書評 バーガー著『退屈させずに世界を説明する方法』 図書新聞15年10月24日号
ピーター・バーガー 著/森下伸也 訳 退屈させずに世界を説明する方法
の書評が、図書新聞10月24日号に掲載されました。評者は渡邉頼陽氏。
評者の先生、掲載誌ご担当者の方に、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
四六判上製368頁
定価:本体3800円+税
発売日 15.5.15
ISBN 978-4-7885-1432-4
・・・・・・最後に強調したい本書の魅力は、社会学の理論を大らかに構想し、どこでも用いて、様々に考えてみることの喜びを思い出させてくれることである。バーガーは本書のまえがきで、近年の社会学が抱える「二つの病(量的研究における方法論へのフェティシズムとイデオロギー的プロパガンダ)」が、その〈退屈〉という症状を悪化させていると批判している。この、何よりも〈退屈〉を嫌う人物が記した自伝である本書は、〈ありすぎるデータ〉と、〈自明すぎる〉正義を前に窒息されがちな私たちの好奇心を、楽しさで鼓舞するのである。
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