつないだベトナム反戦・南ア反アパルトヘイト運動、
日韓アジアの人権・フェミニズム運動など、越境と連帯の系譜を描く特集。
*1970~80年代の脱植民地・反グローバリズム、抵抗と反戦に飛び込み、
力を尽くした人たちの軌跡を追う。
著者
大野光明(滋賀県立大学准教授)
小杉亮子(埼玉大学准教授)
松井隆志(武蔵大学准教授)
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編集後記
『シネシネナンデダ日記』高島利行著、第三書館
著者がこのコロナ禍にあって家族の統合失調症に向き合い、noteに書きはじめた記録を書籍化したのが本書である。
統合失調症は「ごくありふれた」病気です。
https://note.com/takashimt/n/n401993ad5943
なかなか紹介しにくい書名だが、ご家族の病気との格闘が「赤裸々に」書きとめられており、読んでいてじつにしんどい。
しかし読者のしんどさは読み終えれば終わるが、著者の闘いの生活はいまもずっと続いており、noteもずっと書き続けられている。
著者のすごいところは娘さんを病者と認めながらも、娘さんの理不尽さに真剣に腹をたてて反論し、愚痴をいったりするところ。
そこに闘いのすさまじさを読むキツさを和らげるユーモラスなものを感じさせるのだ。
実際はかなり神経を使うやりとりなのだろうけども。
本書途中、著者と奥さんとは離婚し、娘さんの介護は著者がひとりでやっていくことになる。
奥さんから渡された離婚に思いいたった手紙の内容はさすがに読者には明かされない。
ここまですべてをさらして書く著者が表にしない内容、読みたいような、読みたくないような。(N
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