新刊 外山紀子・安藤智子・本山方子 『生活のなかの発達』
外山紀子・安藤智子・本山方子 編
A5判並製264頁
定価:本体2200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1623-6
3月15日配本、3月18日頃書店にて発売予定です。
食べる、寝る、身支度をする、遊ぶ、学ぶ、働く。人間の一生は、こうした営みを繰り返すことにある。昨日と今日とでは、そこにたいした違いはないようにみえる行動も、長いスパンでみれば、行動そのものだけでなく、意味づけにも、事象や環境とのかかわり方にも大きな変化がある。
「食べる」をみてみよう。歯の生え具合、咀嚼嚥下の力の加減、姿勢の保持、手先の器用さ等が発達すれば、食べられるものの範囲は広がり、子どもはより自立した食べ手になる。青年期になれば、「食べる」ことは相手との関係をつくり深めたり(あるいは拒否したり)、自己を甘やかしたり(あるいは否定したり)といった意味をもつようにもなる。大人になると、その意味はさらに多様化する。面倒くさくてやっかいなこと、取るに足らないこと、楽しみなこと、人間関係を広げ強める手段、自己抑制・自己制御が・・・・・・・・
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