書評 『第四の革命』@週刊読書人 2017年7月7日付掲載
弊社刊、
ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳
『第四の革命』の紹介が
「週刊読書人」 7月7日号に掲載されました。評者は吉川浩満氏。
ご書評くださいました吉川先生、掲載誌ご担当者様にはこころからお礼申し上げます。
なお「週刊読書人」は、全国のファミマ&ローソンの、マルチコピー機設置店でプリント購入できます。(e-SHINBUNから開始)
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二〇世紀末にはじまる情報革命が我々の社会にいかなるインパクトを与えているか、新たな情報通信技術(ICT)が我々の生活をいかに変えつつあるかについて、日々たくさんの言葉が費やされている。それもそのはずだ。ネットを介したコミュニケーションの増大、スマートフォンやSNSの普及、人工知能やブロックチェーンといった先端テクノロジーの開発など、ICTの進展によって、いま我々の暮らしが大きく変わろうとしている。これには誰も無関心ではいられないだろう。
本書もそうした流れに棹さす一冊である。だが、メディアやテクノロジーに関する解説書ではない。本書は情報哲学の観点から、いま我々が目にしているあらゆる現象をマクロなトレンドの多様な側面としての統合的に説明する哲学書である。
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第四の革命の進行は、人間中心主義の思想にとっては都合の悪い事態かも知れないが、人間自身の幸福にとっては中立的である。ICTは我々を不幸にも幸福にもするだろう。だからこそ、この革命の内実を正確に理解しなければならない。本書は格好の一冊である。駆け足の説明が気になる箇所もあるが、テーマの巨大さを考えれば文句はない。有益な現代社会の入門書、情報化社会の問題集である。
関連書評
書評 『第四の革命』@日本経済新聞2017年6月24日付掲載
著者よりのメッセージ
フロリディ氏メッセージ(春木良且先生訳)(日本語.PDF)
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳
第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる
四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10
ISBN 978-4-7885-1522-2
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