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新刊 秋田 巌・小川佳世子『日本の心理療法 自我篇』

9784788514935

秋田 巌・小川佳世子 編

日本の心理療法 自我篇

A5判上製224頁
定価:本体2800円+税
発売日 16.10.01

ISBN 978-4-7885-1493-5

見本出来ました。
10月3日ごろ書店に並びます。

 私は一九八五年に精神科医となり、ユング研究所への留学を挟んで一九九七年より京都文教大学に赴任することとなった。故・河合隼雄先生のお取り計らいによるものである。

 それまで精神科医としての仕事しかしていなかったので、いろいろと面食らった。

 着任後半年も経過した頃であったろうか、スーパーヴァイザーとしてある中学校に派遣された。そこで、K先生と出会った。適応困難な生徒さんたちの面倒をみておられた。K先生は、とにかく凄い人で、臨床にかける凄まじい気迫、バイタリティーの塊、型破り、そしてユーモア。このユーモアについては付言が必要。芯が強すぎるのだ。確信したことであれば、誰に何と言われようが「自説」を変えることはない。そうするとどうしても世間との折り合いがつきにくくなる。折り合いがつかないまま、それでも学校や社会とどうにかやっていこうとする、そのあたりの軋轢や葛藤から(失礼ながら)独特の個性とおかしみが醸し出され、それが巧まざるユーモアとして表現されることがあるのだ。

 繰り返すが、K先生は

・・・・・・

《もっと読む 日本の心理療法 自我篇 はじめに》

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