◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第174号■
2017年10月12日発行 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第174号■ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◇トピックス __________________________________ 書評/紹介 ●「国民精神」の形成と身体化の過程を複合的、多角的に検討し論証 森 正人著『展示される大和魂──〈国民精神〉の系譜』の 書評が、2017年10月7日号「図書新聞」に掲載されました。評者は小野正章氏。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/2017107-238e.html ●アイコンで自己守る─ 日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論 セミオトポス12──アンリアル な存在のリアリティ』が共同通信配信、新潟日報、東奥日報、長崎新聞ほか 「気になる一冊」欄にて紹介されました(9月24日-)。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-4c8f.html フェアのお知らせ ●心理学書販売研究会&丸善雄松堂、丸善丸の内本店フェア 心理学に何ができるか 国家資格〈公認心理師〉時代の到来 2017年より施行される「公認心理師」という、心理の国家資格の法制化によ り、心理職の仕事の状況は大きく変わっていくことが予想されます。このよ うな状況をふまえて、心理学のこれからを考える基本書・ロングセラー、そ して新刊をとりそろえたフェアを企画しました。 開催場所 丸善丸の内本店 3F ミュージアムゾーン 期間:9/1(金)~10/31(火) 住所:〒100-8203 東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1F~4F 電話番号:03-5288-8881 営業時間:9:00~21:00 定休日:なし ●心理学書販売研究会協賛・丸善広島店様フェアのご案内 「人と社会 関わりの心理学ー国家試験<公認心理師>に向けてー」 会員12社の基本書・話題書・新刊が一挙に展示・販売されています! ぜひ、足を運びくださいますようお願いいたします。 【場所・期間】10/2(月)~11/30(木)丸善広島店7階新刊話題書コーナー http://shinpanken.blogspot.jp/2017/10/blog-post.html?spref=tw ________________________________ ◇近刊情報 _________________________________ 10月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『現代存在論講義 2』 ──物質的対象・種・虚構 ------------------------------------------------------------------ 倉田 剛 著 A5判並製192頁・本体2200円+税 ISBN 978-4-7885-1544-4 C1010 分野=哲学・思想 存在論の豊饒な沃野への招待 論理学を武器として?存在?の謎を解明する、現代存在論の本格入門書、待 望の第2弾です。学生と教員との対話のかたちで存在論の基礎を明晰に論じ て好評を博した1巻に続き、2巻は4つの主題を論じる各論編。目の前にあ る机のような「中間サイズの物質的対象」、生物・物質・人工物の「種」、 現実世界と事物のあり方が異なる「可能世界」、そして小説のキャラクター といった「虚構的対象」について、現代哲学はどのように把握するのでしょ うか。より身近な対象へと問いを広げた本書は、さらに読者の哲学的探究心 を揺する1冊です。著者は九州大学文学部准教授。 『現代存在論講義 1』ファンダメンタルズ http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1518-5.htm 10月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『社会秩序の起源』(仮) ──「なる」ことの論理 ------------------------------------------------------------------ 桜井 洋 著 A5判上製552頁・予価6200円+税 ISBN 978-4-7885-1547-5 C3036 分野=社会学・哲学思想・複雑性科学 複雑系で解く心と社会 社会秩序はどのように発生し、維持され、ゆらぐのか。個人と社会の関係を どのように理解するのか。本書は現象学と複雑性科学を援用してこの普遍的 な問いを探求します。本書の特徴は、欧米の「する」論理=主体概念を脱し て、日本語ではなじみ深い「なる」ことの論理を定式化し、心と社会の成り 立ちを他言語・多領域から理解可能な形に読み解くことにあります。エルゴ ード、アトラクタなど力学系の諸概念を大胆に社会系に応用し、場・思いの ダイナミクス・「好き」・カオス的遍歴などの魅力的なキーワードから心と 社会の秩序原理を探求するにとどまらず、アイヒマン裁判など戦争責任の追 及を題材に責任の論理、倫理への問いに迫ります。破格でエキサイティング な理論社会学の野心作といえます。著者は早稲田大学国際教養学部教授。 10月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『ドーピングの哲学』(仮) ──近代競技スポーツの構造的考察 ------------------------------------------------------------------ ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編 橋本一径 訳 四六判上製320頁・予価3200円+税 ISBN 978-4-7885-1546-8 C1075 分野=哲学思想・社会学・スポーツ 東京オリンピックを前にぜひ読んで欲しい本! 東京オリンピックを三年後に控えて、日本のアスリート界も盛り上がりつつ あるようですが、それを脅かすのがドーピング問題。ソ連陸上界の国家ぐる みの疑惑は記憶に新しいところです。本書は、ドーピングの根拠とされる 「健康に害がある」「不公平性(スポーツ精神にもとる)」のいい加減さ・ 根拠のなさから始めて、パフォーマンス向上を目指す近代スポーツにはドー ピングは必然的と喝破し、その本質的関係を明らかにします。たとえばヴィ クトリア時代の英国では、トレーニングは「ずる(不公平)」として禁止さ れていました。まさにトレーニングはドーピングだったのです。現代の過剰 トレーニングによる不健康化にも多くの示唆を与えます。その他多くの「不 祥事」「メダル剥奪事件」などを例に、まるで選手を犯罪者扱いするドーピ ング撲滅運動の非人間性を暴き、スポーツと人間のありうべき姿からの「対 処法」を提案します。 ___________________________________ ◇奥付 ___________________________________ □電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行) □HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/ □blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/ □twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha □このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 □購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。 □掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 □発行:株式会社新曜社 営業部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル 電話 03(3264)4973(代) FAX 03(3239)2958 e-mail info@shin-yo-sha.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 次回発行は2017年11月上旬を予定しております。
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