紹介 J.ウィンズレイドほか『いじめ・暴力に向き合う学校づくり』
J.ウィンズレイド & M.ウィリアムズ 著/綾城初穂 訳
『いじめ・暴力に向き合う学校づくり――対立を修復し、学びに変えるナラティヴ・アプローチ 』の紹介が「心と社会」48巻2号(2017 168 日本精神衛生会発行)に掲載されました。評者は片山皓絵氏。
評者の先生、そしてお取りあげくださいました雑誌担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
本書は、学校で生じるさまざまな対立に対し、ナラティヴの視点に基づくアプローチを用いて取り組んできた筆者たちによる実践書である。学校という教育現場では、往々にして問題をおこす個人を非難し、学校の規律に沿った処分を行うことで問題を解決しようとする。これに対し、本書で紹介されているアプローチは全て「人が問題なのではない、問題が問題なのだ」という原則に立っている。この原則は、ナラティヴの視点における「問題の外在化」と深く関連している。すなわち、問題が主体となって、個人に対し何を引き起こしたかに着目する。個人ではなく問題そのものに焦点が当てられ、原因ではなく問題によってどのような影響を受けたかに着目するのだ。これによって、問題がもたらす影響への気づきが促され、既存のストーリーとは別の、これまでであれば見出されなかったような新たなストーリー(オルタナティブストーリー)へと移行していくことになる。……
J.ウィンズレイド & M.ウィリアムズ 著/綾城初穂 訳
いじめ・暴力に向き合う学校づくり
――対立を修復し、学びに変えるナラティヴ・アプローチ
A5判並製272頁
定価:本体2800円+税
発売日 16.9.25
ISBN 978-4-7885-1491-1
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