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新刊 村上陽一郎『〈死〉の臨床学』

9784788515611

村上陽一郎 著

〈死〉の臨床学
――超高齢社会における「生と死」

 

四六判並製232頁
定価:本体1600円+税
発売日 18.3.12
ISBN 978-4-7885-1561-1


3月12日配本 3月15日発売予定です。


あとがき

 我ながら、厄介な問題に取り組んだと思う。どうしても、自分のなかで、このテーマを取り上げなければならない、と思い定めたのは、やはり、自分の老いと、それに輪をかけた厄介な病いの発覚とであった。通常の嗜みを破って、自分の家にまつわる病いと死の歴史をさらけ出したのも、このテーマを扱うことへの躊躇いや「しんどさ」を乗り越えるための、自分への励ましめいた思惑からだった。

 もともと、私は、他人の命を奪うことだけは、どんなことがあっても絶対にすまい、と心に決めて生きてきた人間である。幸いに、徴兵制度に出会うには、少し遅すぎた人間であるが、戦争にかり出されていたら、「良心的兵役拒否」のような確固とした信念を貫く立場よりは、矛盾するようだが、臆病さも手伝って、一発も小銃も撃たないまま、真っ先に自分が死んでしまうような兵士であっただろう、と思っている。家庭生活においても、新しく宿った生命を絶つような立場に置かれずに済んできた。

 今八十歳を遙かに超えて、「殺す」ことだけは免れたことを、

・・・・・・・・

《もっと読む 〈死〉の臨床学 あとがき》

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