書評 『〈責任〉の生成 中動態と当事者研究』(國分功一郎・熊谷晋一郎 著・本体2000円) 信濃毎日新聞 2021年2月14日付
『〈責任〉の生成 中動態と当事者研究』(國分功一郎・熊谷晋一郎 著・本体2000円)の書評が、2021年2月14日付信濃毎日新聞をはじめ共同通信にて配信されました。評者は伊藤亜紗氏。書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さま、心よりお礼申しあげます。ありがとうございました
・・・・・・ひとつ、またひとつと掘り崩されていく、凝り固まった社会の盲点。思考の道具は、受動/能動とは異なる仕方で行為を捉える「中動態」の枠組みと、依存症や発達障害などをめぐる当事者研究の実践から生まれた具体的で豊富な知見だ。
何度も語られるのは、意外に思わるるかもしれないが「味わうこと」がもつ力である・・・・・・
・・・・・・現代は「孤独が危機に瀕している」と國分は言う。仲間とともにありながらも、自分の過去や傷と丁寧に向き合い、感じ、葛藤すること。そうすることで人は初めて、罪に応答できる人に、責任をとれる人に、変化していくのだ。迷ったり煮詰まったりひらめいたり、濃密でぜいたくな時間をくれる書
<責任>の生成
中動態と当事者研究
國分 功一郎 著
熊谷 晋一郎 著
2020/12/01
ISBN 9784788516908
判型・ページ数 4-6変・432ページ
定価 本体2,000円+税
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