書評 森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』
森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』の
記事が、2017年7月24日付読売新聞・文化欄に掲載されました。掲載紙記者の方には、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
(2017/7/25 AM8:45)Amazon ベストセラー1位! (日本思想史) この某書店1位を宣伝目に入れている広告がよくありますが、あくまでジャンル1位で、私、これを一位というのはどうも良心がゆるさないのですが。
ともあれamazonでは1-4週間出荷になっておりますが在庫有りです。こちらの経緯についてはコチラ
→お知らせ 在庫状況
記事が、2017年7月24日付読売新聞・文化欄に掲載されました。掲載紙記者の方には、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
(2017/7/25 AM8:45)Amazon ベストセラー1位! (日本思想史) この某書店1位を宣伝目に入れている広告がよくありますが、あくまでジャンル1位で、私、これを一位というのはどうも良心がゆるさないのですが。
ともあれamazonでは1-4週間出荷になっておりますが在庫有りです。こちらの経緯についてはコチラ
→お知らせ 在庫状況
作られ提示された「国民精神」
「大和魂」娯楽を通じて浸透「大和魂」や「日本精神」とは何なのか。森正人・三重大学准教授(文化地理学)による『展示される大和魂』(新曜社)は、こうした「国民精神」が意図的に作り上げられたものだと指摘し、どう提示されてきたかを明らかにする。「今の時代だからこそ、自分たちの来た道を見定める必要があるのではないか」と森准教授は指摘する。本書によると、忠孝や勤勉、勇猛果敢、慈母などのイメージを付される国民精神は日本人古来のものではない。大和魂や日本精神は江戸末期になって語られ出し、特に1930年代以降の戦時期に強調されたと説く。そこでは、日本文化の創出者としての空海や皇室の忠臣・楠木正成らが、大和魂や日本精神の体現者として、都合のいいように物語が作り出されていった……
« 新刊 鹿嶋 敬『男女平等は進化したか』 | トップページ | 紹介 2017年上半期の収穫から@週刊読書人 2017年7月21日付 »
「書評」カテゴリの記事
- 書評 好井裕明著『原爆映画の社会学』 「週刊読書人」2024年9月13日付に掲載(2024.09.13)
- 紹介 柳原敏夫・小川晃弘 編『わたしたちは見ている』@東京新聞2024年7月27日付(2024.07.29)
- 書評 関 礼子 編『語り継ぐ経験の居場所』@図書新聞 2024年7月20日付(2024.07.12)
- 書評 金菱 清 著『生ける死者の震災霊性論』@「図書新聞」2024年7月20日号(2024.07.12)
- 論考 金菱清「震災霊性論」@「世界」2024年8月号(2024.07.09)
« 新刊 鹿嶋 敬『男女平等は進化したか』 | トップページ | 紹介 2017年上半期の収穫から@週刊読書人 2017年7月21日付 »
コメント