新刊 日本記号学会『賭博の記号論』
日本記号学会 編
A5判並製184頁
定価:本体2600円+税
発売日 2018年8月31日
ISBN 978-4-7885-1591-8
9月4日配本、9月6日頃書店にて発売予定です。
日本記号学会会長 前川 修
叢書セミオトポス13『賭博の記号論』は、二〇一六年に大阪大学で開催された日本記号学会第三六回大会の内容を元にしている。
*
今回は「賭博」がテーマである。
今から思いかえしてみれば、この大会を開催した二〇一六年は、メディアで賭博がことさら話題になった年だった。オリンピック代表になっていた某競技のスポーツ選手たちが違法カジノでの賭博を理由に処分されたり、プロ野球選手「自身」による野球賭博が発覚したりなど、相次いで賭博がらみのニュースが報道された―「カジノ法案」とも呼ばれるIR推進法が国会で可決されたのもこの年であった。報道では、これらの事件へのコメントとして、スポーツ選手における善悪判断の欠如とか、スポーツ界のタニマチ的体質の問題とかが、その真偽が確認される間もないまま、主張され・・・・・・・・
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