書評 『ヒト、この奇妙な動物』 讀賣新聞 2018年6月24日付
ジャン=フランソワ・ドルティエ 著 鈴木光太郎 訳
『ヒト、この奇妙な動物――言語、芸術、社会の起源』の書評が、2018年6月24日付讀賣新聞に掲載されました。
評者は伊藤亜紗氏。掲載紙ご担当者様、伊藤先生にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございます。
『ヒト、この奇妙な動物――言語、芸術、社会の起源』の書評が、2018年6月24日付讀賣新聞に掲載されました。
評者は伊藤亜紗氏。掲載紙ご担当者様、伊藤先生にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございます。
......確かに人間の文化が相当程度多様だとしても、その多様性に一定の幅があるのだとしたら、文化そのものが何らかの人間本性に根ざして生まれているのに過ぎないのではないか――こうした疑問に答えるのが、本書で詳解される「進化心理学」なる学問分野である。たとえばこんな例があげられる。一九八〇年代、ニカラグアで初めての聾者のための教育施設が作られた。各地から聾の子供たちが集められると、彼らは数ヶ月のうちに自分たちで手話を発明してしまったという。このことは、言語の多様性以前に、そもそも人間には生得的に、言語を生みだす能力があるということを意味していないだろうか。特に観念を生みだす想像力は、他の動物にはないものだ。......
>>>>>>全文を読む 本よみうり堂
ジャン=フランソワ・ドルティエ 著
鈴木光太郎 訳
四六判上製424頁
定価:本体4300円+税
発売日 2018年5月10日
ISBN 978-4-7885-1580-2
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