新刊 野辺陽子『養子縁組の社会学』
野辺陽子 著
A5判上製384頁
定価:本体4500円+税
発売日 18.2.15
ISBN 978-4-7885-1558-1
2月19日配本 2月21日発売予定です。
定価:本体4500円+税
発売日 18.2.15
ISBN 978-4-7885-1558-1
2月19日配本 2月21日発売予定です。
私は次第に事件そのものよりも、親子とは何か、血のつながりとは何か、といったものに関心が集中していた。事件は忘れられても、親と子のあいだにある「血と情」は永遠のテーマであるはずだ。答えのない方程式を、彼らはどのように解こうとしているのか、私はますます興味を持つようになった。(奥野修司 二〇〇二 『ねじれた絆』三九八頁)
古くて新しい問題
「血を分ける」「血は争えない」「血は水よりも濃い」 親子や家族は、しばしば「血」という言葉を使って表現される。普段、改めて考えてみることすらないが、私たちはそこにどのような意味合いを込めているのだろうか。切れない絆だろうか。宿命だろうか。それとも、連綿と続く命だろうか。
冒頭で引用した文章は、赤ちゃん取り違え事件を取材したルポルタージュ『ねじれた絆』を書いた作者の言葉・・・・・・・・
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