書評 岸政彦著『はじめての沖縄』 6月16日付朝日新聞
岸政彦著『はじめての沖縄』 の書評が6月16日付、朝日新聞書評欄に掲載されました。評者は都甲幸治氏。掲載紙ご担当者さま、評者の先生にこころよりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
とにかく写真が良い。収録されている写真はどれも何げない。だがそこには沖縄の光と、風と、匂いが捉えられている。なかでも驚いたのがこれだ。岸がタクシーに乗る。すると信号待ちのたびに運転手さんが紙ナプキンを上手に縒って、小さなバレリーナうを作ってくれる。ちょっとピンぼけの写真の中で、彼女は今にも踊り出しそうだ。……………………直感的で、常に外部に開かれている岸の文章は、決して結論には至らない。常に逡巡しながら時間をかけて、響いてくる声にゆっくりと体を慣らしていく。受け身という弱さに踏みとどまり続ける彼の強さに、僕は魅せられた。
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『はじめての沖縄』、現在重版中、6月25日出来です。
岸政彦 著
はじめての沖縄
――
四六判並製240頁
定価:本体1300円+税
発売日 2018年5月5日
ISBN 978-4-7885-1562-8
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