◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第167号■
2017年2月2日発行 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第167号■ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◇トピックス __________________________________ ●書評/紹介 小熊英二著『単一民族神話の起源』(四六判・本体3800円)が新年1月3日朝日 新聞「我々はどこから来てどこへ向かうのか」の記事中で紹介されました。 本の紹介 読書アンケート特集@月刊「みすず」2017/1-2 『知識の社会史2』『映画と移民』ほかご紹介いただいております。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/20171-2-4056.html _________________________________ ◇近刊情報 _________________________________ 2月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『探究! 教育心理学の世界』 ── ------------------------------------------------------------------ 藤澤伸介 編 A5判並製312頁・本体2300円+税 ISBN 978-4-7885-1511-6 C1011 分野=教育心理学 知的好奇心に開かれたテキスト! 大学の授業でいかに教師が探究的活動を奨励しても、学生たちはなかなか発展 的な学習をしない傾向があるといいます。どうすれば知的好奇心を引き出し、 深い学びが身につくのでしょうか? 本書は『ごまかし勉強』で知られる編者 のもと各領域の第一人者が結集し、学問的な客観性と同時に、読み物としての 面白さや学習の意義が伝わる記述を心がけて作り上げた贅沢なテキストです。 大学の教職課程や公認心理師資格取得の教科書、研究者を目指す人にとっての 入門書、現職の教員が自分の教育を考えるヒントに富んだ参考書として好適! 編者 著作 『ごまかし勉強』 上)http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0796-X.htm 下)http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0797-8.htm 2月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『空間紛争としての持続的スポーツツーリズム』 ──持続的開発が語らない地域の生活誌 ------------------------------------------------------------------ 村田周祐 著 四六判上製240頁・本体3600円+税 ISBN 978-4-7885-1514-7 c3036 分野=社会学・社会問題・地域開発 持続的開発の陥穽を脱するために 近年、持続的スポーツツーリズムが地方再生の戦略として注目されています。 自然に手を加えず生活を保全したまま行う開発ですが、現場では問題報告の声 が絶えません。生業や生活の場をスポーツに転用すると、ここは何のための空 間なのかという定義にまつわる問題を引き起こすのです。自然破壊とは異なる 位相の問題に向き合うため、著者は紛争という視角から各地の実態を追います。 お遍路、ウォーキング、トライアスロン、サーフィンなど、10年間にわたる調 査により、ツーリズムを「在地化」させる営みが克明に描き出され、コモンズ 論や地域振興論に大きなヒントを与える気鋭の問題提起です。 2月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『生き延びる都市』 ──新宿歌舞伎町の社会学 ------------------------------------------------------------------ 武岡 暢 著 A5判上製336頁・本体4400円+税 ISBN 978-4-7885-1513-0 C3036 分野=社会学・都市論 歓楽街が生き延びるメカニズムとは? 数千軒のスナック・風俗店が立ち並ぶ、世界でも有数の歓楽街・歌舞伎町。何 度も「浄化」が試みられながらこの歓楽街は生き延びています。著者は、住民 やコミュニティに集中してきた既存の研究手法を離れ、空間の作用、移動する 主体、職業や労働などの一時的活動等に焦点を合わせることで、その再生産メ カニズムに迫ります。客引き・風俗職従事者等のフィールド調査や、ビル経 営・不動産業など空間を商品化する産業の調査により、経営者・従事者・客の 多層的関係や、雑居ビルという特質、ストリートの動態を解明し、「歌舞伎 町」の総体を、歴史と構造的空間生成の両面から活写する野心作です。 著作 『歌舞伎町はなぜ<ぼったくり>がなくならないのか』(イースト・プレス新 書) 2月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『これからの子ども社会学』 ──社会・技術・生物のネットワークとしての「子ども」 ------------------------------------------------------------------ アラン・プラウト 著/元森絵里子 訳 四六判上製304頁・予価3400円+税 ISBN 978-4-7885-1512-3 C3036 分野=社会学 今の時代に生きる子どもたちの場所とは? 子ども観は時代と共に大きく変化してきました。近年は、子どもの権利思潮な どにも後押しされて、子どもの能動性に注目する視点や、子どもの社会的構成 に着目する視点が広く支持されています。しかしこれらの見方は、「子ども」 というカテゴリーを過度に本質化しており、社会的要素だけでなく身体的でも あり技術の影響も深く受ける子どもの複雑なあり方を捉えていません。著者プ ラウトは、現在の子ども社会学のさまざまな視点を批判的に吟味しつつ、自然 科学と社会科学の知を縦横無尽に行き来しながら、子ども研究のあるべき形を 描き出していきます。これからの子ども研究の新たな知の枠組みを提示した、 子ども学研究者、学生が読み、参照すべき重要文献の完訳です。 3月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『悲 愛』 ──あの日のあなたへ手紙をつづる ------------------------------------------------------------------ 金菱 清 編 東北学院大学震災の記録プロジェクト 四六判並製144頁・予価1400円+税 ISBN 978-4-7885-1515-4 C1036 分野=震災・社会学・ノンフィクション 亡き人との魂の対話 昨年ブレークした『呼び覚まされる霊性の震災学』に続き、亡き人に宛てた珠 玉の手紙集をお届けします。3・11のあの日、さよならもいわずに去ってしま ったかけがえのない人、流されてしまった家、動物たち、もはや戻れない故郷。 震災から6年を前に、何人もの被災者が愛すべき人、失ったものたちへの痛切 な想いを手紙に綴ってくれました。亡くなった人たちは目に見えず呼びかけて も無言ですが、すぐにそばにいることは、理屈を超えて確かな実感としてある のです。NHKで報道され反響を呼んだ風の電話(大槌町)、漂流ポスト(陸 前高田市)に続き、沈黙をひらく死者との交流としてご注目ください。 著者編著・東北学院大学震災の記録プロジェクト 霊性の震災学 http://www.shin-yo-sha.co.jp/#jo 3.11 慟哭の記録 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1270-2.htm
« 記事 山本武利著『日本のインテリジェンス工作』 @毎日新聞 2017/2/12付 | トップページ | 新刊 アラン・プラウト『これからの子ども社会学』 »
「新刊案内」カテゴリの記事
- ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第223号■(2022.07.20)
- ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第220号■(2022.04.21)
- ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第218号■(2022.03.04)
- ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第217号■(2022.01.26)
- ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第216号■(2021.12.27)
« 記事 山本武利著『日本のインテリジェンス工作』 @毎日新聞 2017/2/12付 | トップページ | 新刊 アラン・プラウト『これからの子ども社会学』 »
コメント