新刊 松本健太郎 『デジタル記号論』
松本健太郎 著
デジタル記号論
――「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ
A5判並製288頁
定価:本体2800円+税
発売日 2019年2月8日
ISBN 978-4-7885-1606-9
2月6日配本、2月8日頃書店にて発売予定です。
(終章より)
筆者は巻末のプロフィールにもあるように、いちおうの専門として「記号論、メディア論、映像論」を名乗っているが、研究上の出発点となったのはロラン・バルトの写真論である。この主題における著作としては、『ロラン・バルトにとって写真とは何か』(図11―1)と題する書籍を二〇一四年にナカニシヤ出版より上梓しているが、その元となったのは、二〇〇二年に京都大学大学院人間・環境学研究科に提出した同名の修士論文である。
『ロラン・バルトにとって写真とは何か』では、バルト晩年の写真論である『明るい部屋―写真についての覚書』の理論的な意義を、彼の思想全体に伏在する多元的な視座からあくまでも内在的に分析しようと試みた。そもそも『明るい部屋』という写真論は、視覚的イメージの・・・・・・・・
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