書評 友田明美・藤澤玲子 著『虐待が脳を変える』 、「保育通信」2019年8月号に掲載
友田明美・藤澤玲子 著『虐待が脳を変える』 が全国私立保育園連盟発行の「保育通信」2019年8月号に掲載されました。
評者は吉田久氏。ありがとうございました。評者の先生、掲載紙ご担当者様に深くお礼申し上げます。
評者は吉田久氏。ありがとうございました。評者の先生、掲載紙ご担当者様に深くお礼申し上げます。
「・・・・・・「人間には子育ての本能は備わっているが、方法は知っているわけではない」これは、本書の中で最も印象に残っている言葉です。授乳の仕方、離乳食の作り方など、他の誰かに教わらないとできません。何もわからないまま親になります。今はいろいろな情報があって、それに惑わされ、プレッシャーになったりもします。本来、子どもは社会の宝であり、未来を担う人材のはずです。社会全体で見守っていく姿勢や政策がないと、虐待はなくならないでしょう。
本書には、保育者であれば知っておいてほしいことがたくさん書かれています。脳科学は今後、保育の実践ともつながっていく必要があり、大変重要な分野になると思います。大人が虐待したら子どもは脳にどれだけダメージを受け、将来大変な影響が出るということを、もっともっと世の中に知らしめていくべきです。本書をぜひ一度読んで、周知していただきたいです。
日本の子どもたちの、幸せのために!」
――脳科学者からのメッセージ
四六判並製208頁
定価:本体1800円+税
発売日 18年1月15日
ISBN 978-4-7885-1545-1
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