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2022年4月

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第220号■

2022年4月20日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第220号■

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◇トピックス
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●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

〇フェアのお知らせ
「心理学書販売研究会 おすすめの心理学書フェア」
丸善丸の内本店3階心理学コーナーにて開催中です。
会員社12社の売行き良好書を展示中です。
2022年4月13日-
http://shinpanken.blogspot.com/


〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳『廃墟からの歌声』
中国新聞 2022年2月21日付にて紹介されました。評者は桑島美帆氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-ca8066.html


BOOK交差点 山梨日日新聞 2022年3月6日付(共同通信配信)にて
『JJとその時代』鈴木涼美著(光文社新書・1232円)の紹介記事中、
『暴走族のエスノグラフィー』佐藤郁哉著が言及されていました。
評者は川村敦記者。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-3d68f2.html


元村有希子氏「窓をあけて」2022年3月13日付にて新刊『逢える日まで』
著者・金菱清先生のこれまでの仕事(金菱清ゼミ・東北学院大学震災の記録プロジェクト)について紹介されています。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-8d5a65.html


ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳『廃墟からの歌声』
朝日新聞 2022年3月19日付にて紹介されました。評者は保阪正康氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-daa212.html


山 愛美著『村上春樹、方法としての小説』の書評が
「臨床心理身体運動学研究」vol24 no.1 2022に掲載されました。
評者は廣瀬幸市氏(鹿児島大学大学院)。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-8669f2.html


山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン ツーリズム・リテラシー入門』書評が

『観光ホスピタリティ教育』第15号(日本観光ホスピタリティ教育学会、2022年1月発行)に掲載されました。
評者は鮫島卓氏(駒沢女子大学准教授)です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-930f9d.html

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
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5月上旬発売予定
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価値を生む心理学
──人と製品・サービスを結ぶ科学
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小俣貴宣 編著/原田悦子 編集協力
四六判並製240頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1772-1 C1011
分野=心理学/キャリア形成

グローバル化、多様化する時代、モノづくりとサービスに心理学は欠かせない方法論とスキルを提供する。

しかしそのことは、企業・大学・学生に十分認識されていない。                                             

心理学を活用した実践事例を紹介しつつ、心理学人材を活かすための具体的方策を提言。

*心理学は役に立たない? いや、役に立てられていないのだ!


編著
小俣貴宣(ソニーグループ株式会社シニアコグニティブサイエンティスト)

編集協力
原田悦子(筑波大学教授)

 

5月上旬発売予定
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集団浅慮
──政策決定と大失敗の心理学的研究
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アーヴィング・L・ジャニス 著/細江達郎 訳
四六判上製600頁・本体4300円+税
ISBN 978-4-7885-1770-7  C1011
分野=社会心理学

なぜ、聡明な人々が議論を重ねたのに重大な失敗となってしまったのか。

歴史的に重要なアメリカの政策決定の事例を取り上げて、集団にはたらく心理学的過程を明らかにし、

どうしたら避けることができるかに答えた、社会心理学の重要文献の待望の完訳。

*組織のリーダーが学ぶべき、大失敗を避けるための条件とは


著者
アーヴィング・L・ジャニス(カリフォルニア大学名誉教授、1990年没)

訳者
細江達郎(岩手大学名誉教授)

 

5月上旬発売予定
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ジェンダーの発達科学
──発達科学ハンドブック11巻
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日本発達心理学会 編/高橋惠子・大野祥子・渡邊寛 責任編集
A5判上製316頁・本体3700円+税
ISBN 978-4-7885-1773-8 C1011
分野=発達心理学・ジェンダー・フェミニズム

人は生物学的に男女に二分できないことが科学的に明らかになってきている。

性別とは何か。なぜ性別で差別や不利益が生じるのか。解決のための理論・方法とは。

生涯にわたる発達を解明する「発達科学」の視点からジェンダーをめぐる多様な課題に迫る。

 

*心理学から教育学、社会学、経済学、政治学まで、第一線の研究者が学際的・分野融合的にアプローチ。           
*ジェンダー研究、教育実践、心理的支援、社会政策に携わる人に。


編者
高橋惠子(聖心女子大学名誉教授) 
大野祥子(白百合女子大学等非常勤講師) 
渡邊寛(昭和女子大学助教)


「発達科学ハンドブック」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13264.html

 

5月下旬発売予定
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マスキュリニティーズ
──男性性の社会科学
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レイウィン・コンネル 著/伊藤公雄 訳
A5判上製460頁・本体7800円+税
ISBN 978-4-7885-1771-4 C3030
分野=社会学・ジェンダー

男性性は、時代や文化によって多様なだけでなく、ひとりの人間の内ですら矛盾した様相を見せる複雑な概念である。           

男らしさの複数性や相互の権力関係、男性性と社会構造との密接な関連性など、男性学の基本的視座を確立した古典的文献、待望の完訳。

*男性学の大家、レイウィン・コンネルの代表作。
*男性性を理論的・実証的に分析し、それが変容可能な概念であることを示す。
男性性とジェンダー関係、さらにはそれが埋め込まれている社会構造の変革可能性を、私たちに気づかせてくれる一冊。


著者
レイウィン・コンネル(オーストラリアの社会学者、シドニー大学名誉教授)

訳者
伊藤公雄(京都産業大学現代社会学研究科教授、ダイバーシティ推進室長)

 


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編集後記

近くの調布市立図書館には地元のスーパースター、水木しげる先生の著作を展示しているスペースがある。

ぬりかべが案内板になっているこの場所がけっこう好きなのだが、先日、設置されている展示ケースのなかに、              

つげ義春氏の雑誌記事と芸術院会員選出の新聞記事、そして有名なメメクラゲ(××クラゲ)の原稿コピーが置かれていた。

 

「つげは怠け者ですよ。いっこうに仕事をしない。それなのに、同じ作品が何度も何度も使われてお金が入ってくる。

自分は、あくせく新しい作品を描かなければやっていけないのに。けしからんですよ」(1)と言っていた水木さんが、

またけしからんと出てきそうな展示だ。

「望星」2022年3月号は旅特集だった。所収の川本三郎さんのエッセイ「つげ義春の秘湯、湯治場、隠里」は、

短いながらつげ義春にある「奥の思想」、放浪、世捨人願望を語るすぐれたつげ義春論だ。                       

温泉はひとときの世捨て人になるための儀式。現実には世を捨てたり、放浪の身になることは難しい。                  

そこで温泉であり、秘湯めぐりなのである。

 

つげ義春では「山井も井月を馬鹿者だ」とする『無能の人・日の戯れ』が好きで、水木さんのは『昭和史』がいちばん好きな作品だ。    

つげ義春はどこまでも現実のなかにユートピアをもとめて、水木先生は妖怪を描きながらどこまでも現実を描いた。

つげ作品の展示場所が図書館にできる日が来て、いつでも二人の作品が手にとれる場所となるのを心待ちにしている。            

さすがにつげさんは「名誉市民」は断ると思うけれど。  (N)

書評 山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』@『観光ホスピタリティ教育』第15号

山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』書評が『観光ホスピタリティ教育』第15号(日本観光ホスピタリティ教育学会、2022年1月発行)に掲載されました。
評者は鮫島卓氏(駒沢女子大学准教授)です。 ご書評くださいました先生に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



なぜ観光を学ぶのか、観光教育は誰のためにあるのか。コロナ禍でこの問いを自問する学会会員も多いのではないだろうか。コロナで不要不急の対象となった観光は、産業界のみならず観光学部・学科を擁する大学にも打撃を与えた。観光産業の業績不振は採用活動にも影響し、観光産業の人材育成機関として大学の観光教育は、出口を塞がれ、一時的にせよ機能不全に陥ったと言えるだろう。

コロナ前に観光を流行のひとつとして利用した人は一目散に観光の痕跡を消したかもしれないが、長年、実務経験や研究を続けて、観光の世界に身を置いてきた評者はそんなことはできない。コロナ禍で多くの観光産業従事者が自社の存在意義を問うたように、観光教育の現場でもその目的や意義を再考した人は少なくないだろう。そうした暗中模索の中で、本書は一筋の光を見出すものである......

 本書の特徴は、ツーリズム・リテラシーという概念を用いてリベラル・アーツとしての観光学を提起し、職業教育に偏る観光教育に一石を投じたことである。ツーリズム・リテラシーとは、多くの人びとが当たり前に経験し、透明化した観光の技能を体系化する方法のひとつとして本書では示されている。

・・・・・・
・・・・・・
最後に、実務家向けの観光教育を語る上でも本書は原石であることを指摘しておきたい。著者はよりよいオーディエンスの育成が結果として観光文化の醸成と観光産業にとっても恩恵をもたらすと述べているが、その逆もある。つまり観光を提供する人がツーリスト・リテラシーの技能を高めることは、よりよいメディエーター(観光業)のリテラシーを高めることにもなるということである。それはコミュニティ(観光地)のリテラシーとの関係においても同様であろう。・・・・・・

ツーリズム・リテラシーを実践知として体系化することは、実学を伴う観光学にとって大きな一歩である。一方で、観光産業従事者で観光学を学んだという人は極めて少ないのが実情である。その意味で、本書は観光を提供する人のための「観光学的ガイドブック」としても良書ともいえるかもしれない。

 


9784788517066 観光のレッスン
ツーリズム・リテラシー入門

著者 山口 誠 著
須永 和博 著
鈴木 涼太郎 著

出版年月日 2021/02/18
ISBN 9784788517066
4-6判・194ページ
定価 1,540円






書評 山 愛美著『村上春樹、方法としての小説――記憶の古層へ』@「臨床心理身体運動学研究」vol24 no.1 2022

書評 山 愛美著村上春樹、方法としての小説 の書評が「臨床心理身体運動学研究」vol24 no.1 2022に掲載されました。評者は廣瀬幸市氏(鹿児島大学大学院)。ご書評くださいました先生、掲載雑誌ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

・・・・・・
評者からみた本書は、「村上春樹の小説の創作過程を共に体験するような読み方を提示しながら、心理療法家が“深い井戸”の中でクライエントと出会う心理療法を進んで行く心構えを指南したものである」ということになる。勿論、心理療法家であっても村上春樹ファンならば、純粋に「なぜ村上の作品が多くの人を力づけ、惹きつけ続けているのか」の謎解きを楽しんでもらって構わないと思う。しかしながら、本稿に目を通す読者は必ずしも村上春樹ファンばかりではないと思われ、仮にそうであっても、ただ今セラピストを目指している方は言うに及ばず、既に目指して精進している方にも、心理療法家になっていくプロセスで身につけていかねばならない態度あるいは在り様を、我が学会員でもあるベテラン先輩が伝えてくれているのだということを、出だし早々にも紹介しておきたいのである。
・・・・・・
 読者を頂上の方へご案内すべく、本書を紹介する話題の切り口は幾つもあるが、本稿では「身体性」「異界」「日本/西洋」から照射を当てていく。

・・・・・・

 記憶、イメージ、在/不在、開け、触れる、表現、言葉など、評者が設定した三点測量(トライアンギュレーション)では上手く“頂上”を浮かび上がらせ切れなかったテーマがまだまだある。たとえ村上春樹ファンでなくとも、これらのテーマが琴線に触れるようなら、是非ともご自身の読みでご自分の体験と照らし合わせながら本書を読み通して欲しい、と思う。ノウハウばかりを売りにしている昨今の臨床心理学専門書とは一味も二味も違う、きっと得難い時間体験を与えてくれるだろう、と請け合える。

・・・・・・
評者は幸運にも、本書にまとめ上げられる以前のレクチャーやワークショップを山先生から直接対面で受ける機会に恵まれ、個人的な会話を通しても心理療法に止まらず多くのことを学ばせていただいた。学会大会ですら対面する機会が得難い現状にあっては、本誌掲載の『君の名は。』を巡る考察〔山、2021〕に魅了された読者は言うに及ばず、村上春樹作品をあまり知らない読者の方であっても、本書を通して気後れせず直に著者に“対面して”いただくことをお勧めして、本書の書評に代えたい。

 

 

9784788516571  村上春樹、方法としての小説
 記憶の古層へ
 山 愛美 著
 2019/12/24
 ISBN 9784788516571
 4-6判・244ページ
 定価 本体2,600円+税

 

 

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