書評・紹介 内藤千珠子著『愛国的無関心』
が、「週刊読書人」2015年12月19日付、千田有紀先生、今年の「女性学」のうちの一冊としてご講評いただきました。
・・・・・・物語を読み解くことにによって、帝国主義とジェンダーの関係が解きほぐされていく。とくに、戦後「加害者」としt語られてきた「日本人」を「被害者」として発見する際に、女性は「排除された他者」として不利益を被っているマイノリティであるが故に、「被害者としてのわたしたち」を構築する際に重要な役割をしているという分析は興味深い。「女性」を利用することによって、「わたしたち」は「被害者」として、愛国者になる権利をはく奪されている、という主張が可能になる訳である。ネトウヨたちのこの論理は、荒唐無稽ではあるが、近年のネットの利用を背景とした女性愛国者の出現という現象を読み解く上でも重要である・・・・・・
内藤千珠子 著
四六判上製258頁
定価:本体2700円+税
発売日 15.10.30
ISBN 978-4-7885-1453-9
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