書評 塙 幸枝 著『障害者と笑い』
塙 幸枝 著
障害者と笑い
──障害者表象をめぐるコミュニケーションを拓く
の書評が、「サンデー毎日」2018年11月4日号、「SUNDAY LIBRARY サブカル本の真骨頂」にて、評者は武田砂鉄氏。評者の先生、掲載誌ご担当者の方、ありがとうございます。心よりお礼申し上げます。
塙 幸枝 著・・・・・・「障害者を笑うこと」と「障害者が笑うこと」と「障害者と笑うこと」を混同し、障害者と笑いの結びつきについて考察することから逃げる。その持続によって、メディアの中で障害者は、「感動」を作る商材としてのみ扱われ続けてきた。
障害者と笑いの結びつきを問い直す本書の取り組みは、この混同を取り除く緻密な作業である。・・・・・・そもそも笑いとは、予測されるコミュニケーションを外したところから生じるもの。テレビでは連日連夜、意外性のある言動に対して、「なんでやねん」とのツッコミが続いている。なぜ、そこに障害者が参画できないのか。視聴者がテレビに求める「感情の揺さぶり」を解析し、このコミュニケーション至上社会に「障害者と笑い」の可能性を探し当てようとする論旨が明快だ
障害者と笑い
──障害者表象をめぐるコミュニケーションを拓く
ISBN 978-4-7885-1590-1
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