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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第177号■

2018年1月11日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第177号■
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◇トピックス
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イベントのお知らせ

『ボウイ その生と死に』
(新曜社) 刊行記念
「変化する<無>──語られざるDAVID BOWIEを語る夜」
田中 純 × 千木良悠子 × 祖父江慎さん トークイベント

2018年1月20日 (土) 18時~
イベント詳細とお申込みは下記サイトまで
http://www.aoyamabc.jp/event/davidbowie/


フェアのお知らせ
●心理学書販売研究会フェア@紀伊國屋書店新宿本店
「心理学書、この1冊  ─ 2017年 今年の収穫─」
2017年に刊行され、書評・紹介された書籍、重版された書籍など、
話題になった心理学書をおすすめいたします。
期間 ─2018年1月31日まで
場所 紀伊國屋書店新宿本店3階心理学書売場フェア台
http://shinpanken.blogspot.jp/2017/12/blog-post.html
書評など


●L.フロリディ著『第四の革命』

年始早々、好評発売中のL.フロリディ著『第四の革命』が、2018年1月4日付日本経済新聞特集記事「1989年からの視線 5」に取り上げられました
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/201814-ea82.html
「篠原裕幸さん(34)は仮想通貨などを支える技術ブロックチェーン事業を手掛ける「シビラ」(大阪市)の最高執行責任者。2017年、感銘を受けた一冊はイタリアの思想家ルチアーノ・フロディティの『第四の革命』だ。先端分野の経営者らしくIT(情報技術)革命後の社会を論じた科学哲学の本を挙げた。「最先端を行く人がいいと言うものを仕入れる」のが流儀。『第四の革命』はビジネスで出会った国内外の経営者たちがツイッターやフェイスブック(FB)で評価していた......」。
ご紹介いただいた篠原氏、記事ご担当者の方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(2018/1/5)



●岡本浩一著 『社会心理学ショートショート』

が、2017年12月29日付・朝日新聞「天声人語」に登場いたしました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-d052.html
「社会心理学の本を読んでいて「責任感の拡散」という言葉を目にした。衆人環視のなかで、誰からも止められないまま犯罪が行われる。通報すらなされずに。そんな自体が時折起きるのを説明する概念である」「どうも人間は、「自分がしなくても誰かが手を貸すだろう」と考えがちな生き物らしい。人が大勢いるかも何もしないのではなく、人が大勢いるから何もしない、という見方である」
掲載当日はツイッター上で
https://twitter.com/shin_yo_sha/status/946678356870799360
かようなことをつぶやきましたが、年明けより、多くの注文をいただいております。あらためて「天声人語」さまに感謝を申し上げます。

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◇近刊情報
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1月下旬発売予定
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『ポケモンGOからの問い』
── ヴァーチャルなものに侵食される世界
    拡張される世界のリアリティ
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神田孝治・遠藤英樹・松本健太郎 編
A5判並製・256頁・予価2800円+税
                       定価2600円
ISBN 978-4-7885-1559-8  C1036
分野=社会問題・ゲーム・社会学

ポケモンGOを「社会学」する!
昨年リリースされると熱狂的なブームになり、多くの話題を提供してきた「ポケモンGO」。「歩きスマホ」の事故や警告もあり、沈静化したようにも見えますが、根強い人気を保っています。本書は「ポケモンGO」を社会現象に終わらせず、学問的に受け止めて、応答しようとするものです。社会学、ゲーム論、メディア論、観光学、宗教学などの18人の著者たちが、その問いかけに真摯に応えます。「聖地」の形成メカニズム、ゲームを巡る虚構と現実、デジタル地図と身体移動、ゲームを利用した地域振興などが、具体的な実践とフィールドワークを通して語られています。観光地化の問題でも、地元と若者たちの新しい共同性が見え、希望が膨らみます。鈴木謙介氏へのインタビューも収録。



1月下旬発売予定
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『ラディカル・ルーマン』
──必然性の哲学から偶有性の理論へ
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ハンス=ゲオルク・メラー 著/吉澤夏子 訳
四六判上製・256頁・予価3200円+税
ISBN 978-4-7885-1553-6  C1030
分野==社会学・哲学・現代思想

よくわかる「ルーマン入門」!
ルーマンは現在もっとも難解な著作を書いた思想家とみられています。彼の思想を理解するのは容易ではありませんが、著者は、ルーマン思想の核心をラディカリズムと喝破し、その思想を巧みな比喩やシニカルなユーモアを交えながら明快に語ります。知の体系の確立者ヘーゲルと対比しながら、ヘーゲルが宗教という偶有的なものを「必然性の哲学」によって止揚したとするなら、ルーマンはヘーゲルを「偶有性の理論」で止揚したと、思想史的独自性を明らかにします。また、ルーマンが混迷の時代に有効である理由を、システム論的な「偶有性の思想」に求めます。民主主義についても、そのイデオロギー性を知らないと危険だと指摘します。あまりに明瞭すぎるルーマン像に専門家からは反発が出そうな、しかしなるほどと思わされる、知的刺戟にみちた「ルーマン入門」です。



1月下旬発売予定
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『アクションリサーチ・イン・アクション』
──共同当事者・時間・データ
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矢守克也 著
A5判上製・248頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1556-7 C1011
分野=心理学・社会学

好評既刊書の続編
2010年の刊行以来、幅広く支持されている入門書『アクションリサーチ─実践する人間科学』の続刊です。アクションリサーチとは、何らかの社会的問題に直面する研究者と当事者が、その解決や改善を共に為す社会実践です。前作を踏まえつつ、より生産的で的を得た実践へとアクションリサーチ自体をベターメントするために、新たな論点─「共同当事者」「時間」「データ」─を取り上げて考察。ロジックをさらに洗練、発展、深化させました。人間科学や社会科学の研究者必携の一冊です。

関連書 好評発売中
A5判288頁・定価:本体2900円+税
発売日 2010.06.25 ISBN 978-4-7885-1203-0



2月下旬発売予定
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『血縁幻想と日本人のアイデンティティ』(仮)
──養子縁組から見る家族社会学
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野辺陽子 著
A5判上製・384頁・本体4500円+税
ISBN 978-4-7885-1558-1 C1036
分野=社会学

果たして日本人は〈血縁〉を重視するのか、しないのか?
現在、家族・親子関係の形成の上で、「血縁」が重要な論点のひとつになっています。産んだ母が専業で子どもを育てるという「近代家族」の限界が指摘され、「家族を超える子育て」「血縁を超えて」というフレーズが盛んに喧伝される一方、不妊治療の拡大や養子縁組の停滞を根拠に、人々はますます「血縁」を重視するようになっているという指摘もあります。本書では、「日本人は血縁を重視する」という巷の議論、「血縁を重視しない」という社会学・人類学での議論を整理するとともに、当事者たちの声を多数紹介し「血縁」がどんな場面でどのような意味で使用されるのかというリアリティに迫ることで、これまでの議論を解きほぐします。日本の「血縁」をめぐる家族・親子像から、私たちのアイデンティティをも照射する、画期的な家族社会学の誕生です。



2月上旬発売予定
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『エッジ・オブ・リバーズ・エッジ』
──
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最果タヒ・滝口悠生・大島智子・西島大介・
小沢健二・二階堂ふみ・玉城ティナ他著
四六判上製・196頁予定・予価2000円+税
ISBN 978-4-7885-1557-4 C0079
分野=文芸・エッセイ・コミック

岡崎京子『リバーズ・エッジ』へのオマージュ 永久保存版
一九九六年の交通事故以降、長い休筆生活を余儀なくされている漫画家・岡崎京子の最高傑作『リバーズ・エッジ』は、刊行から20年を経た今も、幅広い分野・世代のクリエイターと読者たちを、深く鋭く魅了してやみません。二階堂ふみ主演の映画も二〇一八年二月、いよいよ全国公開となります。本書は10代から60代までの優れたクリエイターたちが、詩、エッセイ、イラスト、美術、評論と、様々なかたちでその魅力と謎に迫るファン必携の永久保存版です。他の執筆者は辻村深月、浅野いにお、池田エライザ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、佐々木敦、環ROY、Chim↑Pomエリイ、長島有里枝、奈良美智、ブレイディみかこ、韓東賢、山内マリコら総勢25名。巻末に今注目のwaltz・角田太郎による映画全シーンへのサウンドトラックリスト、そして岡崎京子さんの最新情報も。

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奥付
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電話  03(3264)4973(代)
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次回発行は2018年2月中を予定しております。

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