品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』@日本経済新聞 2019年4月20日付
の著者・品田悦一先生が、5月20日付日本経済新聞記事「風紋 令和改元と「国書」論議」(大島三緒記者)にご登場なさっております。本書現在3刷目の重版に入っており、5月28日頃できる予定です。
万葉の国際性に目を
万葉集をめぐるブームが続いている。誰もがその名を知る、日本でいちばん古い歌集――。言うまでもなく新元号「令和」の生まれ故郷である。......こうしたなかで「国書」論議もかまびすしい。過去の元号が漢籍由来なのに対し初の「国書」からの採用だという。......外国VS日本のイメージなのだ。それゆえ「国書」への称揚と、「令和」だって本来は漢籍由来だという反論とが収まらない。
「あまり狭い枠に囲い込んで考えるべきではありません。万葉集はもっと豊かなものです」。こう語るのは、明治の近代化の過程と万葉集の関係を解き明かした『万葉集の発明』(新曜社)の著者、品田悦一・東京大教授である......
品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2
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