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2021年5月31日 (月)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第211号■

2021年5月27日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第211号■

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◇トピックス
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○書評・紹介

「研究者による本格的な学術書が出ないのを寂しく思っていたが、それが21年3月、ついに現れた」
猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』(A5判上製・本体5000円)が、4月8日付毎日新聞夕刊で紹介されました。六〇年安保闘争を「運動のフィールド」という観点から分析した好著です。

毎日新聞 有料記事
https://mainichi.jp/articles/20210408/dde/014/040/005000c

 


○新曜社ウェブマガジン
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 


◎服部徹也による好評連載 
「夏目漱石はどんな授業をしたのか?――受講ノートを探す旅」
第6回 金之助 対 漱石――理論と創作のデッドヒート(前編)をアップいたしました
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/4382

 

 

◇近刊情報
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6月中旬発売予定
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明日からネットではじめる現象学
――夢分析からコミュ障当事者研究まで
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渡辺恒夫 著
四六判並製224頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1729-5 C1011
分野=心理学


現象学は難しそう? いえ、自分自身の体験世界を観察してその意味を明らかにする身近な学問なのです。明日の朝から夢日記を付けてウェブにアップ! ネットの「コミュ障」の相談事例に挑戦! 予備知識無しに現象学するための、画期的手引きです。


*現象学を学ぶのに、ムズカシイ本から始める必要はない。
*現象学を使ってみる手ほどき。

著者 東邦大学名誉教授

 

著者編著
〈私〉という謎  自我体験の心理学
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b456067.html

 

 


6月中旬発売予定
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グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いた研究ハンドブック
――ブレークスルーを生んだ14の研究
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戈木クレイグヒル滋子 編著
A5判並製192頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1727-1 C1036
分野=心理学・心理学研究法


グラウンデッド・セオリー・アプローチは解説書も多くありますが、学ぶことと実践の間には大きな隔たりがあります。本書はGTAの基礎を学んだ人が実際に用いる際のサポーターとなるよう、研究事例で留意点を懇切に解説した、実践的ハンドブックです。


*実際に使うためのノウハウ集。


著者 慶應義塾大学看護医療学部教授


編者著作


グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版  理論を生みだすまで
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455518.html


グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたデータ収集法
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455634.html

 

実践 グラウンデッド・セオリー・アプローチ  現象をとらえる
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455873.html

 

 


6月下旬発売予定
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いのちに寄り添う自宅介護マニュアル
――これから介護と向き合うあなたに
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やぎひろみ 著・横山ふさ子 絵
A5判並製184頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1728-8 C0036
分野=高齢者・介護・エッセイ

誰にも訪れる老いや衰えは、命をまっとうする尊い過程ともいえる。高齢者の食、住、排泄、睡眠などを無理なく自然にサポートする工夫を、自宅で母親を10年間介護した著者が紹介。身近なグッズ利用やアイディアも満載の、新しい視点の介護マニュアル。


*横山ふさ子さんによる、あたたかなイラスト多数。
*在宅介護が推進される今、必読の分野。

著者 元トリノ大学契約教授。日伊協会文化セミナー講師、文京学院大学講師なども務める
著作 八木宏美

しがらみ社会の人間力
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455747.html

違和感のイタリア
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455879.html


 


6月中旬発売予定
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ナラティブでひらく言語教育
――理論と実践
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北出慶子・嶋津百代・三代純平 編
A5判並製208頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1731-8 C1037
分野=教育・言語


異なる価値観や生き方がすぐ隣り合わせにある言語教育の現場は、現代社会が取り組むべき課題にあふれている。そこで着目したのがナラティブ・アプローチである。単なる語学学習を超えて社会課題の解決にもつながる言語教育の新たな可能性とは。


*なぜナラティブなのか、丁寧な解説とともに、アイデアあふれる活動事例を紹介。
*「語り」を通して相互理解を深める、多文化共生社会実現へのテキスト。

 

著者 北出慶子(立命館大学文学部 教授)
   嶋津百代(関西大学大学院外国語教育学研究科 教授)
   三代純平(武蔵野美術大学造形学部 准教授)

 

 


7月下旬発売予定
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運動史のメディア
――社会運動史研究3
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大野光明・小杉亮子・松井隆志 編
A5判並製232頁・予価2300円+税
ISBN 978-4-7885-1733-2 C1036
分野=社会学・メディア・戦後史

1968前後に誕生した社会運動のメディアを焦点とする特集。思想と運動を牽引した独立系の出版、映像、記録活動を掘り起こし、模索舎、富山妙子の絵画、小川プロ映画自主上映、日大闘争、リブ資料、新左翼系雑誌、第一期『情況』を読み解きます。


*好評3号をお届けします。当事者と若手双方の寄稿と証言から蘇る60-70年代メディアとは?
*草の根メディアを守り育てる「市民アーカイブ多摩」をインタビュー。
*ほかにヤン・イークスとべ平連、東大闘争のインタビュー、書評も充実。


編者 大野光明(滋賀県立大学人間文化学部)
   小杉亮子(埼玉大学教養学部)
   松井隆志(武蔵大学社会学部)


●好評既刊

社会運動史研究1 運動史とは何か
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455401.html

 

社会運動史研究2 「1968」を編みなおす
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b508457.html

 

 

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編集後記

周防大島で出版社とミカン農家、そして写真館を営んでいる知り合いがいる。彼のつくる温州ミカンはかなりおいしく、ミカンの美味しさとは甘さと酸味の絶妙なバランスにあることを教えてもらった。島のちりめんじゃこもかなりの上物ものだが、これはなかなかいいものが獲れなくなっているということで、なかなか手に入らないのが残念である。ほか玉ねぎであるとかにんにくだとか、無農薬でおいしさを売りにしたものがあるが、こうした差別化したものは地元の道の駅にだしても売れず、県外への産直販売のほうが売れるという。しかし運送費などがネックになり、いままだ試行錯誤の最中のようである。

私は彼の果物や野菜の注文はするけれど、本の注文はあまりしない。送られてくる物品に本のチラシとか入っているが、まあ買わない。これは彼のプライドをいたく傷つけているのではと思うこともあるが、本を売るのはじつに難しいのだ。そんな彼が昨年末、みずから書いたフィールドノートをまとめて、出版した。書名は『本とミカンと子育てと』(柳原一徳著・みずのわ出版)だ。

「農家件編集者の周防大島フィールドノート」という副題の本書はA5判並製700頁二段組、そして価格は税込3300円というというクレイジーなもの。先だってためしに注文した生ニンニク400gの価格と変わらない。降水量、最低/最高気温、湿度などが記された農作業日誌の体裁だが、そこにはみかん作業、編集作業の記帳にとどまらず、その背景にある島の生活文化、そこでの変わったこと、変わらないことを記述している。それはみかんとがっぷり四つに組むことでしか大島は理解できないという取り組みの記録である。

 本書は当初2017年9月から2019年12月までの日録を収録し一冊とすることを企図していたが、このコロナ禍にあたり急速に変わる島社会を伝えるべく2020年5月までの日録が追加された。それは大島もまたグローバル化とは無縁でいられらないことを後世に伝えるためである。


適当な日録を一つひいてみよう。

2018年3月20日(火) 旧2月4日 雨
水 25.0mm/均8.7℃/高13.3℃/低5.6℃/日0.0h
ここ数日、夜半から明け方にかけて叩きつけるような強風が吹く。枝が折れていないか、飛ばされたものはないか、いちいち見て回る。今日も寒い。四七日の御勤めが明日の月命日にスライドしたので、余裕をもって朝の支度が出来た。終日片付けと校正作業。夕方島さんから吉田徳子日記の校正が届く。昨夜大量に貰って帰った瀬戸貝のシゴの続きにかかる。市販の剥き身とは鮮度が違く。嬉しいがアホほど手間がかかる。岩牡蠣四個蒸して橙ポン酢かけて食う。爆裂にウマい。


ここにある橙ポン酢の「橙」は著者イチオシの果実であるが、まだ購入したことはない。ゴメン。それはともかくこの一文だけで日々の農作業、編集作業、日々の暮らしのなかのたいへんさとよろこびがみてとれる名文だ。


本書には島の暮らしを切り取った写真が多く掲載されている。そこにはお子さんが野に山に海に街に遊ぶ姿がそこここにある。本書の体裁と価格をもってクレイジーと評したが、それは間違い。著者の島との全身全霊の取り組みをありったけつめた、お子さんへのプレゼントなのかもしれないから。   (中山)

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◇奥付
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次回発行は2021年6月下旬を予定しております。

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