新刊 秋山道彦 『生命の発達学』
秋山道彦 著
四六判並製280頁+口絵2頁
定価:本体2600円+税
発売日 2019年3月1日
ISBN 978-4-7885-1602-1
2月22日配本、2月25日頃書店にて発売予定です。
はじめに
本書では、大学へ行く前の若い読者にむけて、人間の成長と発達のすがたをできるかぎりやさしく解説する。私は長年アメリカの大学で発達心理学を教え、専門的な発達の本(『発達科学入門』東京大学出版会)に執筆している退官教授だが、学術用語を使わずに、発達学の成果のエッセンスを伝え、願わくば何人かであっても読者を発達学へといざなうことができればと考えている。発達学とは、一般には生きものの変化をあつかう学問であって、人間についていえば、従来の子どもの心理学、発達心理学、老年学をふくむだけでなく、それをこえて、生涯の変化を、種の変化を説明する進化学の原則にのっとって理解しようとする新しい学である。さらに本書は、人間の変化を生命としての側面と文化歴史的な側面の両方から理解することを目的としている。その精神の表現としては「生命の発達学」が適切である。
これから述べていくのは人間の発達学であるから、われわれにとって・・・・・・・・
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