新刊 中村桂子『つむぐ』
中村桂子 編/JT生命誌研究館発行
A5判変型並製236頁
定価:本体1600円+税
発売日 16.11.5
ISBN 978-4-7885-1501-7
見本出来ました。
11月7日ごろ書店に並びます。
はじめに
「生命誌の扉をつむぐ ? 科学に拠って科学を超える」。一九九〇年に出したこの本に生命誌研究館への想いを綴りました。実際に、岡田節人先生を館長とする活動が始まったのが一九九三年でしたので、二〇周年になりました。二〇一四年三月一日の記念の催しにあたり、まとめた活動記録を付録にしましたのでごらん下さい。幸い「生命誌の扉をつむぐ」に書いた思いは、館の仲間の力で着実に進みました。今、二〇年という時間の重みを噛みしめています。
そこで、次の扉をつむぐための活動を始めようと、今年の動詞は「つむぐ」にしました。「生命誌」という知、「研究館」という場の本質を変えようとは思いません。けれども、この二〇年間に科学のありようも社会も大きく変わりましたので、それを踏まえて、「生命誌」をより高度に練り上げる新しい一歩を踏み出す気持です。連続性を大切にしながら新しい扉を開きたいと思います。
研究では、ゲノム解析が進み、データの山ができています。生命科学研究の中心は医学になりましたので、最も多いのはヒトゲノムのデータですが、線虫・ホヤ・カイコなどさまざまな生きもののゲノムも解析され、今では約一万種のゲノムがわかっています。これらを比較し、・・・・・・
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