新刊 アラン・プラウト『これからの子ども社会学』
アラン・プラウト 著/元森絵里子 訳
四六判上製304頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.2.20
ISBN 978-4-7885-1512-3
見本出来ました。
3月2日ごろ書店に並びます。
日本語版への序文
『これからの子ども社会学(The Future of Childhood)』の初版を出版してから、10年以上経つ。本書は、子ども研究者たちに歓迎された。しかし、子ども社会研究にとって革新的で新しい方向性を示すものだったにもかかわらず、そのインパクトは、どちらかといえば控えめなものであったように思う。実際、一部には困惑や懐疑のムードすら感じられた。そういった人々は、「子ども社会研究」は疑いの余地なく成功しているのに、なぜこのような批判や明らかな方向転換によって台無しにされねばならないのか、と問うているようなのである。私の応答は常に、私が提案しているのは、新しい子ども社会研究の単純な意味での転倒ではなく、むしろその拡張や補強だというものである。もちろん、その意味するところも帰結もラディカルなものであるが。「子ども」は構築物であるとか、子どもは潜在的な行為者能力を持つ社会的行為者であるといった新しい子ども社会研究の鍵概念は、もちろん捨てていない。「子ども」を構築物として見る際に、
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