ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳『廃墟からの歌声』@朝日新聞 2022年3月19日付
ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳
『廃墟からの歌声』 が朝日新聞 2022年3月19日付にて紹介されました。評者は保阪正康氏。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様、ありがとうございます。こころよりお礼申し上げます。
残酷さから人情まで日本を理解
著者は広島、長崎の被爆者の健康調査、遺伝調査に尽力した研究者。その回想録だが、研究成果のみにふれた書ではない。日本を理解する「心理的移行過程」を克明に著しており、稀有な日本人論でもある。
・・・・・・日本人の文化、伝統への理解を深めたとき、著者は、あの戦争の内実にますます不思議な感がしたであろう。そのような呟きが行間から聞こえてくる。
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廃墟からの歌声
原爆投下後の傷害調査にたずさわった遺伝学者の回想
ウィリアム・J・シャル 著 利島 保 訳
2022/01/15
ISBN 9784788517516
4-6判・432ページ
定価 4,730円(本体4,300円+税)
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