◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第168号■
2017年3月9日発行 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第168号■ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◇トピックス ____________________________ ●書評/紹介 2017年3月7日、テレビ東京「Newsモーニングサテライト」の
「リーダーの栞」にて、JAL・大西賢(まさる)会長 に、D.ノーマン
著『エモーショナル・デザイン』をお取りあげいただきました。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-9d29.html 昨年出版致しました『霊性の震災学』、讀賣新聞 3月7日付に関連記事
「震災6年 文化でつなぐ(中)」が掲載されました。3月11日には関連書
『悲愛』も刊行されます。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/376-8a42.html 『悲愛』 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-d8b0.html 山本武利著『日本のインテリジェンス工作』、著者インタビュー
「今週の本棚 本と人」が、「毎日新聞」2017年1月12日に掲載されました。
評者は岸俊光氏。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/2017212-51d5.html ___________________________ ◇近刊情報 ___________________________ 3月中旬発売予定 ------------------------------------------------------ 『質的心理学研究 第16号』 ──特集 質的研究における映像の可能性 ------------------------------------------------------ 日本質的心理学会 編 B5判並製252頁・本体3000円+税 ISBN 978-4-7885-1510-9 C1011 分野=心理学 映像は質的研究をどう変えるのか 調査分析に使われる機材の飛躍的な進歩は質的研究に革新をもたらしました。
映像の活用が急速に広がりを見せるなか、映像から質的なるものをどのよう
にすくいあげ、議論の俎上にのせるのか、その本質的な問いへの挑戦が続い
ています。本特集では、映像のもつ力を媒介に現実に鋭く切り込んでゆく魅
力的な論考が5本そろいました。いずれも質的研究と映像との関わりを深く
考えさせられる力作です。書評特集では、ダイナミックに移りゆく映像と質
的研究との関係を問い直します。そのほか、読み応えのある一般論文6本を
収載しました。 質的心理学研究バックナンバー http://www.shin-yo-sha.co.jp/qualitative_psycho.htm 3月下発売予定 ------------------------------------------------------ 『発達心理学・再入門』 ──ブレークスルーを生んだ14の研究 ------------------------------------------------------ アラン・M・スレーター、ポール・C・クイン 編 加藤弘通・川田学・伊藤崇 監訳 A5判並製292頁・予価3200円+税 ISBN 978-4-7885-1521-5 C1011 分野=発達心理学 現在も大きな影響を与えている発達心理学の古典を精選! 長い発達心理学の歴史のなかでも、「古典」と認められる研究はわずかです。
古典とは、学問の形成に貢献し、今でも大きな影響を与え続けている研究で
す。現在の最先端の研究も、古典的な研究の発展の上にあります。ですから、
古典をきちんと理解することが重要です。しかし本書は、単なる古典の紹介
ではありません。それがどのように登場し、批判され、現在、どのように乗
り越えられようとしているのか、またその過程で現象に対する私たちの認識
がどのように広がったのかについても、周到に論じています。旧きを学んで
新しきを知る、これまでありそうでなかった発達心理学の学生・研究者必携
の入門書です。 3月下旬発売予定 人はメディアとどう関わり、どう影響を受けてきたか ------------------------------------------------------ 『メディア・オーディエンスの社会心理学』 ── ------------------------------------------------------ 李光鎬・渋谷明子 編著 鈴木万希枝・李津娥・志岐裕子 著 A5判並製400頁・予価3000円+税 ISBN 978-4-7885-1517-8 C1011 分野=社会心理学・メディア 毎朝家で新聞を読み、毎晩テレビでニュースを観る時代から、スマホのアプ
リでニュースを読む時代へ──メディア環境の急激な変化は私たちに何をも
たらすのでしょうか。オーディエンスのメディア利用行動やコミュニケーシ
ョン行動等に関する社会心理学的な代表的研究・古典的研究を体系的にまと
めて紹介する、これまでになかったテキスト登場。興味深いトピック、方法
論的な知識に関するコラムや演習問題付き。社会心理学・メディア論・コミ
ュニケーション論を初めて学ぶ人から、メディアと人の関わりをより深く理
解したい人まで。 3月下旬発売予定 ------------------------------------------------------ 情報通信技術は環境だ! 『第四の革命』 ──情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる ------------------------------------------------------ ルチアーノ・フロリディ 著 春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳 四六判上製376頁・予価3400円+税 ISBN 978-4-7885-1522-2 C1004 分野=情報社会・哲学 モノのインターネット、スマホ、人工知能、無人自動車、サイバー戦争……
デジタルICT(情報通信技術)が、単なるツールを超えて私たちの現実を
つくりかえつつあります。渦中にあるためとらえにくいですが、私たちは広
範な文化的革命の始まりを目撃しているのです。それは大きな可能性とリス
クをもっています。ICTが個人、社会、世界、環境に与える影響を予測し、
制御し、経済や社会、政治的なダイナミクスを向上させるために、今起こり
つつある根底からの変化を読み解く、新しい概念と哲学が求められています。
私たちが直面する新たな困難に意味づけを与え、適切な知的枠組みを開発す
るための、情報の哲学です。本書はその試みです。人間はコペルニクス革命
によって宇宙の中心ではなくなり、ダーウィン革命によって特別な種ではな
くなり、フロイト革命によって自らの主人でもなくなりました。そして第四
の情報革命は、人間をどこに導くのでしょうか? 3月下旬発売予定 ------------------------------------------------------ 『不協和音の宇宙』 ──モンテスキューの社会学 ------------------------------------------------------ 中江桂子 著 A5判上製320頁・本体3900円+税 ISBN 978-4-7885-1520-8 C1036 分野=社会思想・現代思想 世界はもっと多様で、自由だ! モンテスキューは三権分立を提唱し、『法の精神』などで知られるフランス
啓蒙期の法思想家です。しかし、理性的なものを普遍的価値としあがめる
〈近代〉を形づくった啓蒙主義全盛の時代に、彼は『ペルシャ人の手紙』
『グニードの寺院』などで、広く世界に目を向けて、多様な報告をし、
「世界はもっと多様で、自由だ」と主張しました。日常生活や異文化からの
雑音・不協和音こそが自由をもたらすと考えたのです。本書は、コント、デ
ィドロ、ヴォルテールなどの啓蒙思想家に対して、具体的で猥雑なものを通
じて世界の多様性を主張した、モンテスキューの社会学者としての側面を掬
い上げ、その魅力を示すことで、グローバル化が進み、単一の価値、同一性、
競争などが優先される「不寛容な」現代社会に、「もう一つの真実」を示そ
うとする意欲作です。 3月下旬発売予定 ------------------------------------------------------ 『現代存在論講義 I』 ──ファンダメンタルズ ------------------------------------------------------ 倉田剛 著 A5判並製192頁・本体2200円+税 ISBN 978-4-7885-1518-5 C1010 分野=哲学・思想 哲学の究極の問いに挑む 世界にはいったい何が存在するのか。この哲学を代表する問いを扱う存在論
は、いまや躍進を遂げています。古代・中世にあっては思弁と自然言葉を頼
りに進められていた存在論ですが、現代では論理学を武器とすることで、高
度に抽象的な概念を明晰に扱うことに成功し、工学などの分野にも影響を与
えるような熱気のある学問へと新生しているのです。学生と教員との対話を
織り交ぜ、存在論初心者から哲学愛好家まで、存在論の最先端へと招待する
待望の本格教科書の登場です。著者は九州大学文学部准教授。
(II巻は4月下旬刊行予定) 3月下旬発売予定 ------------------------------------------------------ 『展示される大和魂』 ──〈国民精神〉の系譜 ------------------------------------------------------ 森正人 著 四六判並製274頁・本体2800円+税 ISBN 978-4-7885-1519-2 C1036 分野=社会学・歴史学・思想史 大和魂は何に宿るのか 「日本人は勤勉で器用で献身的で……」などと国民性を強調する本や番組が
増えています。とりわけ精神面を賛美する概念が「大和魂」でしょう。この
言葉はときにナショナリズム批判の観点から否定されますが、モノやヒトを
もって例示され、それが快楽として受容されることで広がりを持ったという
歴史は無視できません。単純な否定ではなく、明治から現代までの偉人イメ
ージ、展覧会、史跡、イベント、映画といった具体的な現れをつぶさに見る
ことで、国民精神がいかに語られ、提示され、そして楽しまれてきたかを追
います。政治的立場にかかわらず重要となる、国民アイデンティティの再考
の試みです。 4月上旬発売予定 ------------------------------------------------------ 『社会学ドリル』 ──この理不尽な世界の片隅で ------------------------------------------------------ 中村英代 著 A5判並製208頁・予価1900円+税 ISBN 978-4-7885-1516-1 C1036 分野=社会学 軽やかな社会学練習帳! 初学者向けの清新な社会学テキストをお届けします。本書の目的は、身近な
社会現象を学び「社会学的思考力」をマスターすること。特徴は第一に、学
生の関心が断然高い「貧困と格差」「恋愛と結婚」「ジェンダー」をしっか
りカバーしていること、第二に「生きづらさ」に重点をおき「摂食障害とか
らだ」「依存症の世界」「医療」「構築主義と心理療法」など臨床社会学の
新しい知見を取り入れていること。第三に、半期の講義に対応した13章構成
とし、毎回「問題を解く練習帳」を兼ねて各章20個前後の空欄に解答を書き
込んで学ぶワークブック形式であること(解答は著者のサイトに掲載)。実
践的な「レポートの書き方」も必見、新しい学びの風を呼び込むでしょう。
おしゃれな装丁とキリッとしたシンボルマークが魅力的な本書は、社会科学
系、看護・福祉系学部の社会学講義のテキストに最適です。 ___________________________ ◇奥付 ___________________________
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