記事紹介 岸政彦著『はじめての沖縄』 6月30日付日本経済新聞
・・・・・・親切にするために、無意味な規則を破る。自分のルールで人に優しくする。「自治の感覚」を持つ人が沖縄にはたくさんいる。なぜなのか。著者は沖縄がたどってきた歴史に目を向ける。戦争中の体験だけでなくその前後の生活史全体を聞き取る。そして見いだされた「社会秩序が一時的に解体した経験」が、沖縄にある自治の感覚の原点ではと考える。
めんどうくさい本であるとともに「『役に立つ』本ではない」とも記されている。沖縄の時事や歴史の解説が欲しいなら、確かにそうだ。ここにあるのは、境界線上の真上で考え続けるために必要な視座だ。
岸政彦 著
はじめての沖縄
――
四六判並製240頁
定価:本体1300円+税
発売日 2018年5月5日
ISBN 978-4-7885-1562-8
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