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2021年2月22日 (月)

書評 牧野陽子著『ラフカディオ・ハーンと日本の近代』、2月21日付読売新聞書評欄

「神道世界をイメージで」
牧野陽子著『ラフカディオ・ハーンと日本の近代』(四六判・本体3600円)が、2月21日付読売新聞書評欄にて紹介されました。評者は栩木伸明氏。評者の先生、掲載紙ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。


・・・・・・本書は彼の文化論を日本近代の中に位置づけようとする試みである。
 明治初期に来日したイザベラ・バードやB・H・チェンバレンは、文明化とキリスト教を直結させる思考法に慣れすぎていたため、神仏習合と祖先崇拝が結びついた日本の宗教的感性を理解できなかった。チェンバレンは神社の簡素さや神道における理論不在を批判さえした。

 本書の著者によれば、ハーンはその批判に返答するかのようにエッセイ「生神様」を書いた。死語に先祖神となり、丘の上の神社にまつられた霊が、参拝者の声を聞いて昔のことを思い出し、里へ下りていくまでの心模様を、神様の一人称で綴った異色作でである。・・・・・・

 

 

9784788517004 ラフカディオ・ハーンと日本の近代

牧野 陽子 著
出版年月日 2020/12/15
ISBN 9784788517004
判型・ページ数 4-6・392ページ
定価 本体3,600円+税

 



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